平成30年度 第2回 エコツアーの様子

更新日:2020年03月05日

平成30年8月8日(水曜日)にエコツアーを実施しました。今回は19名の皆様にご参加いただき、東北電力株式会社八戸火力発電所・八戸太陽光発電所、八戸バイオマス発電株式会社を見学させていただきました。身近な電気について、また、これからの主力電源になることが期待される再生可能エネルギーについて理解を深めました。

スケジュール

7時35分 八戸市東部終末処理場 出発

8時00分 八戸市庁 出発

8時15分 東北電力株式会社八戸火力発電所 見学

10時15分 東北電力株式会社八戸太陽光発電所 見学

10時30分 八戸バイオマス発電株式会社 見学

12時40分 八戸市庁 到着

13時00分 八戸市東部終末処理場 到着

エコツアーの様子

東北電力株式会社 八戸火力発電所・八戸太陽光発電所

八戸火力発電所は東北電力初の火力発電所であり、今年で60周年を迎えます。現在稼動している5号機は、平成23年の東日本大震災により太平洋側にある火力発電所が甚大な被害を受けたことで、早期に供給力を確保するため建設されました。

事業の概要や発電の仕組みについて説明を受けた後、火力発電設備を見学しました。ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル方式を採用しているため、熱効率が高く、同じ量の燃料でより多くの電気をつくることができます。また、LNGを燃料とすることから、石炭や石油と比較すると二酸化炭素の排出量が少なく、また、ばいじんや硫黄酸化物を排出しない環境にやさしいシステムとなっています。

八戸太陽光発電所は東北電力初のメガソーラー発電所で、平成23年12月に運転を開始しました。事業の概要について説明を受けた後、太陽光発電設備を見学しました。太陽光発電は天候などの自然条件により出力が不規則に変動するので、変動に合わせて火力発電所の出力を調整しています。

スクリーンに映し出された火力発電の仕組みに関する説明とその横に立って話をしている東北電力株式会社社員と説明を聞いているエコツアー参加者の写真

事業の概要について説明

鉄製の外壁や鉄パイプで作られたガスタービン施設とヘルメットを着用して見学しているエコツアー参加者の写真

ガスタービン

屋内に設置された水色の大きな箱状の蒸気タービンとヘルメットを着用して見学しているエコツアー参加者の写真

蒸気タービン

広大な土地に設置されたたくさんの太陽光パネルの写真

太陽光発電設備

八戸バイオマス発電株式会社

八戸バイオマス発電株式会社は住友林業、住友大阪セメント、JR東日本の出資により、平成26年に設立され、平成30年4月に八戸バイオマス発電所の営業運転を開始しました。

事業の概要や発電の仕組みについて説明を受けた後、バイオマス発電設備を見学しました。八戸バイオマス発電所では、木のチップなどの木質バイオマスを燃料としていますが、植物を燃やして二酸化炭素を発生させても、植物はもともと二酸化炭素を吸収して育ったものなので、大気中の二酸化炭素の増減に影響を与えないと考えられています(カーボンニュートラル)。

室内でバイオマス発電事業の概要について説明を受けているエコツアー参加者の写真

事業の概要について説明

山のように積み上げられた丸太を見学している、黄色いヘルメットを着用したエコツアー参加者の写真

燃料となる木材

鉄製の太い筒状の機械に沢山の管がついている循環流動層ボイラ機械と黄色いヘルメットを被ったエコツアー参加者の写真

循環流動層ボイラ

屋内に設置された、筒状のパイプなどが複雑に入り組んでいるタービンの写真

タービン棟

ツアー参加者の皆様、お疲れ様でした。また、本ツアーにご協力くださった東北電力株式会社八戸火力発電所・八戸太陽光発電所、八戸バイオマス発電株式会社の皆様、誠にありがとうございました。

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