平成26年度始めの式(平成26年4月)

• 日時：平成26年4月1日（火曜日） 午前11時15分
• 場所：市庁別館2階 会議室C

それでは、平成26年度年度始めの式に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。

まず、ここに集まっておられます市の幹部の皆さん、昇任された皆さん、そしてまた異動された皆さんも含めまして、新年度迎えて新たな気持ちでスタートを切ろうという身の引き締まる思いでおられると思います。 私も全く同じであります。

いろんな意味で平成26年度は、八戸の将来にとって重要な年度であろうと思っております。予算面も含めまして、昨年の市長選挙において市民の皆様にお約束をした政策公約を具現化する、そういった新たな事業も今後進めていかなければならないと思っています。

先ほど、新採用職員の皆様にも申し上げましたが、歴史的にみても、少し節目の年でもあるかなと思っています。この北日本の、太平洋側のこの地に350年前に八戸藩ができた。地域の礎ができたということもいえる、そういうことも1つの節目だと思いますし、今、八戸市が北東北の中でも随一の産業都市となっているのも、まさに50年前の新産業都市の指定があったからだというふうに考えますと、350年、50年というこの節目が非常に重要な意味を持ってくるのかなと思っています。

そういう年度の仕事がこれから始まるということで、私も思いを新たにしながら取り組んでいきたいと思っています。3月議会の提案理由の中で、『タスキを繋ぐ』ということを私は議員の皆様に申し上げました。先人が本当に大きな努力、額に汗をして地域の発展のために頑張ってきた、それが今の八戸を形づくっているわけでありまして、我々は何か新しいことを思いつきで進めていくということではなくて、しっかりそういった先人たちの思いを引き継いで、次の新たな世代につないでいく、そういう役割を担っているんだということを申し上げたところでありまして、皆様もそういう思いで、これから仕事に邁進していただきたいと思っています。

1つ大きな課題は、やはり中核市に向けた取り組みであろうと思っております。専任の部署も新たに設けました。政策公約で約束した期間というのは、そんなに長くはありません。非常に短期間で進めていかなければならない。そういった中で、皆さんに思っていただきたいのは、できるだけ市民の身近な事業については県から譲り受けて、より市民サービスが充実する形で新たな市民サービスを展開していくんだ、そういう思いで、これから中核市に向けた検討を進めていっていただきたいと思っています。なかなか仕事が増えるというのは、実は嫌なことでありますけれども、それを我々がやれば市民が喜ぶ、あるいは、福祉の向上につながるというものについては、頑張って引き受けて、いろんな智恵を出して、アイディアを出して頑張っていただきたいと思っております。

1つ、最近は職員の職務面での残念な事柄も発生していると思っています。その点についても、もう一度原点に返って、我々は全体の奉仕者である、公務員としてのそういう原点に返って、仕事、そして生活の面にも気をつけていただきたいということがあります。1つの事柄が全てを台無しにする、信頼を失うということは、世間の事象で見られることでありますので、そういったことのないように、その点について気をつけていただきたいと思っています。

私は、八戸市はすごく可能性のあるまちだと思っています。あらゆる面で、そういうまちだと思っています。今朝の新聞でもご覧いただいたように、文化庁長官の表彰をいただくことになりました。文化芸術創造都市部門ということです。実は最近、ある会合で「市長さん、もう少し文化のことをちょっとでも考えてください」と言われまして、非常に残念な気持ちになったことがありますけれども、それはそれとして、そういう面での八戸の新たな発展の可能性というのがあるんだと思っています。文化芸術だけではなくて、福祉の面でも、先般、国の局長さんが来られて、先進的なまちだと褒めていただきました。

また、水道の事業の面でも、世界と言いますか、日本の中でもモデル的な地域だという評価もいただいています。

あらゆる分野で先頭になる、全国の中でも抜きん出たまちになるということを目指していきたい。

それがまた、平成26年度スタートに当たっての私の新たな思いであります。その思いを皆さんに共有していただいて、今年度も一緒に頑張れればと思います。

私からは、以上であります。