八戸の歴史双書

更新日:2023年01月23日

読み物シリーズと復刻シリーズの二種類からなる市史双書の紹介です。

「八戸の歴史双書」として、様々な刊行物を出版しています。

あるテーマを取り上げてわかりやすくコンパクトにまとめた「読み物シリーズ」と、断片的に収録したのでは資料的価値が生きてこないものを一つの資料集としてまとめた「復刻シリーズ」の二種類です。

「復刻シリーズ」は史料の原本を活字化したもので、現代語訳したものではありませんので、ご注意ください。

読み物シリーズ

『概説 八戸三社大祭』 工藤竹久 著

『概説 八戸三社大祭』の表紙画像

定価 1,930円(税込)

(A5判 207ページ)

読み物シリーズとしては10年ぶりの刊行です。江戸時代から現代までの八戸三社大祭の歴史を、時代順にわかりやすく説明しています。

『八戸の漁業・近代編』 山根勢五 著

『八戸の漁業・近代編』山根勢五著の表紙画像

定価 1,150円(税込)
(B6判 196ページ)

漁獲活動を中心に、明治以降の八戸地方における漁業の展開の足跡をたどりました。
明治時代では長谷川藤次郎や鯨騒擾事件、大正時代の鮫漁港修築・ニシン出稼ぎ、昭和以降の八戸魚市場の成立などをとりあげています。

『近代八戸地方の農村生活』 舘花久二男 著

『近代八戸地方の農村生活』著者舘花久二男の表紙画像

定価 1,150円(税込)
(B6判 173ページ)

八戸における農民の農作業、習慣にはどのようなものがあったのでしょうか。著者が、戦前の農村生活について自身の体験談や古老の話などを元に書き下ろしました。
昭和初期の開墾体験談やオシラサマに関わる行事なども掲載されています。

詳細は下記リンクをご覧ください。

『八戸藩の武芸』 太田尚充 著

『八戸藩の武芸』太田尚充 著の表紙画像

定価 1,350円 (税込)

(B6判 212ページ)

八戸藩の「御家流」武芸となった甲州流軍学が、八戸藩に取り入れられたその裏には、ある藩士の決意が隠されていました。
この本は、「御家流」を中心に、神道無念流など八戸藩の多様な武芸を紹介、また、北村益の『八戸武芸名人録』には、梁田平次をはじめとした武芸者の逸話を掲載しています。

詳しくは下記リンクをご覧ください。

『八戸の女性史』 島守光雄 著

『八戸の女性史』 島守光雄 著の表紙画像

定価 1,350円(税込)
(B5判 205ページ)
残部わずか

八戸には、逆境の中で自らの進路を開拓してきた女性が数多くいます。男性本位の社会が行き詰まりを見せている現代こそ、彼女たちの知恵に学ぶところは多いと思います。
八戸藩主の側室から八戸を代表する羽仁もと子や千葉学園の創始者である千葉くらなどのエピソードが満載です。

『八戸の安藤昌益』 稲葉克夫 著

『八戸の安藤昌益』 稲葉克夫 著の表紙画像

定価 840円(税込)
(B6判 193ページ)

江戸時代、八戸で「自然真営道」や「統道真伝」など驚天動地の著述をし、封建制度に対して根本的な批判を提起した、医師にして思想家・安藤昌益。
現代の私たちにとって、昌益がどのような意味をもっているか、その全体像を再構築しました。

復刻シリーズ

『八戸藩遠山家日記』第十一巻

『八戸藩遠山家日記』第十一巻の表紙画像

定価 2,620円(税込)
(A5判)

『八戸藩遠山家日記』シリーズの最終巻となります。

第11巻は、明治41年(1908)から大正8年(1919)までの日記6冊を収録しています。
政治家である遠山家10代当主(かげ)(みつ)が、八戸の発展のため、鮫港の修築に尽力するなど、地域振興に奔走する姿が書かれています。
他にも、八戸水力電気株式会社の開業、日出セメント会社の誘致も書き記し、八戸の近代化を見つめた士族の実情を知ることができる一冊です。

『八戸藩遠山家日記』第一~十巻

『八戸藩遠山家日記』第一巻の表紙画像

定価 2,620円(税込)
(A5判)

県重宝(歴史資料)に指定されている「遠山家旧蔵本」が解読され、現代によみがえりました!
日記には、武家の冠婚葬祭に関わる事柄をはじめ、当時の武家生活が詳細に記されています。

『江戸期八戸の日記集』

『江戸期八戸の日記集』の表紙画像

定価 3,040円(税込)
(A5判 651ページ)

江戸時代の八戸を語る「盛岡藩雑書」「川勝家日記」「淵沢家日記」の3つの貴重な日記を掲載しました。
八戸藩成立前の八戸の町づくりの様子から、宝暦年間、文政~天保年間までの八戸の村の様子や武士や農民たちの生活が手に取るように分かります。

詳しくは下記リンクをご覧ください。

『明治・大正の八戸市街図と 三戸郡誌』

『明治・大正の八戸市街図と  三戸郡誌』の表紙画像

定価 2,820円(税込)
(A5判 475ページ)

この本は、明治20年代、大正時代にそれぞれ発行された八戸市街図と明治10年代の三戸郡地誌を復刻した貴重な一冊です。
市街図では、八戸の町並みを彩った商家や役所、学校が当時の様子を見事に伝えています。三戸郡誌は明治初期の八戸や三戸・五戸など町村の歴史をいきいきと描写しています。

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