令和5年度年度始めの式(令和5年4月)

• 日時：令和5年4月3日（月曜日）午前11時15分  
• 場所：市庁別館2階会議室C

機構改革によります新しい組織体制のもと、本日より本格的に今年度がスタートいたします。機構改革の意義、そして一つひとつの目的については理解していただいていると認識しております。加えて申し上げれば、複雑多岐な課題へ対応していくために、機構改革によって市役所の体制をより一体感を持ってもらう、そういう想いも込められておりますので、心掛けていただきますようお願いをいたします。

3月31日で退職されました、そして総務省にお帰りになられた岩瀧前総務部長が退任の挨拶の中で次のような話をされていました。総務省の大臣室に大久保利通初代内務卿の「為政清明」という書が掲げられているそうです。この「為政清明」、政（まつりごと）に携わる者は心も態度も清く明るくという意味があるそうで、岩瀧前部長は念頭に置いて仕事をされていたということで、非常に私も感銘を受けました。そしてこの「清明」、明るいという文字の中に、私は明瞭、あるいは説明という意味が込められているという風に受け止めたいと思います。

「対話と共感」ということを言い続けております。「対話」の中には市民に対する説明責任を果たしていくということもあると思います。しかしながら、全ての市民と対話をするということは不可能なことから、できるだけ情報を分かりやすいように伝えてほしいということを仕事始めの時にお願いを申し上げました。新年度も「対話」、そして適切な情報発信によりまして、市民の理解と「共感」を得るような行政をお願いをいたします。

また昨年度は、女性・若者のネットワーク会議や、公民館サロン事業を通じまして市民から出された意見、あるいは提言に基づいて課題解決につなげたり、具体的に事業化・予算化したこともございました。今年度もこの取組は継続してまいります。いろいろと困難な課題はありますが、先ほど申し上げましたとおり、機構改革によって市役所の中の一体感をより強化し、そして市民との協働のまちづくりにつなげ、まさに市民とともに八戸の未来を切り拓いていく、そのための本格的なスタートの年度と位置付け、「共創戦略」を推進してまいりますので、皆様方の引き続きの御協力をお願い申し上げまして年度始めの挨拶といたします。