平成18年 仕事始めの式(平成18年1月)

• 日時：平成18年1月4日（水曜日）午前10時
• 場所：市庁別館2階会議室C（全館放送）
• 参集範囲：課長級以上の職員

新年あけましておめでとうございます。2006年、平成18年、年頭の仕事始めにあたり、一言挨拶を申し上げます。

まずは、職員の皆さんとともに、穏やかな、新しい年を迎えられましたことを、心からお祝い申し上げます。

私も市長としてはじめて新年を迎えることとなりました。責任の重さをあらためて痛感いたしておりますし、また、八戸市民の幸せのために、公平公正を旨として、全力で仕事をしていくという誓いを新たにしたところであります。

今年の経済情勢でありますけども、必ずしも情勢がはっきりしているわけではありませんが、昨年末の政府の経済見通しにおきましては、2パーセント程度の経済成長が見込まれているということであります。

回復基調が続いていくだろうというようなことでございますけれども、いろいろ、業種間のばらつきもあります。特に我々にとっては、地域間のばらつきが課題でありまして、経済的な面で必ずしもよい状況ではないというところがある、ということが認識として共通しているところではないかと思います。いろんなことをやっていかなければならないと思います。

就任して1ヵ月半になりますけども、みなさんからいろいろ教えてもらい、また議論をして参りました。課題も見えてきましたし、明らかになってきたと思っております。まだまだ、もう少し深く詰めていかなければならない問題も数多くあります。平成18年度の予算編成で、これから本格的に決めていかなければならないことも多いと考えています。

昨年の地方財政対策をみましても、地方交付税が9,900億円減額をされる、臨時地方財政対策債が3,200億円減額ということで非常に厳しい状況は続いているわけです。地方税が増えるという計算になっておりますけども、どの地域で地方税が増えるかというのは難しい問題で、どれだけ見込めるかということになると非常におぼつかない状況であります。厳しい予算編成を組んでいかなければならない、めりはりをつけた政策運営が求められるというわけです。

そういう意味では、これから私も皆さんに対し厳しいことを言わなければならない、厳しい課題をお願いしてその解決に努力をしていただくという場面が出てくると思います。

私は、就任にあたって「明るい職場を作ってほしい」と申し上げたわけでございますけれども、その厳しい課題をお互い課の中でも部の中でも、こなしていく環境づくりとしては明るい職場が必要となってくるということです。逆説的なようですが、そういう環境が整っていなければ、ちょっとしたことでもうまくいかないということになります。難しい問題を解決するためには、お互いの意思の疎通といいますか、そういう部分を含めて、再度あらためて環境づくりというものを進めていただければと思っております。

私もマニフェストの中でいろいろ申し上げたことを一覧表にして見ますと、ハードルが高いことも事実です。この18年から始める話がいかに多いかということを再確認した次第です。

18年度から始めて取り組んでいく、あるいは18年度中にここまでやると決めて行うことがたくさんあるので、皆さんのご協力をよろしくお願いしたいと思っております。

今年1年が、皆さんにとって、そして八戸市にとって、前進できる年になるように、皆さんとともにここでお誓いしたいと思います。

今年1年、元気に皆で働くことを祈念し、私の年頭にあたりましての挨拶とします。ありがとうございました。

八戸市長 小林 眞