水産業の概要

更新日:2020年04月13日

1 水産都市・八戸の発展

当市の水産業の拠点である八戸港は、藩政時代から「鮫浦みなと」の名で知られ、漁港として、また、江戸方面との交易拠点、三陸沿岸の避難港として栄えてきました。

港湾としての八戸港は、昭和に入ると商港としての整備が始まり、昭和26年には重要港湾に指定されました。また、昭和39年の新産業都市の指定を契機に飛躍的な発展を遂げてきました。

一方、漁港としては、昭和35年の特定第3種漁港指定を契機に、魚市場の整備や背後施設の建設など、水産都市としての基盤整備が進められ、昭和41年から43年にかけて3年連続して水揚げ日本一を記録するなど、日本有数の漁港となりました。最も水揚げが多かった昭和63年には、81万9千トンを記録しています。

昭和4年か平成31年までの推移

2 漁業を取り巻く環境の変化

平成7年の国連海洋法条約の発効に伴い、漁獲可能量(TAC)が設定されるなど、国際的な漁業規制が一層強化されました。また、資源水準の悪化による漁獲量の減少、輸入水産物の増大、魚価の低迷、燃油の高騰など、漁業を取り巻く環境は大変厳しい状況にあります。

このような状況の中、八戸港においても、かつては大量に水揚げされたイワシやサバ、イカが以前ほど獲れなくなったため、水揚げ高は減少傾向にあります。

しかし、令和元年の水揚げ高は、数量が66,117トンで全国第10位、金額が147億5,984万円で全国第12位と、全国でも上位の水揚げ高を維持しています。

まき網船からトラックに水揚げする写真

まき網船の水揚げ(第一魚市場)

中型イカ釣り船より水揚げされる写真

中型イカ釣り船の水揚げ(第三魚市場)

3 八戸の水産業の特色

八戸港へ水揚げされる主な魚種はイカ、サバ、イワシで、数量全体の約9割を占めています。特にイカは、近海・日本海のスルメイカ、北太平洋のアカイカなどが水揚げされ、長年にわたってイカの水揚げ日本一を誇っています。

魚が水揚げされる魚市場は、第一魚市場から第三魚市場までの3カ所(令和2年4月現在、第二魚市場については施設更新の為、解体中)あります。魚市場の開設者は八戸市で、卸売業者は株式会社八戸魚市場と八戸みなと漁業協同組合の複数制になっています。

流通加工については、生産・流通・加工等の背後施設の充実により、冷凍及び加工後に出荷されるウェイトが大きくなっています。平成30年における水産加工業者は28企業で、冷凍・冷蔵関係では43企業97工場、冷蔵能力は306千トンと、全国の漁港の中でも有数の施設が整備されています。

4 主な漁業と漁期

漁業と漁期の表
漁業 漁期 主に獲れる魚 漁場
いか釣り
(生イカ)
1月及び6月から12月

スルメイカ

八戸近海

いか釣り
(船凍)
1月・2月及び5月から12月 スルメイカ、赤イカ 日本海、北海道沖、三陸沖、北太平洋
遠洋
底びき網
1月から12月 キンメダイ、クサカリツボダイ 北太平洋、インド洋
沖合
底びき網
1月から6月及び9月から12月 メヌケ、カレイ、タラ類、イカ 八戸沖合
小型
底びき網
1月から6月及び9月から12月 カレイ、タラ 八戸近海
まき網

7月から12月

サバ、イワシ、イカ

八戸近海、三陸沖、北海道沖

小型
まき網

7月から12月

イワシ、サバ

八戸近海

さんま
棒受け網

8月から11月

サンマ

三陸沖、北海道沖

さけ定置網

9月から12月

サケ

八戸近海

(注意)上記月以外は休漁月

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〒031-0822 青森県八戸市大字白銀町字三島下101
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