令和5年度 新採用職員への訓示(令和5年4月)

まずは新採用、誠におめでとうございます。そして八戸市役所を職場として、また皆さんの生きがいの場として選択していただきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。ただいまの代表しての宣誓、大変すばらしいものがありました。

さて、今はどの地方都市も人口減少に加えまして、コロナからどのように社会・経済を回復させていくのか、あるいは物価高へどのように対策を講じていくのか、そしてデジタル社会・グリーン社会の実現など、さまざまな課題への対応を迫られております。

八戸市といたしましても、皆さんもそれぞれ思い入れがあると思いますが、中心市街地の再編、あるいは古くからの基幹産業の一つであります水産業の再生など課題が山積しております。このような課題に対応しながら、八戸の未来を切り拓いていくためには、八戸の持っている個性・特性・強み、いわゆる地域資源を輝かせながら、さらに活かしていかなければなりません。皆さんの中には八戸市に住み続けている方、あるいは一度八戸から出て戻ってきた方、初めて八戸に来た方もいらっしゃるかもしれません。それぞれの立場から八戸の魅力を再認識していただき、それを市民の幸せにどのようにつなげていけばよいかを考えていただきたいと思います。

職員の皆さんには「対話と共感」を大切に、ということを申し上げております。八戸市の取り組んでいること、考えていることを市民に寄り添い伝えていく、対話をしながら、そして市政に対する理解と共感をいただきながら、共に八戸市を創っていきたいと考えておりますので、どうか皆さんも実践していただくようお願いをいたします。

これからいろいろと研修があると思いますが、私も皆さんの前でお話をする機会をいただいております。ただ、私の場合は話をするだけではなく、皆さんの八戸市に対する想いや考えを聞いて意見交換もしたいと思っておりますので、どんどん皆さんの意見を私にぶつけてください。

それでは市職員としての誇りと自覚、そして志を忘れずに仕事をしていただくことを期待し、訓示といたします。頑張ってください。