就任式市長あいさつ

更新日:2021年12月23日

  • 日時:令和3年11月17日(水曜日)午前9時30分
  • 場所:市庁別館2階会議室BC(全館放送)
  • 参集範囲:課長級以上の職員

皆さん、おはようございます。本日付で八戸市長という重責を担うこととなりました、熊谷雄一と申します。八戸市民の幸せを作るため、そしてまた八戸市政の発展のために皆さんと協力して仕事をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

言うまでもなく、人口減少、コロナ禍、デジタル化、あるいは環境問題への対応など、間違いなく今変化の時を迎えております。この変化に的確に対応しながら市政運営を行う必要があります。

なぜ、変化に対応していかなければいけないのか、一つは八戸のすばらしい伝統、文化、芸術、あるいは地域のコミュニティを守るためであり、突き詰めて言えば八戸市民の生命と財産を守るためであります。もう一つは、変化に対応しながら市民生活の質の向上に繋げるとともに、八戸の新しい産業振興に繋げていかなければならないからです。八戸市の発展の歴史を振り返りますと、昭和39年の新産業都市指定が大きな契機であったという事は共通の認識であります。当時は、行政、経済界を始めとする市民一体となった強力な運動を展開することによって指定を受け、また指定を受けた後も様々な事業を展開しながら、その後の八戸の発展の礎を築いたと私は先人から伺ったことがあります。

今、コロナ禍で活動は制約されておりますが、その一体感をしっかりと醸成し変化に対応しながら、八戸市の更なる発展に繋げていきたい、そのように考えております。そのことも含めまして、先の市長選挙におきまして、私は「対話」と「共感」というスローガンを掲げました。ある大学教授によりますと、「対話」は会話あるいは雑談と違いまして、価値観や考え方の違いを認めながらも正面から向き合い、話し合い、それぞれのテーマについて考え方を深めていく、それを目指すことを「対話」と言うそうです。市民との対話を積み重ねながら、市政に対する理解を得、できれば共感を得ながら共に市政運営に努めてまいる所存でありますし、ぜひ皆さんも市民との「対話」と「共感」ということを大切にしていただきたいと思います。

また、16年ぶりにトップが代わるという事で、皆さんも不安があろうかと思います。私も全く無いと言えば噓になります。従いましてそのことを解消するためにも、皆様との「対話」と「共感」これを大切にしてまいります。

これまで20年間、地方議員として仕事をしてまいりました。色んな活動を通じ、市民の声を聴き、できることは行い、できないことは別の提案をしながら市民の願いや希望に応え、そのことを自分の喜びとまた励みにしてまいりました。この基本的な姿勢は変わりませんけれども、20数万の市民を相手にするには一人では限界があります。従いまして皆さんもこれまで以上に市民に寄り添い、市民の意見を聴き、市民の願いや希望に応える、そのことに生きがいや仕事の上の喜びを見出しながら、それぞれの職務に邁進していただきたいと思います。

県議会議員として皆さんとたびたび仕事をしてまいりました。皆さんの実務能力の高さは存じ上げているつもりです。一方、市民の方々と色んな活動もしてまいりました。そのことから八戸市民のまちづくりに対するすばらしい力についても知っているつもりです。皆さんの力、そして市民の力、これを合わせて私は「市民力」と呼びます。この市民力を引き出し、結集させ、八戸の更なる発展に繋げていくのが私の役目の一つだと考えております。どうか市民力を結集し、八戸の持っているすばらしい地域資源を活かしながら、未来を切り拓いていこうではありませんか。

今日から新しい八戸市政がスタートします。共に新しい八戸を創ってまいりましょう。

そのことを申し上げて訓示といたします。よろしくお願いいたします。

 

八戸市長 熊谷 雄一

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