こころのバリアフリーをすすめましょう

更新日:2024年01月16日

福祉のまちづくりを進めるためには、建築物や道路など施設整備を進めるだけでは十分ではありません。整備したバリアフリー施設を効果的に利用するため、情報提供などの対応を進めるとともに、高齢者や障がいのある人への理解、配慮、思いやりなどいわゆる「こころのバリアフリー」を進めることも大切です。

障がい者用駐車スペースについて

障碍者専用駐車スペースの写真

 公共施設やショッピングセンターの駐車場に設けてある「障がい者用駐車スペース」は、車イス利用等の方が乗車する自動車について優先的に駐車できる場所です。

 しかし、これらのスペースに障がい者でないのに、「少しの間だけだから」「近くてスペースが広いし便利だから」と駐車する人が見受けられます。

 このスペースが建物に近くて広いのは、車イスや足の不自由な方が利用しやすいように配慮しているためで、そうではない人のために便利にしているわけではありません。

軽い気持ちでとめないで

 「法律で決められたことでもないんだし、とめるのは私の勝手でしょ」と言う人もいます。

 しかし、これは間違いです。

 私たちの社会は法律で全て成り立っているわけではありません。常識や習慣、相手の立場に立った、思いやりのある行動などがあって社会を形作っているのです。

 例えば、自分自身が、あるいは家族が障がい者になったときのことを考えてみてください。とめようと思ったスペースに障がい者でない人の車がとまっていたら…。おそらく、いい気分はしないでしょう。

お互いが支えあう社会へ

 「ノーマライゼーション」という言葉があります。障がいのある人もない人も、等しく暮らしやすい社会にしようというものです。

 建物などの段差を無くすのも大切ですが、「心のバリアフリー」も大切です。お互いが思いやり、支えあう社会を目指しましょう。

点字ブロックは視覚障がい者の命綱です

目の不自由な人は、点字ブロックを頼りに歩行していますので、自転車を止めたり荷物を置いたりしないようにしましょう。

多目的トイレしか使用できない人がいます

一般のトイレを利用できる人が多目的トイレを利用することは控えて、車いすの方などが、気持ちよくトイレを利用できるようご協力ください。

実際に体験してバリアフリーについて考えてみませんか?

ゴーグルを装着して車いすに乗り押してもらう擬似体験をしているジャージ姿の学生の写真

市では、ゴーグルなどを装着しての高齢者擬似体験や車いす操作体験など、バリアフリーに関する意識を高める体験型の講習会を実施しています。

出張講習会も開催できますので、ご相談ください。

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