八戸南部氏庭園

更新日:2025年04月23日

八戸南部氏庭園の概要 庭園のはじまり 八戸南部氏庭園の歴史は、江戸時代の天保年間にまで遡ります。それは、遠く薩摩藩との不思議なご縁の物語です。薩摩藩第8代藩主島津重豪公は子沢山で有名なお殿様でした。この方は、かの篤姫の曽祖父に当たられる方です。その重豪公の息子信順(のぶゆき)公が、八戸南部家の婿養子となることとなり、八戸藩第9代藩主として迎えられました。天保13年(1842年)のことでした。当初この場所は、物見場(かり場)であり、そこに殿様が休憩する場所(田屋)を設けたことから庭園の歴史が始まりました。造園を手がけたのは信順公の出身地である薩摩藩お抱えの庭師であったとも伝えられています。 庭園の様式 日本庭園の様式には様々な種類がありますが、八戸南部氏庭園は「蓬莱山形式・回遊式の枯山水」です。 蓬莱山形式 中国の神仙思想の中で、不老不死の仙人達が住む理想郷とされる伝説の山「蓬莱山」に見立てた島が水の中に浮かぶ景色のことです。 回遊式 その名のとおり庭園の中心となる池などの周囲を回遊するかたちで鑑賞する形式となっています。 枯山水 水を一切使わずに海や川などを表現する方法で、八戸南部氏庭園では馬淵川寄りの一段低くなった部分を川・海と見立てています。庭園の背景に流れる馬淵川を借景として、石組が川面に浮かんでいるかのように意図された配置となっています。 庭園の灯籠 日本庭園では、灯籠にも様々な様式があります。ここでは八戸南部氏庭園にある灯籠をご紹介します。ぜひ探してみてください! 丸雪見型 丸みをおびた形。水面を照らす為に傘が広い。三本足が一般的。池のほとりなどによく配される。 苫屋型 菅や萱で作られた「苫」で屋根を葺いた小屋「苫屋」。基礎の上に苫屋が載った形。 蘭渓型 先端に火袋と円形の笠が載った一本足の形状が特徴。
園内マップ

春・秋の開園について

八戸市南部氏庭園は例年、ツツジが咲く春(5月中旬~下旬頃)と紅葉の秋(10月下旬~11月上旬頃)の年2回、無料で一般公開を行っています。
令和7年度の開園日程については、以下のとおりです。

【春の開園】令和7年5月15日(木曜日)から5月22日(木曜日)まで(8日間)

【秋の開園】令和7年11月4日(火曜日)から11月11日(火曜日)まで(8日間)

(注意)開園期間について、令和6年度春の開園までは4日間でしたが、庭園をより多くの方々に鑑賞していただけるように、令和6年度秋の開園から8日間に延長しております。令和7年度についても引き続き8日間開園いたします。

YouTubeの各チャンネルに八戸南部氏庭園を紹介する動画が掲載されておりますので、以下のリンクからどうぞご覧ください。

(注意)管理の都合上、開園期間以外は八戸南部氏庭園の一般公開を行っておりませんのでご了承ください。

春の開園

ツツジや灯籠の様子

ツツジや灯籠の様子

ツツジが咲いている園路の様子

ツツジが咲いている園路の様子

満開のツツジの様子

満開のツツジの様子

令和7年度春の開園チラシ

令和7年度八戸南部氏庭園春の開園チラシ

秋の開園

ツツジやドウダンツツジの様子

ツツジやドウダンツツジの様子

ボランティアガイドの様子1

ボランティアガイドの様子1

ボランティアガイドの様子2

ボランティアガイドの様子2

交通案内について

所在地

八戸市売市四丁目23-3ほか

八戸南部氏庭園までの案内図

バスをご利用の場合

  1. 八戸市中心街バスターミナル「六日町」のりばから、市営バス「多賀台団地」行き、または南部バス「五戸」行き、または八食200円以下バスに乗車
  2. 「緑ヶ丘」で降車し、大橋方面へ進み、熊野堂交差点を渡る

JR八戸線をご利用の場合

  1. JR八戸線「長苗代駅」で降車
  2. 「長苗代」バス停で乗車、「緑ヶ丘」バス停で降車
  3. 大橋方面へ進み、熊野堂交差点を渡る

自家用車をご利用の場合

国道45号(青森・十和田方面)からの場合

  1. 国道45号の北バイパスを南下
  2. 下長交差点を右折
  3. 馬淵川を越え、「南部氏庭園」の看板左折

八戸自動車道をご利用の場合

  1. 八戸インター(三沢・十和田・フェリー埠頭方面)
  2. 県道29号
  3. 松園町交差点右折
  4. 国道104号
  5. 博物館入口交差点左折
  6. 熊野堂交差点直進

(注意)駐車場に限りがありますので、来園にはなるべく公共交通機関をご利用ください。

(注意)開園期間中は案内看板を設置しています。

この記事に関するお問い合わせ先

観光文化スポーツ部 文化創造推進課 文化創造グループ

〒031-0031 青森県八戸市大字番町10-4 八戸市美術館内
電話:0178-43-9156 ファックス:0178-38-0107

文化創造推進課へのお問い合わせフォーム

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