平成20年 仕事始めの式(平成20年1月)

• 日時：平成20年1月4日（金曜日）午前10時
• 場所：市庁別館2階会議室C（全館放送）
• 参集範囲：課長級以上の職員

新年明けましておめでとうございます。

今年の年末年始は荒天が予想されていましたので、関係部署の皆さんは緊張を強いられたのではないかと思いますけれども、お蔭様で八戸地方については、大変穏やかな正月を迎えることができました。

皆さんも、家族とゆっくりとしたひと時を過ごされたと思います。希望に満ちた新年を迎えられたことに、心からお祝いを申し上げたいと思います。  

仕事納めの式でも申し上げましたが、昨年平成19年という年は、各部各課に新たな仕事に取り組んでいただいた一年だったと思っています。

そして、それもただ単に「新たな仕事が出来たので、それをスケジュールに従ってこなしていきましょう」というものではなく、非常にチャレンジングだったと言いますか、様々な壁にぶち当たるような、そういう仕事をしてもらったと思っています。

ある意味では、「目算がなくても、ぶつかっていけ」と言ったに等しいこともあったと思います。色々なことに取り組んでもらったことにつきまして、この場を借りて感謝したいと思います。  

年が改まりましたが、我々の仕事は年度で区切られており、平成19年度という面からみると、最後の3ヶ月でしっかりと当初の目的を達成するために、ラストスパートをかけていかなければなりません。

非常に困難なことがあることを承知で、私も「どんどん行け」と言っているので、皆さんも精神的にきついかもしれませんが、市民の幸せのために、どうか頑張っていただきたいと思います。

特に今年は、年明けからなにかと賑やかになると思っておりますので、担当部署においては、遺漏のないようよろしくお願いします。  

また、我々は協働のまちづくりという旗頭を掲げているわけですが、今年は色々な意味で、市内の各地域を元気にする取組みが、まさに本格化する年だと思っています。

就任してからの2年間、各地域を回り、市民の皆さんから様々なお話を伺って参りましたが、本当に八戸を元気にする潜在的な力を持った方々が多いことを実感しております。

そのエネルギーを形あるものにしていくことが市職員の仕事だと考え、地域担当職員という制度を全国に先駆けて設けますが、なんとしてもこれを成功させて、他のモデルとなるよう、今年は頑張って取り組んでいきたいと考えております。

職員の皆さんには、地域担当職員に奮って応募してほしいと思います。  

現在の経済環境は非常に厳しいのですが、そうした中にあっても、我々は何かをしていかなければなりません。

「座して死を待つ」という言葉がありますが、手をこまねいて、ただ眺めているだけでは何事も変わりません。

逆の言葉に「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ」というものがあります。たとえ可能性が本当に限られていたとしても、明日に向かって可能性を信じて進んでいく、そういう精神を今年はお互いに持とうということを約束して、年頭にあたっての挨拶とします。  

今年も一緒に頑張りましょう。

八戸市長 小林 眞