平成23年度 第3回八戸市地域公共交通会議

更新日:2020年02月25日

日時

平成23年11月29日(火曜日)午後4時から

場所

八戸市庁本館3階第三委員会室

出席者

構成員 15名(うち代理出席1名)

アドバイザー
首都大学東京 都市環境学部 吉田樹 助教

議事要旨

1.開会

2.議事

1 中心街発深夜乗合交通実証実験について【協議事項】

資料1-2に基づき、株式会社KCS(運営・マネジメント事業者)から説明

資料1-1に基づき、南部バス株式会社(申請者)から説明

  • 主な質疑応答

構成員:八戸ニュータウン線だけ発車時刻が早いのには理由があるのか。

KCS:実証実験ということで、実際に運行する場合を想定していろいろな時刻を試してみる必用があることから、最終バスの時刻を基準としながら設定した。加えて、1台の車両で八戸ニュータウン線と河原木団地線を運行するという配車上の理由もある。

会長:八戸ニュータウン線の最終バス時刻に合わせたということ。

オブザーバー:各時間帯で10分発にした意味はあるのか。

事務局:多くの市民に利用してもらいたいということで、中心街の飲食店と連携することにしている。そこで、22時、23時ちょうどまでお酒を飲んで、乗り場まで10分で移動するという意味で各路線統一して10分発に設定した。2号車の配車の関係も理由の一つではある。

構成員:飲食店と提携するということは、酔った客が多く乗車することになると思うが、女性が安全に利用するための何らかの対策はあるのか。

KCS:人を配置して利用案内を行うことを考えている。あまりにも泥酔している方はタクシーを利用してもらうことを考えている。また、その人に車掌のような立場で車内の安全確保を行うことを検討している。毎日実施可能かどうかはまだ検討しなければならないが、できるだけ長い間実施できるようにしたい。

構成員:運転手だけで安全を確保するのは難しいので、そこまで実施するということであれば安心できる。

事務局:泥酔状態であれば、乗車拒否もありうるということにしたい。

構成員:八戸ニュータウン線の22時10分発を21時10分発にするなど、もう少し早くできないか。

構成員:23時台だとだいぶ酔っている方も多い。我々警察の出番になるかもしれない。

事務局:路線バスの最終時刻に近くすると、料金などの面で通常の路線バスとの差別化が難しくなる。企画段階からその辺は心配している点でもあるので、気をつけてやっていきたい。

アドバイザー:確かに夜遅くなると泥酔している方もいて心配するのも分かるが、恐らくこの時間帯のバスが運行していないため想像できないからだと思う。関東でも深夜0時台や1時台のバスがあるが、通常のバスより若干リスクが高いくらいで、それほど大きな問題は起きていない。地方都市でも松江市は11時台のバスを走らせているが、それほど問題はない。風土や文化が違うこともあるので、その点も注意して観ていかなければならない。市が直接運行するのではなくて、KCSさんという調査会社をかませて実施する点にポイントがある。そういったところの対応のために、事業の中でヒアリング調査を実施したり、新規雇用者を活用して対応するというところで、セーフティネットを備えておこうということを考えている。泥酔している人の隣に座るのは嫌だという女性のために、優先席になっているシートをレディースシートにするなどの運用や工夫もできるかもしれない。よく高速バスなどでは女性専用席が設けられていたりもする。

構成員:市営バスは平成15年度をもって、貸切事業の免許を返上しているので、この実験には残念ながら参加できない。回数券については市営バスのものも使えるようにしているので、多くの人に使ってもらいたいと考えている。

構成員:子ども運賃を設けないというのはどういう意味か。

KCS:一般運賃(大人)と同じという意味。子どもは一人では乗ってこないだろうという想定である。

事務局:泥酔している方への対応について補足すると、実証実験の目的を震災復興や自家用車に依存しないライフスタイルの提案と謳っているが、一方で、市では現在、中心市街地の活性化ということで、横丁文化を発信していこうとしている。そこで、横丁文化も大事にしつつ、帰りの安全な移動手段も確保していこうという実験でもある。今後は男女を問わず、お酒を飲んで帰れるようなものを考えていかなければならないと考えている。また、公共交通という限りは、酔いながらも最低限のマナーを守って利用してもらうということも大事であるため、横丁文化とマナーの良さを八戸から発信していければと考えている。

構成員:運賃の設定が通常運賃の2倍と設定した根拠はあるのか。数人でタクシーに相乗りすればもっと安い場合もあるのではないかと考えるが。

事務局:全国的な事例として10時以降のバス運賃は、日中の運賃の2倍としているところを参考にしている。また、現在実施している路線バス上限運賃化実証実験の150円初乗り50円刻み300円上限を踏まえて、分かりやすく2倍ということで設定した。バス車両を使用するということで、あまり高いと利用してもらえない可能性が高いということもあり、2倍に抑えたという見方もできる。タクシー料金に比べると安いということで、このぐらいであれば利用してもらえるのではないかと考えている。運賃についてもヒアリング調査を行い、今後分析を行っていく予定である。

