水産Q&A

更新日:2024年07月09日

質問.八戸漁港で一番多く水揚げされる魚は何ですか?

回答.昭和40年代から55年まではサバ、昭和56年から平成に入るまではイワシが一番多く水揚げされ、それだけで年間40万トン以上揚げられたこともありました。 平成5年以降はサバ、イワシが急激に減少したため、イカが一番多く水揚げされる魚種となり、現在に至るまで長年イカの水揚げ高日本一を誇っています。

しかし近年は、イカの不漁や海外での操業機会が減少したことなどにより水揚げ数量が減少し、平成25年から平成29年まではサバ、平成30年と令和元年にはイワシ、令和2年にはサバ、そして令和3年以降は再びイワシが八戸漁港で一番多く水揚げされる魚種となっています。

マイワシの写真

マイワシ

サバの写真

サバ

質問.イカが獲れる時期はいつですか?

回答.八戸漁港に水揚げされるイカは、「生鮮イカ」と「冷凍イカ」に分けられます。
「生鮮イカ」は八戸近海で漁獲され、主に6月から翌年の1月にかけて水揚げされます。
一方、「冷凍イカ」は、日本の近海や北太平洋の日付変更線付近で漁獲されたイカを船内で冷凍してから水揚げされるイカのことで、主に7月から翌年の3月にかけて水揚げされます。

質問.なぜ八戸漁港にはイカが多く水揚げされるのですか?

回答.戦後、戦争に動員されていた人達が帰ってきましたが仕事がない、そうした中でハマにあった老朽船を使い、道具を自作してイカを獲ったのが八戸のイカ釣り漁業の始まりと言われています。

その後、道具の改良により漁獲効率が向上したほか、漁獲したイカを船内で凍結できる冷凍船の誕生と漁船の大型化により、八戸の漁師は当時まだ注目されていなかった海外のイカ漁場の開拓にも乗り出し、海外で漁獲したイカも八戸に水揚げされるようになりました。

こうしたイカの水揚げ量の増加とともにイカを取り扱う事業者が増え、八戸漁港周辺には多くの水産加工場や冷凍・冷蔵施設が整備されました。

近年、諸外国の漁業規制などにより海外のイカは水揚げされなくなりましたが、今でも八戸にはイカを取り扱う事業者とイカを加工・保管できる施設が多いため、八戸漁港には多くのイカが水揚げされ、長年、イカの水揚げ量日本一を誇っています。

質問.イカ釣り漁は、何人ぐらいで行っていますか?

回答.イカ釣り漁船の大きさは、大型・中型・小型に分かれます。それぞれの船の乗組員は、大型イカ釣り漁船は25人ぐらい、中型イカ釣り漁船は7~8人、小型イカ釣り漁船は1~3人で漁を行っています。

質問.八戸で一番魚がとれる時期はいつ頃ですか?

 回答.6月から7月頃です。数年前までは、八戸沖にサバやスルメイカの漁場が形成される9月から11月頃でしたが、近年は漁場が形成されず、サバやスルメイカの水揚げが激減したため、マイワシが多く水揚げされる6月から7月頃が一番水揚げ量の多い時期になっています。

まき網漁の水揚げの写真

まき網漁船の水揚げ(サバ)

質問.八戸漁港には1日で何種類ぐらいの魚が水揚げされますか?

回答.八戸の魚市場ではおよそ60種類ほどの魚が水揚げされます。

質問.水揚げ数量と水揚げ金額の関係はどうなってるのですか?

回答.八戸漁港に主に水揚げされる魚は、比較的値段の安いサバ、イワシ、スケトウダラなどです。そのため、全国的に見た場合、八戸漁港は水揚げ数量に比べ水揚げ金額の順位が低くなる傾向があります。

質問.魚は魚市場からどこへどのように運ばれるのですか?

回答.八戸市内の加工場や冷凍工場、スーパーなどにトラックで運ばれます。

東京や仙台などの市場、函館の加工場に運ばれるものについては、トラックやフェリーが使われています。

この記事に関するお問い合わせ先

農林水産部 水産事務所

〒031-0822 青森県八戸市大字白銀町字三島下101
漁業振興グループ・流通加工振興グループ・調査研究グループ 電話:0178-33-2115 ファックス:0178-33-2117

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