SPECIAL INTERVIEW

火災を未然に防ぎ、
多くの人の守る。

消防士の画像

05

予防課 設備指導班 浜谷 健介

予防という仕事

 平成21年に消防職員として採用になり、現在は、火災を未然に防ぐ予防業務を担当しています。予防課の業務は、建物や消防用設備等の設置審査、査察指導、危険物の許認可事務や火災調査等がありますが、私は、主に建物や消防用設備等の審査を担当しています。日々の業務を通じて、建物を利用する人々が安心して利用できるよう、法律に則った指導を行っています。また、既に使用している建物で、消防用設備等の改修が必要となった場合は、常に、相手の立場に立って丁寧な指導を心掛けています。しかし、指導を続けていても、なかなか理解が得られず、改修の意向がみられない時は、警告や命令など厳しい対処をすることもありますが、すべては、建物を利用する人たちの命を守るためなのです。
 予防の業務は、専門性が高く、多くの方が思い描くような消防の仕事ではないかもしれませんが、命を守るという目的は、現場活動隊と同じ。信念を持って業務に取り組んでいます。

消防士の画像

やりがいと誇り

 建物は、設計の段階で防火上問題ないかを審査し、審査が終わると建物の工事が始まります。建物が完成し、消防用設備等の設置が完了すると、消防職員が検査を行い、問題ないと判断されると、ようやく建物を使用することができます。自分が審査した建物が無事にオープンし、一般の方がその建物を使用しているところを目の当たりにすると、改めてこの仕事に携われたことにやりがいと誇りを感じます。

消防士の画像
消防士の画像

安心・安全な街を目指して

 消防の仕事には、消火や救助、救急等様々な仕事があります。それらは、災害等が発生してから行うことがほとんどですが、予防業務は、火災を未然に防ぐことが仕事になります。消防の目的は、「火災を予防し、警戒し、及び鎮圧し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護すること」と法律で定められている通り、火災等の災害を予防し、発生させないことで、国民の命を守ることが最大の目的であり、その最たるものが予防業務であると、私は思っています。火災を未然に防ぎ、多くの人の命を守るため、予防業務を通じて安心・安全な街を目指していきます。

消防士の画像
消防士の画像 消防士の画像
消防士の画像 消防士の画像

八戸地域広域市町村圏事務組合消防本部

(c)2023 Hachinohe Fire Department All Right Reserved.