平成23年度 第1回八戸市地域公共交通会議

更新日:2020年02月25日

日時

平成23年5月19日(木曜日)午後2時から

場所

八戸市庁本館3階第三委員会室

出席者

構成員 11名(うち代理出席1名)

アドバイザー
首都大学東京 都市環境学部 吉田樹 助教

議事要旨

1.開会

2.議事

1 最終新幹線接続乗合タクシーの延長運行について【協議事項】

資料1に基づき、申請予定事業者(代表して三八五交通株式会社)から説明。

  • 主な質疑内容  

会長:震災以降の運行はどのような状況になっていたのか。

申請予定事業者:新幹線が復旧するまでは運休していた。その後運行を(4月29日から)再開した。利用者数は震災前より若干落ちているが、PRを強化してもっと利用していただけるようにしていきたいと考えている。

構成員:(路線延長した場合に)料金は現行どおりか。

申請予定事業者:料金は、八日町まで900円だったが、本八戸駅まで延長しても料金を900円のまま変えないこととしている。

構成員:現在までどのくらい平均で乗車しているのか。

申請予定事業者:利用者0人という日もあるので、平均すると2人に至っていない。金曜日、土曜日には5、6人の利用の日もある。

アドバイザー:利用者数については、休前日や日曜日の利用が多い一方で、平日には利用者0人に近い日もあり、曜日によって変動があるということである。また、震災以降、新幹線が4月29日に全線復旧し、暫定ダイヤが6月19日まで続くということになっており、その後はだいぶ落ち着いてくるのではないかと考えている。いずれにしてもシンタクンが運休した、或いは再開したという情報について、駅に掲示がない状況が続いていた。やはりいつ運休して、いつ再開しているのか停留所で案内することを徹底してお願いしたい。また、これまでは(道路運送法)21条による実験としての運行だったものが、(道路運送法)4条における申請に変わるということで、事業者の役割が大きくなるということなので、そこのところを尽力してほしい。

賛成多数で承認することを決定。

2 平成22年度第4回八戸市地域公共交通会議について【報告事項】

資料2に基づき、事務局から説明。

3 八戸圏域・市内路線バス上限運賃化実証実験について【報告事項】

資料3に基づき、事務局から説明。

  • 主な質疑内容 

構成員:国土交通省の補助事業と関係があるのか。

事務局:今回の実験は国の補助事業(地域公共交通活性化・再生総合事業や地域公共交通確保維持改善事業)とは直接関係がない。現在想定している市としての支援内容としては、運賃改定に伴う減収見込額を負担金として支出するという枠組みでの財政支援を検討している。従来の広域路線に対する欠損補助については、国の制度に則って別途行っていく。ただし、地域公共交通会議の事業として、国の地域公共交通活性化・再生総合事業の中で、運賃改定に伴う運賃表示機やシステムの改修費用に対する支援を行っていく予定である。

構成員:対象路線として除かれる路線があるのか。

事務局:100円バス等の企画路線は別枠で考えている。

アドバイザー:次回の会議で細かく協議運賃の審議をお謀りすることになるが、市内路線は市の地域公共交通会議で審議し、圏域路線は青森県バス交通等対策協議会の三八地域分科会で審議するということで、準備を進めているところである。この実験は、圏域内あるいは市内の交流や定住を促進することを目的として、手軽にバスを利用してもらうために上限運賃制を導入するというものである。また、圏域路線は、中心市である八戸市と町村を繋ぐ路線が対象で、市内路線については、八食ワンコインバスのような企画路線を除く市内の路線を対象としている。これは事業者単独で実施することは難しいことから、市と事業者の共同で実施していくということで、全国的にも珍しい取り組みである。

構成員:南郷区は市内として理解してよいか。

事務局:市内の路線となる。

構成員:圏域の外に出る路線はどういった形態になるのか。

事務局:圏域路線は、基本的に定住自立圏の中で複数市町村を跨ぐ路線を対象にしている。よって、圏域8市町村から圏域外へ出る場合は別の運賃体系となる。政策として実施するのは、あくまでも定住自立圏の範囲内が500円上限になるものと認識していただきたい。

構成員:つまり、おいらせ町までは500円上限だが、六戸町にバス停ひとつ行くと従来運賃になるということか。

事務局:事業者の運賃申請上の関係もあるが、市の政策として携わるのが圏域内ということであり、場合によっては事業者と関係町村の協議になる可能性はあると考える。

4 バス路線の新設について【報告事項】

資料4に基づき、南部バス株式会社から説明

  • 主な質疑内容

構成員:是川縄文館の開館に際し、今回南部バス株式会社が申請するようだが、交通部は何か変更予定はないのか。 

交通部:現在、交通部は是川地区に市営バス路線がなく、一方で南部バス株式会社は既存路線がある。これまでもそうであったように、今後もお互いが競合しないようにしながら、協力して市内の公共交通を維持していきたいと考えている。したがって、是川縄文館の開館に関して交通部として新たな路線を設けることは考えていない。

