新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う対応について(受診・療養期間等)
令和5年5月8日から、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザ等と同様の分類である5類感染症に変更されました。
5月8日以降、感染防止対策は個人や事業者の判断による自主的な取組が基本となるとともに、医療提供体制は、限られた医療機関による特別な対応から、幅広い医療機関による通常の対応に段階的に移行していくこととされました。
令和6年4月からは、新型コロナウイルス感染症はその他5類感染症と同様の対応へと完全移行し、外来診療も広く一般の医療機関による対応となります。
主な変更点は以下をご覧ください。
主な変更点
項目 | 5類移行前 (~令和5年5月7日) |
5類移行後 (令和5年5月8日~) |
5類移行後 (令和6年4月1日~) |
相談体制 | 八戸市新型コロナウイルス感染症コールセンター
青森県新型コロナウイルス感染症コールセンター
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八戸市新型コロナウイルス感染症コールセンター(令和6年3月31日終了)
青森県新型コロナウイルス感染症総合電話相談
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八戸市保健所保健予防課感染症対策グループ
青森県新型コロナウイルス感染症総合電話相談(令和6年7月31日まで開設)
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医療機関の受診 | 県が指定する診療・検査医療機関 | かかりつけ医、県が指定する外来対応医療機関(令和6年3月31日指定・公表終了) | 一般の医療機関 |
外来医療費・入院医療費 | 初診料など一部を除き、検査費や陽性診断後のコロナ治療分について原則自己負担なし | 保険診療(自己負担あり)
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保険診療(自己負担あり) |
検査体制 |
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対応終了(必要に応じて薬局等で検査キットを購入ください) | |
感染者の把握 | 全数把握(全ての医療機関が感染者をその都度、保健所へ報告) | 定点把握(事前に指定した医療機関が感染者を定期的に保健所に報告) | |
外出制限・就業制限 |
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療養証明書 | 発生届の対象者に発行(令和6年3月29日発行受付終了) | なし | |
保健所の陽性者への連絡 | 発生届の対象者へ連絡 | なし | |
療養支援 | 宿泊療養の提供、食品セットの配送、パルスオキシメーターの貸与 | なし |
(注意)1 5類移行後の特例措置として、一部公費支援があります。
- コロナ治療薬:全額公費負担(令和5年9月終了)、一部公費負担による自己負担額の軽減(令和6年3月終了)
- 入院医療費:高額療養費の対象となる自己負担額の減額(令和6年3月終了)
- 令和5年10月以降の公費支援等について(厚生労働省ホームページ)
- 令和6年4月以降の対応について(厚生労働省ホームページ)
(注意)2 職場・学校等の復帰の時期ついては、所属先である職場・学校等にご相談ください。
5類移行後 Q&A
(1)感染対策について
5類移行後の日常における基本的感染対策については、一律の対応を求めるのではなく、個人・事業主の判断に委ねることが基本となります。国の示す以下の考え方を参考にしてください。
【リーフレット】新型コロナウイルス感染症対策(厚生労働省) (PDFファイル: 474.9KB)
5類移行後もウイルスそのものの感染性や病原性が変わるわけではありません。
高齢者や基礎疾患のある方が感染すれば重症化するリスクが高まります。
高齢の方と会う場合や大人数で集まる場合は、感染予防を心がけ体調を整えるようにしましょう。
[感染対策のポイント]
- 手洗い、手指消毒をしっかり行うこと
- 医療機関や高齢者施設、換気が不十分な場所などでの効果的なマスクの着用
- こまめな換気(特に会食や多くの人が集まる場所など)
また、今後も定期的に感染が拡大する可能性があります。
