八戸市の環境保全型農業について

更新日:2020年01月07日

安全・安心な農産物とは?

食の安全性に対するニーズは年々高まっており、「安全・安心」も農産物を選ぶ際の重要なキーワードです。

農産物を生産するときに使われる農薬や化学肥料は、使い方によっては人体に悪影響を及ぼしたり、環境に大きな負荷をかけてしまう場合があります。しかし、見た目だけではどのように生産された農産物なのかが分かりにくく、選ぶ際の目安が求められるようになってきました。

そこで八戸市では、次の2つの制度を通して、農薬や化学肥料の使用量を減らしたり、人と環境に配慮した取り組みを行う農産物の生産を促進しています。

エコファーマー認定制度

エコファーマーとは?

「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」に基づき、有機質資材の施用・化学肥料の低減・化学合成農薬の低減に取り組み、県知事の認定を受けた農業者の愛称です。

エコファーマーの取り組みは?

エコファーマーは次の3つの農業生産方式に取り組むこととされており、3つの技術区分からそれぞれ1つ以上実施しています。

エコファーマーの取り組み
技術区分 技術内容
有機質資材施用技術
  • 堆肥等有機質資材の施用
  • 緑肥作物のすき込み
化学肥料低減技術
  • 作物の根の周辺への局所施肥
  • 有機質肥料の施用
  • 肥効調節型肥料の施用
化学合成農薬低減技術
  • 温湯による種子消毒
  • 機械による除草
  • 除草用動物の利用
  • 生物農薬の利用
  • 対抗植物の利用
  • 抵抗性品種や台木の利用
  • 土壌還元による消毒
  • 熱による土壌消毒
  • 光の利用
  • 被覆栽培
  • フェロモン剤の利用
  • マルチ栽培

 

エコファーマーの目印は?

このようなエコファーマーのマークがパックや袋などに表示されています。

エコファーマーのマーク

エコファーマーの認定を受けるには?

県知事の認定が必要です。詳しくは三八地域県民局地域農林水産部農業普及振興室(電話 0178-27-5111)へお問い合わせください。

八戸市のエコファーマー

八戸市では、そばと大豆の生産者2人がエコファーマーの認定を受け、人と環境に配慮した農産物の生産を行っています。(平成30年11月30日現在)

特別栽培農産物認証制度

特別栽培農産物とは?

農薬や化学肥料を使わない、または使用量を通常の5割以下に減らして生産した農産物を、県知事が「特別栽培農産物」として認証します。 

特別栽培農産物の目印は?

このような特別栽培農産物の認証票がパックや袋などに表示されています。

特定栽培農産物マーク

特別栽培農産物の認証を受けるには?

県知事の認証が必要です。詳しくは三八地域県民局地域農林水産部農業普及振興室(電話 0178-27-5111)へお問い合わせください。

八戸市の特別栽培農産物

八戸市では、生産者3人と1団体の生産した水稲、ブルーベリー等が特別栽培農産物の認証を受けています。(平成30年11月30日現在)

その他

エコファーマー認定制度、特別栽培農産物認証制度についての詳しい内容は、下記のリンク先をご覧ください。

エコファーマー認定制度

特別栽培農産物認証制度

この記事に関するお問い合わせ先

農林水産部 農業経営振興センター

〒039-1101 青森県八戸市大字尻内町字毛合清水29
経営支援グループ・生産振興グループ 電話:0178-27-9163 ファックス:0178-27-9166

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