伝染性紅斑(リンゴ病)「警報」が解除されました
伝染性紅斑(リンゴ病)「警報」が解除されました
令和6年12月5日に八戸市保健所及び三戸地方保健所管内で伝染性紅斑(リンゴ病)の「警報」が発令されておりましたが、令和7年1月10日に解除されましたのでお知らせいたします。
警報は解除されましたが、引き続き、感染予防を心がけましょう。
なお、県内の感染状況は青森県庁ホームページで公表しています。
伝染性紅斑(リンゴ病)とは
伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19の感染により、両頬と手足の紅斑(赤い発疹)などの症状を来す、小児に多い病気です。
両頬がリンゴのように赤くなることから、リンゴ病とも呼ばれます。
患者は5~9歳で最も多く、次いで0~4歳が多いとされています。子どもの場合は一般的には順調に回復しますが、大人がかかるとさまざまな症状が現れることがあります。特に、過去に感染したことのない妊婦は注意が必要です。
感染経路
患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染や、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染があります。
症状
- 両頬に赤い発疹が現れ、数日後に手足や身体に網目状、レース状の紅斑が広がります
- 頬に発疹が出る7~10日程前に微熱や風邪のような症状が現れることがあります
潜伏期は10~20日とされています。
発疹のピークは3~4日目で、1週間程度で次第に消えていきます。
成人では、頭痛・関節痛が見られることもあります。
妊娠中(特に初期)に初めて感染すると、まれに胎児の異常や流産が起こることがあります。
一度感染すると終生免疫がつくため、二度目は感染しても症状が出ることはまれです。
治療
特別な治療方法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。
感染予防対策
- アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんで十分に手を洗いましょう
- 咳やくしゃみをする時は口と鼻をハンカチ等でおおう、場面に応じてマスクを着用する等の咳エチケットを心がけましょう
- 幼稚園・保育園や学校など周りで感染が拡がっている場合、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある女性は、風邪症状のある人との接触をできる限り避けましょう
(注意)頬が赤くなる1週間程前に風邪症状が見られることがあり、その頃が最も感染力が強くなります。頬が赤くなる、手足に発疹が見られる頃には、ほぼ感染力はなくなっています。
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この記事に関するお問い合わせ先
こども健康部 保健予防課 感染症対策グループ
〒031-0011 青森県八戸市田向三丁目6番1号 3階
電話:0178-38-0716 ファックス:0178-38-0736
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更新日:2025年01月10日