構成員:いい企画である。これまで縄文学習館に行く際に不便を感じていた。市民は喜ぶと思う。

5 神明宮前バス停の廃止について【報告事項】

市交通部、南部バス株式会社、十和田観光電鉄株式会社に関する案件だが、資料5に基づき、代表して交通部から説明。

  • 主な発言内容 

構成員:存続という意見はなかったのか。

交通部:5月12日にバス停廃止の案内をしたところ、4~5件の問い合わせがあった。内容としては主に定期券の手続方法や廃止の理由についてであった。バス停は地権者や地域の理解が得られなければ設置することができない。他にも、やはり廃止して欲しくないという意見があったと聞いている。

構成員:廃止して欲しいという話は以前からあったのか。

交通部:以前から迷惑である旨の話があったと聞いているが、正式に話があったのは4月中旬のことである。神明宮前バス停は過去3回ほど移動させた経緯があり、例えば長横町のバス停も2回ほど移動させている。バス停受難の時代だと認識している。

構成員:屯所も近いので止むを得ないと思うが、神明宮前バス停は相当数の利用者がいるはずである。その方々はおそらく十六日町バス停に集中すると考えられる。そうなれば十六日町の住民から苦情が出ることが懸念される。しかしながら、十六日町バス停はなくすことのできないバス停だと考えるが、その辺りをどのように考えているか。

交通部:確かに神明宮前で乗り降りされていた方々が、前後の距離等を勘案すると十六日町に集中することが推測されている。十六日町も同じ本数のバスが停車しており、神明宮前と十六日町の乗降者数の比はおよそ1:4であるため、神明宮前の乗り降りされていた方が全て十六日町を利用した場合、現在の1.25倍の利用者数になる見込みである。バス事業者としても、十六日町を廃止すると利用者に多大な不便をかけることになるので、バス利用者、バス事業者協力して、地元の方々にご迷惑をおかけしないよう取り組んで参りたいと考えている。

アドバイザー:この案件は、路線バス事業連絡調整分科会でも議論になっており、代替地も含め奔走したが、止むを得ずこういう結果になった。長横町の話は以前から出てきていて、こういったケースでは初めて神明宮前バス停が廃止になることになるが、やはり、街中の人にとって、バス停は邪魔なものなのだろうかという思いがある。是川縄文館へのアクセス、上限運賃化制度、シンタクンなど、他市に比べても八戸市は様々な公共交通に対する前向きな取り組みを長年行ってきている。にもかかわらず、バス停があるとそれだけ人が集まってくるので邪魔だという意見がでている。もちろん裏通りや長横町の歩道が狭いという特殊事情もあるとは思うが、逆に、公共交通が整っているからこそ集客が得られているという側面があるので、まちづくりと公共交通の関係を街中の人々にも理解していただきたい。また、一方で我々会議の構成員もそういうところを発信していかなければならないのではないか。今回の神明宮前バス停の廃止の裏には、そういった問題をはらんでいるのではないかと考える。今後利用者には相当な不便をおかけすることになる。これはバスだけでの問題ではなくタクシーも影響していると考えられるので、街中の公共交通どのようにしていくのかについて、今後議論していかなければならないと思う。

構成員:商売やっている人にとってはバス停があるということはメリットが大きいといえる。また、若い人は車に乗るためあまり影響ないのかもしれないが、高齢者にとってはバス停が近いということは非常にメリットが大きいが、そういった話はなかったのか?

交通部:例えば、表通りの十三日町(三春屋前)や二十三日町、三日町(はっち前)のように広々とした空間があればいいが、裏通りにはそういった空間がない。歩道が1メートルしかないため住居とバス停が近接しており、バス停で待っている人から住宅の中が見える状況が問題。また、間口が狭いので、道路側に自家用車の駐車スペースを確保して、奥に住居を建てる形態が多い通りであり、二十三日町や十三日町、三日町、八日町などとは道路形態、住まいの形態が違うということが影響している。

6 その他

構成員:金パス10の利用状況はどうか。

交通部:3月4月は120枚くらい販売できている。

南部バス:集計できていないので、後でお知らせする。

構成員:安くて便利なので意外と売れていると思う。

構成員:金パス10の販売店が変更になると聞いたが、どのような内容か。

交通部:売れる販売所と売れない販売所に偏りがある。9月末までの期間限定であり、かつ販売枚数も限定しているため、売れるところに集約するということである。 

アドバイザー:金パス10を導入した背景としては、バスの利用促進を目的としていたほかに、上限運賃制を導入するにあたり、運賃を下げた場合にどのような人が利用しているかを見たいという狙いがあった。これは地域公共交通活性化・再生総合事業として行った事業なので、その辺りのデータをこれから整理し、次回以降皆さんと議論していきたいと考えている。

3.閉会

配布資料

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