【開催報告】令和元年度 若者マチナカ会議の開催について

更新日:2021年08月26日

やや上から撮影された記念撮影の様子
左に女性、右に男性、若者マチナカ会議の文字のイラスト

開催報告

令和元年8月25日、はっちひろばで「若者マチナカ会議」を開催しました。 第1部で八戸市で活躍するゲストスピーカーと市長の話をお聞きし、第2部で高校生、大学生、社会人の参加者に、ゲストスピーカーと市長を交えた43名で、八戸のこと、自分の夢について話し合いました。 その模様についてご報告します。

第1部 話題提供

八戸サバ嬢(代表 木下 里美氏 ほか2名)

女性3名が立っており、真ん中の女性がマイクをもって話をしている写真
  • 私たち八戸サバ嬢は、津軽海峡マグロ女子会の妹分としてデビューした青森県南を活動エリアとする地域おこしグループです。
  • 自分たちも地域を楽しみながら、地域のイメージアップとブランド化につなげていけるように活動しています。
  • 誕生のきっかけは、仕事上でマグロ女子会 代表の島 康子さんとお会いした際にマグロ女子会に誘われたことからです。三八地区にマグロ女子会があってもいいねという話があり、地域を知ってもらいたい気持ちがあったことから活動を決意しました。三八地区をエリアとして活動するのであれば、3と8で”サバ”と読め、八戸前沖サバがあることから、グループ名を「八戸サバ嬢」として活動しようという話になり、グループが誕生しました。
  • 私たち八戸サバ嬢のメンバーは、地域のことが好き・地域の人が好き・夢に向かってアクティブに行動できる・ボランティア精神がある人ばかりです。
  • これまでの活動では、南部町の梅内果樹園で収穫の手伝い、8サバフェスタinマチニワで八戸前沖サバのお振る舞いの手伝い、マグロ女子会との交流、新郷村「郷のきみ」×サバ嬢コラボナイトなど、1年間活動してきました。活動は、Facebook、Instagram、TwitterのSNSを通じて情報発信しています。是非、興味があれば検索していただきたいと思います。
  • 今後の展望としては、八戸前沖サバをフックに県南エリアに相乗効果を生み出したいと思っています。また、マグロ女子会との連携を図り、青森県全体の魅力を伝えられるような取り組みをしたいと思っています。そして、私たちの誇れるふるさとを残すため、八戸サバ嬢に興味を持ってもらえるよう活動を進めて、若い世代につなげていきたいです。

ティガーマスク 氏

緑の服を着たマスクをかぶった男性がマイクをもって立って話をしている写真
  • ヴァンラーレ八戸の“ヴァンラーレ”とは、イタリア語で「南郷」という意味になります。
  • 私は旧南郷村出身で、小学校から社会人までサッカーを続けていましたが、社会人になると村に残っている同級生は5人くらいになり、他の同級生は県外へ出るという状況でした。この状況が続けば、南郷村に誰もいなくなると感じるようになり、なんとかして村を残せないかという思いから、サッカーチーム南郷FCを発足させました。
  • 八戸市と南郷村が合併した時、八戸と南郷から生まれたサッカーチームという意味を込めて、南郷FCから「ヴァンラーレ八戸」へチーム名を変更しました。
  • 私がサポーター活動を開始した2013年当時は、ホームスタジアムが南郷陸上競技場でしたが、行政のお力添えもあり、2016年に市川地区にダイハツスタジアム(多賀多目的運動場)が完成し、現在では、ヴァンラーレ八戸のホームスタジアムとなっています。そして、昨年11月にJ3に昇格しました。
  • 現在ヴァンラーレ八戸はJ3ですが、2022年までにダイハツスタジアムに照明設備を設置しなければ、J3のライセンスが剥奪され、降格する可能性があります。そのため、照明の設置に少しでも力添えしたいと思い、今後は署名活動を考えています。その際は、みなさん署名にご協力をお願いします。
  • サポーター活動をしている中で、八戸は、どのマチよりもスポーツに力を入れているということに気づきました。八戸は、サッカーの他に、アイスホッケーとバスケットボールのチームを支援しており、このようにスポーツの力で地域を盛り上げようと取り組んでいるマチは、他にないと感じています。
  • 昨年度、ヴァンラーレ八戸を応援するサポーターズグループを立ち上げ、現在、様々な活動を行っています。具体的には、スタジアムでの応援や館鼻朝市での広報PR活動、清掃活動を行っています。サポーターは、もっと多くのみなさんと一緒に応援していきたいと思っています。これからも、ヴァンラーレ八戸の応援をよろしくお願いします。

