平成26年度 新採用職員への訓示(平成26年4月)

更新日:2020年01月09日

  • 日時:平成26年4月1日(火曜日)午前10時15分
  • 場所:市庁別館2階 会議室C

平成26年度の新採用職員の皆さんに一言申し上げます。

まずもって、難関を突破しての八戸市職員としての採用、誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。

今、皆さんは大変将来に対して希望に満ちた気持ちで座っておられると思います。いささかの不安は当然あるかもしれませんけれども、皆さんのこれからの前途、本当に私はすばらしいものがあろうかと思っています。

八戸市のことを少し振り返りますと、昭和4年に市となったまちであります。藩政時代、八戸藩ができてちょうど今年で350年という節目の年になりますし、その市になってから85年が経った、そして八戸市が大きく発展する契機となった新産業都市の指定から50年という、そういう節目の年でもあります。そういう節目の年に皆さんが八戸市に奉職されることになりました。まずは、少し時間に余裕があったら、八戸市の歴史のことを振り返ってもらいたいなと思います。皆さんのお父さんやお母さん、おじいさん、おばあさん、そういった先人がすばらしいまちをここまで作っていただきました。昭和4年は5万人のまちでした。今、24万人。北東北でも随一の産業都市でありますし、農業生産も非常に盛んで県内では4番目、水産の水揚げ高は全国で7番というような、いろんな意味で特色のあるまちでありますし、今朝の新聞をご覧になったかもしれませんけれども、文化庁長官表彰というような文化面でも、八戸のことが非常に高く評価されています。非常に多様性に富んだすばらしいまちが八戸だと思っています。そういうまちで行政の職員として働ける、そういう幸せをまずはしっかり身にしみていただきたいなと思います。

それから、先ほどお二方から宣誓書を読み上げていただきました。あれは、誓ったから今ここで後から責任が出てくるという類のものではありません。もちろん、地方公務員法には宣誓について規定はありますけれども、そもそも先ほど皆さんを代表して読み上げていただいて、読み上げていただいた1つ1つが実はそのまま法律によって皆さんに課せられている責任でもあります。一般の社会人と違って、全体の奉仕者である皆さんは、大変重い、いろんな意味での制約と言いますか、生活をしていく上で、あるいは仕事をしていく上での制約があります。それをしっかり守っているからこそ、行政が信用される、市の仕事が信用される、我々がやっていることが公平であるということが担保されます。これは、先ほどと繰り返しますけれども、仕事の上だけではなくて、私生活の面でも同じであります。しっかりそういうことについて、自分で自覚をしながら仕事に臨んでいただきたいと思います。

これから、皆さんがそれぞれ携わる仕事、幅広い分野に分かれると思いますけれども、いずれ年を重ねていくに従って、いろんな分野でさまざまなことを経験することになると思います。全てが八戸の発展のため、市民の幸せ、福祉の実現にしっかりつながる仕事です。仕事に、重要な仕事であるとか、つまらない仕事というのは全くありません。全てが市の前進につながる仕事だと、そういう思いで、これからの公務員生活をスタートさせていただきたいと思います。

今一番、八戸市が向っているのは中核市になるということであります。政令市が20あって、中核市が42あって、今法律が国会に出されて中核市の要件が引き下げられて八戸市も対象になります。そのために、これは各部が連携をしながら、中核市になるということは、県が行っている仕事を市でやるという部分がかなり出てくるということでありますので、大きく八戸市の行政体制が変わろうという、そういう現場の最中に、皆さんが八戸市職員として奉職されたことになります。

何がなんだかわからないということが起きてくると思います。上司も分からないことがあると思いますけれども、冷静にしっかり反応して、これまで学んできたことをしっかり生かして、そして上司の方からもしっかり指導を受けて、立派な公務員として成長される、そのことを心から期待いたします。皆さんの公務員人生が、すばらしいものになることに心からお祈りをして、採用に当たっての私からの激励の言葉にさせていただきます。

頑張ってください。

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