熊谷市長政策公約(2期目)

更新日:2025年12月11日

令和7年10月の八戸市長選挙において、熊谷市長が公表した2期目の政策公約を掲載しています。

政策

共に創ろう! 八戸の未来を!

市長就任以来、市政に新しい風を吹き込み、このまちの未来を切り拓き、さらなる元気な八戸に進化させるという強い想いを持って、市政運営に臨んできました。

「対話と共感」というスローガンを掲げ、市民との対話を重視し、市政への理解と共感を得ながら市民力を結集させて、共に新しい八戸を創造するという考えのもと各政策を掲げ取り組みを進めてきたところです。

激動の内外情勢にあって、八戸市が取り組むべき課題は喫緊のものから長期的なものまで多岐にわたって山積しており、不確実で未来を見通しづらい状況が続いています。

しかしながら、八戸市には、先人から受け継がれてきた、美しい自然、歴史、文化に加え、港湾や交通インフラなどを基盤とする多種多様な産業、そして何より優れた人的資源とも言える魅力的な多くの「市民」の皆さまがもつ市民力など、当市独自の大きな強みと潜在力があります。

これら地域の資源を最大限に活かして、地方を取り巻く状況が厳しい中にあっても、八戸市の持つ可能性を追い続け、市民が愛着と誇りを持てるまちづくりに取り組んでまいります。

今回も八戸の未来を切り拓く9 項目の政策を掲げました。

一点目は、次代を担う若者が活躍でき、100 年先も誇れる魅力あるまちづくりです。若者の自己実現や地元定着に向け魅力あるまちづくりを推進します。

二点目は、産業振興策の充実と魅力的な「しごと」づくりです。中小企業等の支援、企業誘致、成長産業の集積、人材確保など産業振興を強化します。

三点目は、交流・関係人口の増加とまちの賑わいによる地域の活性化です。観光・文化・スポーツの振興と中心市街地の活性化を図ります。

四点目は、環境に配慮した取り組みとデジタル化の推進です。再生可能エネルギーの導入や市民生活と企業活動へのデジタル化を進め持続可能な社会を形成します。

五点目は、市民の命と安全・安心な暮らしです。災害対応、超高齢社会への対応、地域医療の充実などに取り組みます。

六点目は、子育て支援や教育の充実です。「こどもの未来は社会の未来」の理念のもと包括的な「こどもファースト事業」を引き続き推し進めます。

七点目は、多様な人材が活躍できる社会です。若者はもちろん高齢の方も外国人も社会参加できる仕組みづくりに取り組みます。

八点目は、快適で人に優しいまちづくりです。「市長との公民館サロン」の継続等により、市民目線によるまちづくりを推進します。

九点目は、経営感覚を持った行財政改革です。行政事務の効率化や行政サービスの充実を図り「変革への挑戦」と「未来への責任」を果たします。

1929 年( 昭和4 年)、当時の4 町村が合併して誕生した八戸市は、幾多の困難を先人たちのたゆみない努力によって乗り越え、まちの基礎を築き上げ、北東北を代表する都市へと発展を遂げました。

八戸市は、まもなく市制施行100 周年という大きな節目を迎えます。先人の想いが築き上げたこの八戸市を次の時代へ繋ぎ、100 年先も誇れるまち「八戸」を市民の皆様と共に創り上げます。

 

八戸市長 熊谷 雄一

9つの政策 市政100年の歩みを力に

1 次代を担う若者が活躍でき、 100 年先も誇れる魅力あるまちづくりを推進します!

  • 市制施行100 周年記念事業を若者中心に官民挙げた一大プロジェクトとして実施し、「100 年先も誇れる八戸」に向けた継続的なまちづくり活動に繋げます。
  • 若者の自己実現や活躍を支援する各種施策を一元的・積極的に進める「(仮称) 若者活躍応援課」を新設します。
  • 未来を担う若者や女性の視点を活かした魅力あるまちづくりを推進するため、「まちの魅力創生ネットワーク会議」を継続発展する形で実施します。
  • 産学官の連携による市内高等教育機関の更なる魅力創出による若者の地元定着や質の高い教育機会を確保すると共に、「(仮称) 八戸高等教育未来共創会議」を設置し、今後の市内高等教育機関のあり方について検討を進めます。
  • 市内企業への就職を促進し、若者の地元定着を図るため、市外の新規大卒者や奨学金返還を要する学生等を対象に新たな支援制度を創設します。
  • ビジネスの視点で地域課題を解決するイノベーションを生み出す若手人材の育成に向けて、「(仮称) はちのへ未来創造塾」を官民連携により開講します。
  • 若者をメインターゲットに、八戸市が選ばれるまちとなるための各種施策を積極的に展開することでUIJターンの促進を図ります。

2 産業振興策の充実により、 企業の成長を通じた魅力的な「しごと」を創出します!

