平成21年度始めの式(平成21年4月)

• 日時：平成21年4月1日（水曜日） 午前10時45分
• 場所：市庁別館2階 会議室C

平成21年度の始まりに当たりまして、一言、皆様にご挨拶申し上げます。

まずもって、本年の1月1日に発生した断水事故について、先般、事故対応検証委員会から報告を頂きました。水道企業団で発生した事態ではありますけれども、やはり市行政としても反省すべき点が多々あったという内容であります。この報告を踏まえ、我々も十分検討しながら体制づくりをしていきたいと思います。是非、皆様の協力をお願いしたいと思います。

それから、先般、バス事故が発生しました。誠に遺憾な事故でございます。運転手の身柄が拘束された状態でありますので、原因はまだ調査の段階で分かりませんけども、怪我をされた市民の皆様には心からお見舞い申し上げたいと思います。一日も早いご回復をお祈りしますと共に、対応につきましては万全を尽くして参りたいと思います。

さて、市制施行80周年という大きな節目の年の新年度が今日から始まります。昭和4年5月1日に我が八戸市は誕生して、幾多の先人のご努力によって、今日の八戸というまちができた訳でありまして、我々は今一度、先輩諸氏のかかれた汗に思いを馳せる必要があろうかと思います。80年経った今、これを大きな節目として、八戸の発展を願いながら決意を新たにしなければならないと思っております。市政の課題もさまざま山積しておりますけども、まずもって、組織改編や人事異動があったことによるトラブル等が起こらないように、十分業務の継続性について留意するよう、よろしくお願いしたいということが第一点であります。

それから、私も任期の最後の年度であります。第五次総合計画、前期推進計画を作り、戦略プロジェクトという形でまとめあげて、予算編成の中でも十分活かすような形での政策づくり、事業着手へ向けた取り組みということもやって参りました。皆様には、その点について大変ご協力を頂いたことに感謝申し上げたいと思います。また、従前からの仕事のやり方と違った形での、私からの無理なお願いも多々あったかと思いますけども、皆さんに協力して頂いて、それぞれの部署でいろんな施策が緒についたという実感を持っておりまして、このことについても感謝申し上げたいと思っております。それぞれの分野で計画を作り、事業化し予算をつけ、いろいろなものが昨年度から今年度にかけて立ち上がって参りました。いよいよ目に見える形での動きが出てきたと思います。目標を掲げて予算をつければそれで仕事が終わるわけではなくて、すべての施策は、実際に動き始めてからが重要だと考えております。ややもすると、お金をつけるのが役所や公務員の仕事だと思われがちでありますけれども、それぞれに目的を持って、いろいろな形でやってきたのに、「何だ方向が違うじゃないか」ということにならないように、実際に動き始めてから汗をかいて目的の方向に行くように取り組まれるよう、さらにお願いしたいと思っております。

先程、新採用職員にも「私は、八戸市の皆さんの先輩職員は優秀だと思っている。非常に幅広くアンテナを立てて、いろんな情報を得ているし、今やっていることが最高だと思い慢心して何もしないのではなく、常に改善を求めて、いろんな形で市政を発展させようとみんなが努力している。そのことを、先輩から学んでほしい。」ということを言いました。私は、この3年余り皆さんと仕事をしてきて本当に幸せだったと思っておりますし、そういう意気込みのある職員がたくさんいることが、八戸市の今の力になっていると思っています。いろんなことはありますけども、是非そういった面を忘れずに、今年度も皆さんと共に頑張っていきたいと思います。八戸市民の幸せのために一緒に仕事をしましょう。