事務局:補足すると、タクシーにはタクシーの良さがあるので、それは残しながら、1人でも気軽に乗れる乗合交通ということで、新たな需要を創出していきたい。

会長:運輸支局の方が出席されているので、何かご意見があれば伺いたい。

構成員:貸切事業による乗合運送の許可ということで、運行計画の概要等をみていたが、まず運行期間について、1月5日から3月5日まで(予定)とあるが、これは予定か決定か。道路運送法21条の許可といっても、標準的な処理期間が2ヶ月となっている。そうなった場合、期間的に厳しいかなと思われる。決定なのかどうか伺いたい。2点目として、夏場のほうが需要あるだろうと考えるが、冬季間の実証実験以降はどうする予定なのか計画をお伺いしたい。最後に、河原木団地線の運賃は、根岸より河原木団地南口が高いように見えるが、根岸のほうが遠いので、むしろ高くすべきではないかと考えるがどうか。

事務局:まず2点目の3月5日以降の計画について、基本的には年度予算で実施していることから2ヶ月間実施して、今後のことは、その結果も踏まえながら検討していきたいと考えている。

会長:1点目の手続期間はどうか。通常だと厳しいということだが。

アドバイザー:地域公共交通会議の承認を得た場合は、慣習として1ヶ月の処理期間となる。ただし、明文化したものはないということなので、後日東北運輸局にお願いしておく。

KCS:3点目について、図2-8が見にくいので、図2-7を見てもらうといいのだが、根岸から河原木団地南口へは同じ500円に設定しているので問題ないと考える。

アドバイザー:直線距離では多少の遠近はあると思うが、ひとまずバス運賃の2倍でいくということで良いのではないかと考える。引き続き話させてもらうと、これまで小型乗合交通実証実験を実施すると説明してきたので、今回南部バスさんに運行をお願いするということで少し驚かれた方もいるかと思うし、また、シンタクンの形態を想定していた人もいたと思う。そこで、若干経緯を説明すると、深夜の乗合交通というのは、そもそも市内幹線軸のサービス強化を図ることを目的として検討を開始したものである。そこで公共交通は何もバスだけではなく、最近はタクシーも公共交通として位置づけられているので、やはりタクシーの活用も考えなくてはいけないということで、スタートしたのがシンタクン。しかし、中心街発はタクシー業界と調整をつけられなかったという背景があるため、今後の課題として残しておきたいと思うし、地域公共交通としてタクシー事業者が頑張っていく環境をつくっていかなければならないと考えている。逆にタクシー協会が公共交通として位置づけられたくないというのであれば、即刻ここから退場していただいて結構である。今後どのように継続をしていくかという話があろうと思うが、今回は無理に南部バスに引き受けてもらった部分もある。10時10分とか、11時10分とかという切りの悪い時間になったのも、そのあたりを御苦慮されての結論であろうと思う。ただし、従来からの南部バスさんの路線もあれば、市営バスさんの路線もあり、経路がいろいろである。今後継続して実施する場合は、どの主体がやるのか、どの形態がいいのか、時刻もどういったふうにしていったらいいのか、どの経路がいいのか、しっかりと今回データを収集して、皆さんと一緒に議論していきたい。いろいろなことがありましたので、延期も含めて考えたが、次年度以降国からの支援(地域公共交通活性化・再生総合事業費補助金)を受けられないので、今年度がラストチャンスということもあって、こういう計画が出来上がってきた。したがって、今後継続するかどうかについては、事業者や公共交通会議を構成している皆さんとしっかり議論して参りたい。

賛成多数で承認 

2 平成23年度八戸市地域公共交通会議予算執行状況について【報告事項】

資料2-1、2-2、2-3に基づき、事務局から説明。

  • 質疑なし

3 その他

  1. 路線バス上限運賃化実証実験の再周知について
  2. はちのへ中心蔵ウェルの裏面を活用した路線バスの利用促進について
  • 主な質疑応答

オブザーバー:バス事業者に聞きたいのだが、10月1日からの運賃改定で目立った変化はあったのか。

事務局:現在、乗降実態調査を行っている最中であることから、公式に案内できるデータはまだない。感触としてどうかという範囲で事業者さんのほうでお答えできるものがあればお願いしたい。

構成員:乗務員から目だった変化があるという報告は受けていない。自分もバスを利用するが、毎朝同じ顔ぶれが乗っている。収入については、定期券の払戻が発生しているので、正確な金額はまだわからない。もう少し統計を取る必要がある。

構成員:現金収入の動きからみると、前年より減っていない。つまり増えている感じはする。乗務員から聞くと、今まで乗ったことがないような人も乗っているようだ。まあまあ良い影響が出てきているという感じがする。

構成員:利用者の増減はほぼない。どうしても収入は落ちている。それも見込んでの実証実験ということでもあるので、引き続き経過を見ていきたい。

会長:自分の知り合いは最近ちょくちょく使っていますよよと言っている。少しずつだが浸透してきているのかなと感じている。増えるとしても、なかなか感触としては分かりづらいという部分もあると思うので、もう少し詳しく見ないといけない。

構成員:両替をする場所が混まなくなったのは実感としてある。

アドバイザー:10%くらいの増があると前年度並の収入を確保できるのではないかということでやっているので、1便平均10人というところが11人の乗車になれば良いということなのだけれども。そのぐらいの変化だと感覚としては分からないかもしれない。先日、京都大学の中川先生からもアドバイスをいただいたが、感覚ではなく日々の収入や乗降実態調査の結果といった、数字を使った効果計測が大事になってくると考えている。

事務局:今年度から来年度へかけてターゲットを絞ったPRしていく予定なので、皆様のご協力をお願いしたい。

3.閉会

配布資料

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