  • 企業の外国人を含めた人材確保・生産性向上・経営力強化、並びに企業誘致、成長産業の集積等による産業振興の強力な推進に向けて、商工労働部門の体制を強化します。
  • 成長を志向する企業や挑戦する企業などが行う地域経済の中心的な担い手に発展するための取り組みを支援し、当市経済の発展を促します。
  • 持続的な物流の構築と国内外向けのポートセールスを積極的に展開すると共に、モーダルシフトの取り組みを強化し、八戸港の利活用を推進します。
  • 起業家同士のビジネス交流会を開催するなど、起業家の交流促進や挑戦しやすい土壌づくりを進め、引き続き「創業拠点都市・八戸」を目指します。
  • 「八戸水産アカデミー」の取り組みを継続発展させ、産学金官の連携により水産都市はちのへ再興の動きを加速させます。
  • 農業・畜産業の未来を考える「(仮称) 八戸農業アカデミー」を設置し、経営強化や生産者の確保、連携推進など持続性のある農業振興を図ります。

3 観光・文化・スポーツの振興と中心市街地活性化により、 交流・関係人口の増加とまちの賑わいに繋げます!

  • 「食のまち・八戸」の強力な推進や「種差海岸」の魅力向上等を中心とした取り組みにより、「選ばれるまち八戸」を目指した観光振興を進めます。
  • 地域イベントの開催に伴う手続き・情報発信等に関する支援など、地域主体の取り組みを総合的にサポートする仕組みを構築します。
  • 地域スポーツ振興の更なる発展を図るため、県や民間事業者等といった多様な関係機関との連携により、新体育館をはじめとする各種拠点の充実を図ります。
  • プロスポーツチームとの更なる連携や活動に対する支援を通じて、スポーツによる活力あるまちづくりと経済効果の創出につなげます。
  • 世界遺産「史跡是川石器時代遺跡」を国内外から多くの方に訪れてもらえるよう、史跡公園としての整備を着実に進め、文化観光資源としての魅力を高めます。
  • 中心市街地等の民間再開発事業を引き続き支援すると共に、中心市街地の空き店舗対策として、新たにサブリースによる新規出店を促進し、まちの賑わいを創出します。
  • 商業機能と公共施設の連携強化を継続すると共に、県との連携により「中心街ストリートデザイン事業」を着実に推進し、中心市街地における「ひと」中心のまちづくりを推進します。

4 GX ・ DX の推進により、 持続可能な社会を形成します !

  • 企業のGX(グリーントランスフォーメーション) の取り組みを支援する「(仮称)GX推進プロジェクト」を実施することで、カーボンニュートラルと経済成長の実現を目指します。
  • 地域特性を踏まえた次世代エネルギーの「八戸モデル」構築に向けたビジョンを新たに策定し、国・県と連携しながら取り組みを積極的に推進します。
  • 公共施設や未利用市有地への再生可能エネルギーの導入等を推進し、地域の脱炭素化に向けた取り組みを着実に進めます。
  • 「はちのへスマート窓口」でのプッシュ機能の追加や事業者向け申請の拡充など、誰でも、どこでも、迷わず使える市役所窓口サービスの更なる進化を実現します。
  • 若者や企業人材を中心にデジタル人材を育成し、関係人口も巻き込んだデジタル人材コミュニティ「(仮称) ハチノヘDXラボ」を通して新たなイノベーション創出の仕組みを構築します。
  • 生産性の向上や省力化に向けて、企業の習熟度やニーズに応じた段階的なデジタル化支援を通じて地元企業の成長促進を図ります。

5 激甚化する災害や超高齢社会への対応など、 市民の命と安全・安心な暮らしを守ります!

  • 津波避難施設整備等の基本方針に基づき、避難困難地域の解消や災害避難用備品の充実を図り、有事の際の備えに万全を期します。
  • 必要な医師の確保や災害時における医療体制の充実強化に向けて、医療機関や関係機関との連携体制を強化し持続可能な地域医療の確立を目指します。
  • 市民の健康寿命の延伸を目指し、健康アプリの機能向上による一層の利用促進を図ると共に、市民の健康意識を高める健康診断・健康教室を身近に受けられる環境づくりを進めます。
  • 加齢性難聴で悩む高齢者の聞こえに対する不安を軽減し、快適な日常と社会参画の機会等を確保するため、補聴器購入を支援する制度を導入します。
  • 超高齢社会における医療・介護・予防等の生活支援を総合的に推進するため、引き続きデジタルテクノロジー等を活用した支援を展開します。
  • 特殊詐欺の被害発生を未然に防ぐため、市民が被害者にも加害者にもなることがないように、幅広い世代を対象とした啓発活動を強化します。
  • 出没が増加している野生鳥獣の生息環境の管理や被害防止の対策を強化し、市民の日常生活圏での安全確保を図ります。

6 子育て世帯への支援・遊びや学びの環境整備・こどもの 居場所づくりにより、未来を創る「ひと」を育みます!

