八戸大使ふるさとセミナー(桂小文治氏) @ 八戸市立桔梗野小学校
桂小文治氏 / 落語家・真打
開催日時
令和5年11月15日(水曜日)13時20分~14時05分(45分間)
開催校
八戸市立桔梗野小学校
演題
「落語の世界」
セミナーの様子
まずは落語について学ぼう
校長先生から紹介
校長先生より桂氏の紹介がありました。
校長先生と桂氏はなんと小中高同じ学校だそう!
紹介を受けて登場した桂氏。まずは落語の基本を説明します。
落語とは着物を着た人が高座(こうざ)に座って、
上を向いたり左を向いたりして人物や情景を表す中で笑いをとるもの。
漫才やコント、ものまねとは違いがあることを分かりやすく説明します。
落語について説明
身振り手振りで表現します
声のトーンと息づかいを操って変身!
落語について学んだあとは、表現方法について実演します。
「おーい、たっちゃん、やーい!」
声色と抑揚をつけることで、大きい声を出していないのに遠くに呼び掛けているように聞こえます!
声のトーンと鼻のかけ方を変えて組み合わせ、おじいちゃんおばあちゃん、小さなお子さん、高校生、若い女性やおかまなどを実演します。桂氏の表現に限りはありません!
「1つの言葉でも、やり方によって受け取り方が変わります。」
言葉の表現についても「謝り方」を例に実演します。
誠意を込めて、笑いながら、泣きながら、鼻先を上げて・・・
少しの声色、表情の違いでまったく違う言葉に聞こえます!
次々と繰り出される多彩な表現に、終始、子どもたちからは笑いと感嘆の声が挙がっていました。
さっそく小噺を鑑賞!
落語の解説のあとは、小噺をいくつかご披露いただきました。
言葉のもつ微妙な意味の違いを生かして、面白おかしく組み立てられている小噺を、テンポよく表現豊かに披露します。
最後の「オチ」では会場が一気に笑いに包まれました。
小道具を使った表現
「お話だけでは表現できないことがあります。そんなときは音で表現します。」
小噺を披露した後、小道具と音を使った表現方法について説明。
落語で使用する小道具は主に「扇子」と「手ぬぐい」の2つです。
扇子を大盃や刀、槍や箸に見立て多彩な表現を披露します。
大盃の表現では、いかにも飲んでいるかのように音を出して実演。
あまりのリアル感に子どもたちからは「おーー!」と思わず声が漏れていました。
小道具である扇子と手ぬぐいを紹介
小道具を使った表現を実演
落語を鑑賞しよう!
ここで落語を一席、披露いただきました。
古典落語の演目の一つ「転失気(てんしき)」です。
たくさんの登場人物を巧みに演じながら、話を展開していきます。
子どもたちは本日学んだことと照らし合わせながら、想像を膨らませます。
視線は桂氏にくぎ付け、じっくり落語の世界に入り込んでいるようでした。
最後のオチの展開では、明かされる「転失気(てんしき)」の正体と次々とつながっていくこれまでのお話に、会場のあちらこちらから笑いが込み上がりました。
落語を一席!
多彩な表現が繰り広げられます
最後に・・・
桔梗野小学校でのふるさとセミナーは、落語について学び、一流の表現を直接体感することのできた、笑い溢れる時間となりました。
中でも、楽しみながら熱心に鑑賞している子どもたちの姿が印象的でした。
桂小文治様、ありがとうございました。
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2023年11月22日