平成18年度新採用職員への訓示(平成18年4月)

更新日:2020年01月09日

新採用職員への訓示

  • 日時:平成18年4月3日(月曜日)午前9時30分
  • 場所:市庁別館2階会議室BC
  • 参集範囲:平成18年4月1日付け採用の職員47名

それでは、新採用職員の辞令交付式にあたり、ひとこと挨拶を申し上げます。

まずは、八戸市職員として、皆さんが採用されたことを、心からお慶びを申し上げます。また、我々の仕事の仲間として、これから一緒にやっていくことにつきまして、歓迎を申し上げます。

私からお話を申し上げるのは、先ほどおふたりの代表が宣誓書の中で誓っていただいたことを守っていただきたいということであります。

まず第一に、皆さんは全体の奉仕者であるということです。私から皆さんに交付する辞令には市長の名前が書いてありますけれども、皆さんは決して市長に使われるわけでもなく、上司に使われるわけでもなく、まさに市民の皆さんのために仕事をするんだということを、肝に銘じて欲しいということであります。これはたとえ話で言っているのではなくて、事実制度的にもそのようになっているということを、肝に銘じて欲しいと思います。

では、具体的にどういうことかということですが、窓口とかいろんな場所で市民の皆様と接した時に、市民のためにやさしく接して、市民のことを考えながら仕事をするということももちろんありますけども、一番大事なことは、やはり「公平公正」に仕事をするということであります。

公平公正とはどういうことかというと、それは先ほどの宣誓書の中にありましたように、法律、条例規則等に従って仕事をするということです。現実の仕事の場面では、市民のみなさん自体の中に利害がある場合もあります。そういった場合には、仕事の仕組み、制度の趣旨がどこにあるかということに常に戻っていただきたい。原理原則に則って公平公正な仕事をするということが、「全体の奉仕者」ということの具体的な意味であります。これからいろんな場面で難しいことに立ち会うかもしれませんけども、常にそういうことを念頭にお願いしたいと思います。

それから、八戸市はグループ制という仕組みになっています。3年かけてそういう仕組みにしましたけども、今年度からすべての職場がグループ制ということになりました。グループ制とはどういうことかと言いますと、私も、皆さんと同じように30年ほど前に公務員の仕事を始めましたけども、隣の人が何の仕事をしているのかよく分らないというのが事実でありました。

ちゃんと事務分掌・分担が決まっていて、自分の仕事はこれだと。自分の仕事が終われば帰っていいし、どんなに仕事が残っていても、隣から助けられることがないというのが昔の公務員の職場で、それは責任が明確になるという意味ではよかったわけですけども、組織全体のパフォーマンスというか、効率性という意味では非常に悪い形である。それをグループという形で、ひとつの仕事をグループの中でうまく分け合って課題を処理していくという形に、八戸市は変えました。ぜひそういう仕事の仕方に慣れていただきたいと思います。そういうことを理解しながら、最大の効果をあげるような仕事振りを皆さんに期待いたします。

そしてなんといっても、まだ1年生ですから、先輩の言うことをよく聞いて、早く仕事に慣れていただくということが大事だと思います。それから、いつまでも聞いているのではなくて、自分で「こうしたらいいのではないか」とか、「こうすべきだ」ということがあれば職場の中でどんどん発言していただきたいと思います。

1年目は無理かもしれませんが、2年・3年経ってくると、ずいぶん仕事のやり方がおかしいな、と思うことがあると思います。私もはじめのころずいぶん議論しましたけれども、仕事をどう変えていくかという議論によって自分を高めるということが現実にあります。そういう心構えでこれから臨んでいただきたいと思います。

それでは最後に、皆さんのこれからの長い公務員生活が輝く、希望に満ちたものであることを心から期待して挨拶とします。

八戸市長 小林 眞  

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