自動体外式除細動器(AED)とは?

更新日:2020年01月07日

自動体外式除細動器(AED)とは、心臓発作の一種である心室細動(心臓の筋肉が小刻みに震え、全身に血液を送り出せない状態)を起こした人に対し、電気ショックを与え、心臓の働きを正常に戻す医療機器です。

平成16年7月より非医療従事者でもAEDを使用することができるようになりました。

また、日本語の音声ガイダンスが流れ、ガイダンスに従い操作するだけなので、使用法も簡単です。

国内ではAEDを使用し、一命をとりとめ、社会復帰している例も多くあり、八戸市内においても施設に設置してあるAEDを使用し、助かった例があります。

厚生労働省の統計によると、突然の心肺停止により病院外で亡くなっている方は、全国で約2~3万人と推定され、その数は交通事故死の約2倍にもなっております。

現在、日本では119番通報してから救急車が到着するまで全国平均で8.3分、八戸市では7.9分かかります。 しかし、心臓が停止してから1分毎に7~10%救命率が低下します。(下表参照)

時間経過と救命率のグラフ

心臓が停止し、血流がとまると、脳が障害を受け、約10秒で意識がなくなります。何もせず3~4分が経過すると、血流が再開しても麻痺が残ったり植物状態になる恐れがあります。

10分経過すると救命はまず望めません。

早急に救命措置を行い、除細動を行うことが大切です。

心臓が停止してから救急車が到着するまでの救急措置が命を大きく左右します!

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