  • 「こどもの未来は社会の未来」の考えのもと、妊娠期から学校卒業までの子育て支援や教育の充実など、包括的な「こどもファースト事業」を引き続き推進します。
  • 不登校や発達特性等、一人ひとりの状況に応じた、誰ひとり取り残さない教育環境や子育て環境の整備・充実に取り組みます。
  • 八戸市児童科学館において、デジタルアクティビティの要素を盛り込んだ「未来の科学館」へとリニューアルし、こどもの科学する力を醸成します。
  • 老朽化が著しい市内小中学校の計画的な修繕等を進めると共に、地域展開への円滑な移行により、こどもたちが将来にわたってスポーツ・文化芸術活動に親しむことができる環境を整えます。
  • 八戸版「海洋STEAM教育」をはじめ当市の教育資源を学校教育に積極的に取り入れ、未来の地域の担い手となるこどもたちのふるさとを誇りに思う心の醸成に取り組みます。
  • 安心してこどもを生み育てられる環境づくりに向けて、育児ヘルパー事業や24 時間対応のAI チャット相談機能の導入等による産後ケアの更なる充実を図ります。

7 あらゆる世代や外国人など多様な人材が活躍でき、 充実した毎日を送れる社会をつくります!

  • 企業が高等教育機関と連携して行うリスキリングの取り組みを支援し、幅広い世代の市民の学び直しの機会を確保します。
  • 高齢者も安心してデジタルサービスを活用できるよう、市内各地で「高齢者向けスマホ教室」を開催し、高齢者の活躍の場を広げるデジタル支援に取り組みます。
  • 八戸市鷗盟大学のカリキュラムの更なる充実を図ると共に、鷗盟大学生を始め多くの高齢者がまちづくりに参画する機会を創出します。
  • 障がいの有無で分け隔てられることのない共生社会の実現を目指し、障がい者の差別解消に関する条例を制定すると共に、各種支援や相談等を総合的に行う体制の整備を進めます。
  • 「多文化共生プラン」を策定すると共に、「(仮称)外国人交流サロン」を開催し、外国人居住者との共生に向けた取り組みを推進します。

8 市民との対話を通じて、市民目線による快適で 人にやさしいまちづくりを推進します!

  • 市民と共に創る「市民目線のまちづくり」の更なる浸透や各地域の活性化を目指し、「市長との公民館サロン」を引き続き実施し、各施策や事業に反映させます。
  • 本八戸駅を含む中心街エリアのバリアフリー基本構想を策定し、市民や観光客など街を訪れるすべての人に優しいまちづくりの取り組みを推進します。
  • 八戸駅前広場整備事業と駅西区画整理事業の着実な推進を図ると共に、八戸駅周辺の駐車場不足の解消に向けて関係者と連携して取り組みます。
  • 道路や橋、街路樹の適切な管理に加え、主要幹線道路の計画的修繕等を強化し、より安全で安心して利用できる道路の整備・維持を図ります。
  • 鉄道や路線バスなどの地域交通の利便性向上と利用促進を図ると共に、交通空白地における移動手段の導入を支援し、持続可能な公共交通網の構築を進めます。
  • 空き家等の発生を未然に防ぐと共に、利用可能な空き家の活用促進を図るため、官民連携によるネットワークの取り組みをさらに推進します。

9 経営感覚を持った行財政改革により、 「変革への挑戦」と「未来への責任」を果たします!

  • 行政事務への生成AIやDXの積極的な活用と庁内業務の総合的な見直しを大胆に行い、時代の変化に対応した効果的で効率的な行政運営を進めます。
  • 市職員が民間企業の経営感覚やノウハウを習得し、市の事業や施策の効果を高めることができるよう、引き続き、民間企業との交流促進を図ります。
  • 多様化・複雑化する行政課題に的確・迅速に対応するため、庁内横断型の実施体制を柔軟かつ積極的に設置する仕組みを構築します。
  • 市民サービスの向上を目指し、中心街施設等の市直営施設の効果的な管理手法の導入を検討します。
  • ふるさと寄附金の寄附額アップや未利用市有地の利活用、新たな歳入確保策を積極的に導入するなど、稼ぐ自治体を目指し自主財源確保に向けた取り組みを推進します。
  • 市の支援制度やイベント等の情報が必要とする市民に確実に届き、市政への一層の理解と共感が得られるよう、効果的で分かりやすい情報発信を強化します。
  • 八戸圏域内の施設の連携推進や職員同士の更なる交流促進等により、連携中枢都市圏(スクラム8)における効率的かつ効果的な広域行政を一層推進します。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 政策推進課 政策推進グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9233 ファックス:0178-47-1485

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