熱中症について

更新日:2024年05月08日

熱中症とは

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いたときに、体温調節がうまくできなくなることで引き起こされる障害の総称です。また、運動中や屋外だけでなく屋内や夜間でも発症し、最悪の場合、死に至る可能性もあります。

そのため、熱中症は日頃からの予防が大切ですので、熱中症についての正しい知識を身につけ、対策を始めましょう!

熱中症を引き起こす要因

熱中症を引き起こす要因は、主に、「環境」「からだ」「行動」の3つに分けられます。 以下の内容に該当する場合は、熱中症を引き起こす危険性が高いため、注意しましょう。

熱中症を引き起こす3つの要因
環境 気温・湿度が高い 、日差しが強い 、風が弱い 、締め切った車内・室内 、急に熱くなった日など
からだ 高齢者、乳幼児、持病がある人、体調の悪い人、肥満の人、暑い場所で作業をしている人、低栄養の人、下痢や感染症などで脱水状態の人など
行動 激しい運動、慣れない運動、長時間の屋外作業、水分補給がしにくい状況など

症状と対処法

熱中症は、適切に対処することで重症化を回避することができます。そのため、以下の症状が現れた際には、状況に応じた行動をとりましょう。

症状と対処法
重症度 症状 対処法
軽症 手足のしびれ、めまい、
立ちくらみ、筋肉痛(こむら返り)など
  • 涼しい場所へ避難
  • 体を冷やす(衣服をゆるめる、首・腋の下・大腿のつけ根を冷やす)
  • 水分・ 塩分の補給
中等症 頭痛、吐き気、倦怠感など
  • 医療機関の受診
    (注意)軽度時の対処法も並行して行う
重症 意識がない、けいれん、まっすぐ歩けない、体温が高いなど
  • 救急搬送
    (注意)救急車到着までの間に涼しい場所へ避難し、体を冷やす

熱中症予防のポイント

1.暑さを避ける

日陰で水分補給をしながら休憩している男性

熱中症対策がとられている家

【行動の工夫】

  • 暑い日は無理な外出を控える
    (注意)熱中症警戒アラートや天気予報等を参考にする
  • 屋外ではなるべく日向を避ける
  • 涼しい場所に避難する
  • 適宜休憩する、無理をしない
  • 携帯型扇風機や保冷材などのグッズを活用する

【住まいの工夫】

  • 換気をして風通しを良くする
  • ブラインドやすだれ等で日光を遮る
  • 冷房や扇風機を利用する
  • 夕方に打ち水をする
  • 外部の熱を断熱する

【衣服の工夫】

  • 通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服にする
  • 炎天下では黒色系の素材を避ける
  • 日傘や帽子を使う
    (注意)帽子は時々はずして、汗の蒸発を促す

2.こまめな水分補給

水分補給をする男性
  • こまめに水分をとる
    (注意)のどが渇く前に水分をとる
    (注意)目安は1日あたり1.2リットル
  • 利尿作用のあるコーヒーや緑茶、アルコールは避ける
  • 大量に汗をかいたときは、スポーツドリンク等で塩分も補給する

3.暑さに備えた体づくり

ウォーキングをしている女性
  • バランスの良い食事をとる
  • しっかりと睡眠をとる
  • 本格的に暑くなる前(5~6月)から適度に運動し、体を暑さに慣らす(暑熱順化)
    →やや暑い環境で、ややきついと感じる強度の運動を毎日30分程度継続することで獲得できる

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この記事に関するお問い合わせ先

こども健康部 健康づくり推進課

〒031-0011 青森県八戸市田向三丁目6番1号 3階
健康推進グループ 電話:0178-38-0710 ファックス:0178-38-0735
成人保健グループ 電話:0178-38-0713 ファックス:0178-38-0735

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