八戸大使ふるさとセミナー(豊嶋裕子氏)@八戸市立中居林小学校

更新日:2023年09月29日

豊嶋 裕子(としま ひろこ)氏 / ピアニスト

開催日時

令和5年9月15日(金曜日)9時10分~10時10分(60分)

開催校

八戸市立中居林小学校

参加者

全校生徒 328名

演題

勇気・イマジン・愛

セミナーの様子

中居林小学校ではピアニストの豊嶋さんを招いて、「音楽のつながり」を学ぶ芸術鑑賞会が開催されました。

1曲目はイギリスのクラシック音楽

八戸大使ふるさとセミナーで挨拶と1曲目の説明をする豊嶋さん

1曲目について紹介する豊嶋さん

先生の紹介後、早速芸術鑑賞会がスタート。1曲目は豊嶋さんによるピアノ演奏で、イギリスの作曲家ホルストさんの組曲 惑星より「木星」が披露されました。

 

「八戸は空がきれいですが、みんな星を見たことあるかな?」

「大人になって都会に行くと空を見ることができなくなるから、今のうちにぜひみてね」

冒頭にこんなお話がありました。

児童たちは星空をイメージしながら、美しいピアノの音色に聴き入っていました。

ホルストさんの組曲「惑星」より「木星」を演奏する豊嶋さん

「木星」を演奏する豊嶋さん

2曲目は大人気のジブリ作品から

ハウルの動く城知ってる人!という質問に元気よく答える児童たち

「ハウルの動く城知ってる人!」という質問に元気よく答える児童たち

「ハウルの動く城、知ってる人!」

体育館が一気に盛り上がります。

大人気のジブリ作品「ハウルの動く城」はイギリスの童話「魔法使いハウルと火の悪魔」に影響を受けて作られたものだそう。

 

「この"お城"って何を表しているかわかるかな?」

児童からは「家」という意見が多く聞こえましたが、正解は「人の揺れ動く心」だそう!

 

そんな「ハウルの動く城」から1曲、「人生のメリーゴーランド」が披露されました。

流れるようなフレーズが多く、繊細さの光る曲で先ほどの「人の心」のお話と重なります。

3曲目はドイツのジャズ音楽から

3つ目のジャズ曲で曲に合わせて手拍子に挑戦!

曲に合わせて手拍子する練習!

「ジャズは、クラシック音楽とアフリカから来た人々の天才的なリズムが混ざり合ってできました!」

1曲目の説明の時、クラシック音楽と紐づけてこんなお話がありましたが、早速、ジャズ曲である「スウィングしなけりゃ意味がない」が3曲目に紹介されました。

豊嶋さんはピアノ演奏、児童たちは曲に合わせて手拍子します。

 

「途中で速くなるからついてきてね!」

その言葉通り、オリジナルの速さかと思ったらちょっと速くなったり。

児童はびっくりした様子ながらも、リズムに合わせて楽しそうに手拍子を送っていました。

4曲目はいよいよ日本へ!

4曲目の「からくりピエロ」でピエロ役に選ばれた児童たち

4曲目でピエロ役に選ばれた児童たち

「いよいよ日本に行きます!」

児童からおー!という声が上がります。

紹介されたのは色々な国の音楽を吸収して作られたボーカロイドの曲、「からくりピエロ」

 

「ピエロは自分は悲しいけれど、みんなを笑わせようとしてるんです。」

曲名に関連してピエロについて説明します。

「だから、だれかピエロになって盛り上げてほしい!」

ピンクと青のかつらをもって豊嶋さんが提案すると、児童2人が出てきてくれました。

 

曲がスタート。ピエロになった児童は悲しい心を表現したり、みんなを笑わせる仕草をしたり。体育館に手拍子と楽しそうな笑い声が響きます。

 

「いいピエロでした!素晴らしい!ありがとう。」

大盛り上がりで曲が終わりました。

青色のピエロに扮して曲に合わせてパフォーマンスする児童

ピエロの悲しい心を表現・・・

青色のピエロに扮して曲に合わせてみんなを笑わせる児童

人を笑わせるピエロに!

日本の裏側へ!タンゴとサンバでリズムに乗ろう♪

サンバの曲で楽器役に立候補するたくさんの児童

「マラカスやりたい人!」に大勢の児童が立候補!

続いての音楽は日本の裏側へ。南アメリカが紹介されました。

まずはアルゼンチンの「タンゴ」について、5曲目「リベルタンゴ」を鑑賞。

ピアノ演奏に合わせて独特のリズム「3つ打ち」を手拍子で表現しました。

 

続けて南アメリカの音楽が紹介されました。

児童もよく聞くブラジルの「サンバ」です。「誰にだってお誕生日」という曲名を聞いてさらに盛り上がります。

 

「サンバといえばマラカス!やりたい人!」

豊嶋さんの声に「はい!」「はい!」と大勢の児童が身を乗り出して立候補します。

他に準備していた楽器のほか、踊りたい人も前に来るように提案したところ、なんと参加人数の3分の1ほどの児童が前に並びました!

 

児童の楽しい気持ちとエネルギーを感じられる元気な歌声でした。

サンバの曲で楽器や踊りをやりたいと前に出てきたたくさんの児童

たくさんの児童が楽器や踊りをやりたいと出てきてくれました!

学校の先生とコラボ演奏「ピアノ×バイオリン」

学校の先生が弾くバイオリンと豊嶋さんのピアノによる演奏

豊嶋さんと中居林小学校の先生によるコラボ演奏

ここで、なんと中居林小学校の先生も演奏に加わってくれました。佐々木先生のバイオリンと豊嶋さんによるピアノのデュオです!

 

となりのトトロでおなじみ「風の通り道」と、バイオリンといえばこの曲「情熱大陸」の2曲が披露されました。

 

ピアノの安定感のある伴奏にバイオリンの透き通った音色が乗っかります。美しい演奏に先ほどまで元気に歌っていた児童も静かに聴き入っていました。

コラボ演奏が終わり、「ブラボー!」の声があちこちから上がります。

演奏後、児童から「ブラボー!!」の声が挙がりました。

最後は歌で!

東京の友人が作った曲を心を込めて歌う豊嶋さん

東京の友人が作ってくれた曲を心を込めて歌う豊嶋さん

7曲目は「ミルキーウェイ」です。

東京にいる友人が、若いながらも病気と闘いながら作ってくれた曲なんだそう。

冒頭で友人について紹介した後、歌詞に注目して聞いてほしいと一言伝えて曲が披露されました。

心を込めて歌う豊嶋さんのパフォーマンスに、児童も真剣な眼差しで応えます。

 

ミルキーウェイの発表後、最後の曲「この星に生まれて」はみんなで大きな声で合唱しました。

 

「悲しいことがあったら、星を見上げてみてくださいね。」

豊嶋さんからの一言で芸術鑑賞会は終了しました。

豊嶋さんにお礼の挨拶をする児童

最後、代表児童から豊嶋さんへお礼の言葉が贈られました。

中居林小学校での八戸大使ふるさとセミナーは、世界の音楽とそのつながりを学びながら、心だけでなく体でその魅力を感じることのできた楽しいセミナーでした。

児童の豊かなリアクションとエネルギッシュな歌や演奏、そしてパフォーマンスが印象的でした。

豊嶋さん、ご講演ありがとうございました。

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