平成23年仕事始めの式(平成23年1月)

更新日:2020年01月09日

仕事始めの式 市長あいさつ

  • 日時:平成23年1月4日(火曜日)午前10時
  • 場所:市庁別館2階 会議室C
  • 参集範囲:課長級以上の職員  

明けましておめでとうございます。

職員の皆さんは、年末年始、家族の皆さんと楽しい一時をお過ごしになられたこととお喜び申し上げます。

仕事納めの式でも申し上げましたが、昨年は八戸市として着実に市政を前に進めることができた年でありました。まず何よりも、中期的な八戸市の姿、行政として進めるべき政策について、まとめたということであります。第5次八戸市総合計画の後期推進計画につきまして、市民の皆さまにも協力をいただきながら策定をすることができました。また、新市建設計画の見直し、そして過疎計画とも、しっかりと立派な形で策定をすることができました。これも皆様の協力の賜物と心から感謝を申し上げます。

いろいろな懸案事項にも一応のけりを付けて、新たな年を今迎えることができました。さまざまな場面で辛いこともありましたし、難しい局面もあったわけですが、乗り越えていただいたことに感謝を申し上げたいと思います。

今年は八戸市にとっては、さらに、多くの明るいことが待ち受けている、希望に満ちた年になると思っています。経済の状況、雇用の情勢、あるいは国の政治の行方等、非常に厳しい、あるいは不透明な部分があるわけですが、八戸市としては、市民の幸せ、市民の福祉を第一に考えながら、それぞれの部署で行政を進めていただきたいと思います。

今年は春先からいろいろな行事が目白押しであります。八戸市にとって12回目の開催となる冬季スケート国体。スケート国体としては、全国でも一番開催回数が多いわけでありますが、そのスケート国体が1月26日から始まります。非常に短期間の中で集中して準備を進めておられる皆さんには感謝を申し上げたいと思います。

2月11日には、いよいよ「はっち」がオープンします。今、多くの市民を巻き込んで、認知度が高まり非常に盛り上がってきている状況であると思っています。

3月には、JAMSTEC-海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」が八戸沖で掘削事業を始めます。これはすばらしい研究であります。宇宙研究の最先端は「はやぶさ」ですが、海洋研究の最先端がこの「ちきゅう」であり、とりわけ八戸の子どもたちに、大きな夢を与えてくれるのではないかと思っています。

4月には、八戸公園に「子ども交流館」がオープンしますが、今までにないかたちの施設であり、子どもたちにとって夢のある施設になるのものと思っています。

6月には、ハサップ対応型の荷捌き施設が操業を開始します。長年ハマの皆さんといろいろ協議をしながら、また国の支援もいただいてモデル的に進めてきた事業がいよいよスタートします。

また、これもおそらく6月頃になるかと思いますけれども、昨年1月20日に協定を調印しましたLNG基地が起工式を迎えることになります。

それから、7月10日には、国宝『合掌土偶』を展示する、また全国有数の縄文時代の研究施設でもある埋蔵文化財センター「是川縄文館」がオープンするということで、今年度の前半には、いろいろなことが目白押しであります。

それぞれ担当の皆さんには本当に頑張っていただいておりますが、市民の皆さまにも出来るだけ多く参画、参加いただきながら、こういった行事一つ一つを盛り上げていければと思っております。また、担当部署でない皆さんも一市民としてこうした行事に積極的に関わっていただけば有難いと思います。

昨年末のことでしたが、ある方から市職員の意識改革について質問をいただきました。昨年はいろいろなことがあって、我々が反省しなければならないこと、御批判を受けてやはり直さなければならないこともありました。このことについては、新年に当たって心を入れ替えて改めて取り組んでいかなければならないと思っております。ただ、私は日々の皆さんの仕事ぶりを見ていて、意識改革というのはステレオタイプな御意見だなと思っております。それぞれの仕事においても、法令等いろいろ難しい問題もありますし、日々いろんな形で状況も変わっていく、それにどうやって対処していくか。本も読むなどして勉強するほか、現場でいろいろな方と対応しながら進めていくこと、その一つ一つが市政全体を大きく進めていると思いますので、それはちょっと違いますと反発もさせていただきました。皆さんといろいろな形で仕事をやっていく中で、いろんなアイディアをいただいたり、素晴らしい考え方があって、教えてもらうということが日々私の仕事での現実であって、そういうことを少し説明をさせていただいて、そうでもありませんよという言い方もさせていただいたところであります。いろいろなところから新たな情報を集めて、皆さんの今までの培った経験も生かしながら、全ては八戸市民のため、八戸市の発展のために、萎縮することなく仕事を進めていただきたいと思っております。リスクということもその時申し上げました。新しいことをしたり、新たな可能性を追求すると、必ずしも全てがうまくいくわけではありませんと。そういった時に、誰が将来について責任を持ってやっていくのかということでは、やはり市長をはじめ、幹部の責任だろうと。その時にゴーサインを出すことの判断と言いますか、そういうことが重要なんですということもお話をさせていただきました。

我々の仕事、市民の安心安全のために、日々通常の業務を、大量に業務をこなすということもありますし、新たな分野に踏み出す時もあります。いろんな場面でいろんな判断が求められるわけでもありますが、今日、私の目の前におられる幹部の皆さまには、その辺のことも十分念頭に置きながら、市民の幸せのために今年1年頑張っていただきたいと思います。皆さんとともに、八戸市のため、八戸市民のために、今年全力で頑張りましょうとお声掛けさせていただいて、年頭に当たっての私からの挨拶とさせていただきます。

ありがとうございました。

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