平成30年度 第3回 エコツアーの様子

更新日:2020年03月05日

 平成30年10月18日(木曜日)にエコツアーを実施しました。今回は16名の皆様にご参加いただき、地域の廃棄物処理に貢献している大平洋金属株式会社、八戸セメント株式会社を見学させていただきました。

スケジュール

 7時40分 八戸市東部終末処理場 出発

 8時05分 八戸市庁 出発

 8時25分 大平洋金属株式会社 見学

 10時40分 八戸セメント株式会社 見学

 12時10分 八戸市庁 到着

 12時25分 八戸市東部終末処理場 到着

エコツアーの様子

大平洋金属株式会社

大平洋金属株式会社は世界有数のフェロニッケル製錬工場です。鉄とニッケルの合金であるフェロニッケルは、建築資材や厨房製品に使用されるステンレスの主原料となっています。

事業の概要についてDVDで説明を受けた後、フェロニッケルの製錬を行う電気炉を見学しました。電気炉からの高温の排ガスは、原料の乾燥に利用されています。電気炉の見学後、廃棄物リサイクル事業を見学しました。ごみ焼却灰とホタテ貝殻を電気炉で溶融、還元することで、灰に含まれている重金属類を含む各成分をメタルとスラグに分離し、メタルは金属資源、無害化されたスラグは土木・海洋資材等の資源として再利用されます。

事業の概要についてのDVDを椅子に座って見ているエコツアー参加者の写真

事業の概要について説明

鉄骨やケーブルや鉄パイプで出来ているフェロニッケル製錬電気炉をヘルメットを被って見学しているエコツアー参加者の写真

フェロニッケル製錬電気炉

倉庫のような建物の一般廃棄物置き場で、黄色いヘルメットを被り左手を挙げて説明をしている大平洋金属株式会社社員と話を聞いているエコツアー参加者の写真

一般廃棄物置き場

焼却灰・ホタテ貝殻リサイクル工場施設内を見学しているエコツアー参加者の写真

焼却灰・ホタテ貝殻リサイクル工場

八戸セメント株式会社

八戸セメント株式会社は大正10年に操業し、基礎資材であるセメントを製造しています。セメントはその多くがコンクリートとして使われ、身のまわりの暮らしや安全を支えています。

事業の概要について説明を受けた後、セメント製造設備を見学しました。主原料の石灰石や製品のセメントを長距離地下ベルトコンベアで搬送することで、大量輸送の効率化と地上環境への負荷防止が図られていました。八戸セメントでは様々な産業廃棄物をセメントの原料代替物として利用することで、限りある資源の節約に取り組んでいます。東日本大震災の際には約10万トンの災害廃棄物の受け入れを行い、地域の環境保全に貢献しました。

事業の概要についてのスクリーンを見ながら椅子に座って説明を聞いているエコツアー参加者の写真

事業の概要について説明

巨大な筒状のロータリーキルン設備を見学している、青いヘルメットを着用したエコツアー参加者の写真

ロータリーキルン

八戸セメント施設内の建物の横にある巨大な筒状の煙突のようなNSPタワーの写真

SCS式NSPタワー

八戸セメントの建物からひときわ目立つ背の高い塔を見ているエコツアー参加者の写真

SCS式NSPタワー

 ツアー参加者の皆様、お疲れ様でした。また、本ツアーにご協力くださった大平洋金属株式会社、八戸セメント株式会社の皆様、誠にありがとうございました。

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