新型コロナワクチンの接種、新型コロナ抗原定性検査キットや解熱鎮痛薬の事前準備など、日常的に感染の備えをお願いします。
新型コロナウイルス抗原検査キットの取扱薬局・店舗マップ・リスト(厚生労働省ホームページ)
(2)喉の痛みや発熱などの症状があり受診したい
かかりつけ医など身近な医療機関を受診してください。
なお、医療機関では感染拡大防止のために、発熱者の診療時間や受付・診療場所を分けて対応している場合があります。事前に電話等で情報を確認してから受診してください。
また、受診時はマスクの着用をお願いします。
(注意)受診先になやむ場合は、医療機関情報検索サイト「びょういんチャンネル(市内版)」・「医療情報ネット(全国版)」や「医療機関のHP」を確認し、医療機関へ相談の上受診ください。
・医療機関の中には発熱外来の対応内容を掲載している場合もありますので、掲載がある場合には内容をご確認いただき、医療機関へご相談ください。
(注意)県が指定している外来対応医療機関の公表は令和6年3月31日で終了しました。
(3)子どもが夜間に発熱し受診の必要性について相談したい
「青森県子ども医療でんわ相談(#8000)」では、休日・夜間に子ども(おおむね15歳未満の子ども)に医師の診察をすぐに受けさせたらよいのか、それとも自宅で様子をみても大丈夫なのか、受診の目安や家庭での看護の仕方などについて、小児科医師の支援を受けながら看護師がアドバイスしています。
相談受付時間帯等詳細は以下のリンクをご覧ください。
(4)検査キットで自己検査をしたい
検査キットは薬局・薬店やインターネットで販売されています。購入される際は、国が承認したことを示す「体外診断用医薬品」又は「第1類医薬品」と表示されていることをご確認ください。
(注意)検査キットで検出するウイルス抗原は、感染初期にはまだ少ないので検出できないことがあります。症状が出た直後ではなく、半日から1日程度待ってから検査を行うことをお勧めします。また、検査して陰性となっても症状が続く場合は、再度の検査をお勧めします。
(5)陽性と診断された、自己検査で陽性となった際の過ごし方は
5月8日以降、保健所からの外出自粛要請は無くなりますが、特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことから、発症後5日を経過し、かつ、症状軽快から24時間経過するまでの間は外出を控えるよう推奨されています。通院や、療養中に食料品が必要となり買い出しなどでやむを得ず外出する際は、人混みを避け、マスクの着用をお願いします。公共交通機関・タクシー等を利用される場合は、混雑を避け、マスクの着用等感染対策を行ったうえで利用するようにしてください。
また、発症後10日間を経過するまではウイルス排出の可能性があることから、マスクの着用や高齢者等の重症化リスクの高い方との接触は控えるなどのご配慮をお願いします。
【リーフレット】療養に関するQ&A(厚生労働省) (PDFファイル: 437.5KB)
(6)家族が新型コロナウイルス感染症にかかったら
ご家族、同居されている方が新型コロナウイルス感染症にかかったら、可能であれば部屋を分け、感染されたご家族のお世話はできるだけ限られた方で行うことなどに注意してください。
その上で、外出する場合は、新型コロナにかかった方の発症日を0日として、特に5日間はご自身の体調に注意してください。7日目までは発症する可能性があります。こうした間は、手洗い等の手指衛生や換気等の基本的感染対策のほか、不織布マスクの着用や高齢者等ハイリスク者と接触を控える等の配慮をしましょう。
【リーフレット】家族が感染したときのポイント(厚生労働省) (PDFファイル: 423.2KB)
【リーフレット】お子様が感染したときのポイント(厚生労働省) (PDFファイル: 494.9KB)
(7)濃厚接触者について
濃厚接触者の特定及び行動制限は、原則としてなくなります。
ご家庭内で陽性者が出た場合の出勤・登校などについては、所属先である職場・学校等にご相談ください。
(8)ワクチン接種について
新型コロナワクチンの接種について(令和6年3月までの無料接種関係)
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
こども健康部 保健予防課 感染症対策グループ
〒031-0011 青森県八戸市田向三丁目6番1号 3階
電話:0178-38-0716 ファックス:0178-38-0736
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更新日:2024年04月04日