八戸大使ふるさとセミナー(豊嶋裕子氏)@八戸市立多賀台小学校
豊嶋 裕子(としま ひろこ)氏 / ピアニスト
開催日時
令和5年10月23日(月曜日)10時45分~12時00分(75分)
開催校
八戸市立多賀台小学校
参加者
3~6年生児童 119名、教職員 10名
演題
勇気・イマジン・愛
セミナーの様子
多賀台小学校ではピアニストの豊嶋さんを招いて、「音楽のつながり」を学ぶ八戸大使ふるさとセミナーが開催されました。
音楽から想像してみよう!
先生の紹介後、早速学習発表会がスタート。
「みんなはスポーツ好きですか?」
サッカー、ラグビー、野球、バレーなど元気な声が挙がり空気が和みます。
スポーツと、来年パリで開催されるオリンピックを関連付けて、1曲目を紹介します。
「1曲目はフランスのドビュッシーさんという方の曲です。」
「どんな感じか、雰囲気を想像しながら聞いてみてください!」
と伝え演奏が始まりました。曲は流れるような美しいメロディですが、とても難しそうです。
演奏後、児童に感じたことを発表してもらいました。
「難しそう」「なめらかな感じ」「急いでるような」「穏やかな気持ちになる」
など、感じることは十人十色。
ドビュッシーの曲を披露
感じたことを発表!
「どんなイメージも正解です。想像力を膨らまして聞いてほしい。」
「今日は、想像力を広げて、音楽も見えない糸でつながっているという話をしていきます。」
感想発表後、今日のテーマが伝えられました。
リズムに乗って楽しい気持ちで!
2曲目は「東京ブギウギ」。
海外で作られたジャズの曲を日本人が真似して作った曲だそう。
タンバリンで参加してくれる児童を募ったところ、沢山の児童が手を挙げてくれました!
「校長先生も!」
豊嶋さんの一言に校長先生が登場した時は、体育館にどっと楽しそうな歓声が挙がりました。
リズムを少し練習してから、早速本番!
愉快なメロディとタンバリンの音色に児童も手拍子を送ります。
手拍子を送る児童
見ている児童も楽しそうです
みんなを笑わせよう!
次に紹介されたのは日本のオリジナリティ溢れるボーカロイドの曲から、「からくりピエロ」です。
「ピエロは自分は悲しいけれど、みんなを笑わせようとしてるんです。」
曲名に関連してピエロについて説明します。
「だから、だれかピエロになって盛り上げてほしい!」
ピンクと青のかつらをもって豊嶋さんが提案すると、児童2人が出てきてくれました。
曲がスタート。ピエロになった児童はとことんみんなを笑わせようと、変顔をしたり、かつらをとってとぼけてみたり。体育館に手拍子と楽しそうな笑い声が響きます。
「いいピエロでした!素晴らしい!ありがとう。」
終始大盛り上がりでした。
アニメの曲をロック風に・・・
続いてロック音楽に関するお話がありました。
「ジャズを生み出した人々は、実はロックも生み出しているんですね。」
「日本のJPOPやアニメはロックにとても影響を受けています。ですから、ロックフィーリングを日本のアニメで表現してみましょう!」
紹介されたのはアニメ「鬼滅の刃」の有名曲「紅蓮華」です。
児童から「あー!」と声が挙がります。
連弾してくれる児童を募ったところ、児童が1人出てきてくれました。弾き方をレクチャーして、早速演奏!
ロック調のリズムが刻まれたかっこいい「紅蓮華」が響きます。
ピアノが得意という児童、連弾後に1曲披露してくれました!
素晴らしい演奏に、大きな拍手が沸き起こります。
児童も手拍子で後押し
児童が1曲即興で披露!
日本の裏側へ!楽器と踊りでリズムに乗ろう♪
続いての音楽は日本の裏側、南アメリカへ。
ブラジルにあるラテン音楽とジャズが混ざって生まれた音楽「サンバ」が説明されました。ここでは日本のサンバ曲「マツケンサンバ」を紹介。
ブラジルのサンバといえば、1年に1回の夜通しパーカッションと踊りで盛り上がる祭典リオのカーニバルがあります。そんな祭典をイメージして、ステージ前にはたくさんの楽器が用意されていました。
「やりたい人はでてきてください!!」
楽器が足りなくなるほど、半分近くの児童が出てきてくれました!
演奏が始まると、思い思いにリズムを打ちます。校長先生はうちわで、先生も踊りで盛り上げます。楽器の音と手拍子が重なって楽しそうな音色でした。
校長先生もうちわで参加!
他の児童も立って手拍子♪
先生も一緒に!
「ここで、校長先生にちょっと歌でも歌っていただきましょう!」
なんと校長先生の歌がリクエストされました。児童からは大歓声です。
ロック音楽のビートルズに影響を受けて作られた曲「少年時代」が披露されました。
低く綺麗な歌声が体育館に響きます。
つづいて、先生のリコーダーと豊嶋さんのピアノによるコラボ演奏!
曲はミュージカル音楽「サウンドオブミュージック」から1曲紹介されました。
優雅なピアノの音色と、リコーダーの高くはっきりとした音色の組み合わせは、ミュージカルを想起させる含みのある演奏でした。
友人からプレゼントされた曲に心を込めて
「ここで弾き語りを披露してもいいですか?」
東京にいる、シンガーソングライターを目指す友人が、若いながらも病気と闘いながら作ってくれた曲「ミルキーウェイ」が紹介されました。
歌詞に注目して聞いてほしいと一言伝えて曲が披露されました。語り掛けるような美しい詩に心を込めて歌います。児童は静かに聴き入っていました。
最後はみんなで合唱!
最後はみんなで「青い空に絵を描こう」を合唱しました。
「エイヤー!」と合いの手を入れる場面では、元気よく腕を上げる児童がちらほら。
明るいエネルギー溢れる1曲でした。
曲が終わると、児童からアンコールの声が挙がります。
先生からの提案で「U&I」を合唱することに!
先生の歌声に先導され、児童も丁寧に歌ってセミナーは終了しました。
先生の美しい歌声で先導
児童もつられて歌います
多賀台小学校での八戸大使ふるさとセミナーは、世界の音楽とそのつながりを学びながら、先生から児童まで一体となって音楽を楽しむことのできたセミナーでした。
豊嶋さん、ご講演ありがとうございました。
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更新日:2023年10月26日