山之内 悠 氏

男性がマイクをもって立って話をしている写真
  • 私は、吹上小学校、第一中学校と進学した後、強豪校の選手とアイスホッケーをしたいと思い、早稲田実業学校に進学しました。大学は早稲田大学人間科学部に進学し、全国のトップ選手とアイスホッケーに励んでいました。
  • 卒業を機にアイスホッケーを辞め、東京都の日出学園中学校・高等学校の教員として勤務していましたが、もう一度アイスホッケーをやりたい、アイスホッケーの指導者になりたいと考え、1年で辞めて八戸に帰ることを決意しました。八戸に帰ってきてから2年間非常勤講師やアルバイトをしながら、25歳で青森県教員採用試験に合格して10年間教員を務めました。
  • 念願だったアイスホッケーを再開し、平成23年開催の八戸国体には県代表選手として出場、青森県が23年ぶりに優勝を果たすことができました。私にとって初めての日本一であり、アイスホッケーを続けてきてよかったと感じました。
  • 平成28年から平成30年までバンディ世界選手権の日本代表として選出されました。将来、バンディがオリンピック種目として採用された際は、幼少期より夢であったオリンピックに出場したいと考えています。
  • また、平成29年には八戸商業高等学校に勤務しながら、青少年の健全育成、市民の健康増進及び地域コミュニティの活性化を図ることを目的とする総合型地域スポーツクラブ 一般社団法人Hachinohe Clubを設立しました。クラブの活動内容は、アイスホッケーのクラブチーム運営や障がい者への運動教室などを開催しています。
  • 私は「挑戦する権利と失敗する自由」という言葉を大切に、日頃から夢を恥かしがらず語り、視野を広く既存の枠に囚われないよう行動しています。
  • 若者の可能性は無限大であるため何事にも挑戦してほしいです。挑戦には知る、学ぶことが重要と思っています。多くのことを学び、挑戦し、夢を語ることで、夢は叶うと信じています。
  • 引き続き夢を語り、仲間を集めて、声を掛け合いながら、八戸のまちづくりに貢献していただきたいと思います。今後は、クラブ運営はもちろん、八戸を盛り上げるために様々なことをやりたいと思っています。

小林 眞 八戸市長

  • 「八戸は海から拓け、海とともに発展してきた」と言われるように、八戸港は重要な産業基盤として当市の発展を支えてきました。当時は、港をつくることに対して無理という声がありましたが、それを実現させてきたのが八戸というマチであると思っています。
  • 私は、小学校、中学校、高校まで八戸で過ごし、大学は仙台に行き、行政の仕事は幅広く、いろいろな仕事ができるだろうと青森県庁に就職しました。県庁から国へ出向した後、そのまま国に残り、他の自治体、全国市長会、自治医科大学などに出向しました。
  • 浦和市役所に出向した際、浦和と大宮、与野の3市の合併の仕事をしました。周りから困難と言われていましたが、何とか合併することができました。
  • また、浦和市役所では、Jリーグが始まる1年半くらい前に、レッズが浦和に来ることが決まっていたことから、支援のため、スポーツ企画室という部署を作り、スタジアムの基準に合わせ増設したり、市民の運動場を練習場にしたり、当時、サッカーの人気があまりなかったこともあって、批判を受けたこともありました。
  • スポーツのまちづくりに関しては、「するスポーツ」「みるスポーツ」「ささえるスポーツ」という多角的な面において、まちおこしの起爆剤として取り組んでいます。「するスポーツ」については、市民の誰もが生涯に渡りスポーツに親しむことができ、健康で元気に暮らせる環境を整備していきたいと思っています。
  • 地元に応援するチームがあることは、地域の元気につながると信じています。ヴァンラーレ八戸、東北フリーブレイズ、青森ワッツの他に、先日3×3バスケットボールの八戸ダイムというチームができました。3×3バスケットボールは、東京五輪の正式種目になったことから、これから盛り上がっていければと思っています。これからがとても楽しみです。
5,6卓の机の前の椅子に座って左側を向いて話を聞いている参加者たちの写真

ゲストスピーカーの話題提供に聞き入る参加者の皆さん

机を前に椅子に座っている参加者たちを後ろから撮影した写真

ゲストスピーカーへの質問

八戸サバ嬢への質問
女性3名が写った資料を手にとって座って話をしている女性の写真

Q.ユキパルはどこで入手できますか。

A.伊吉書院などの書店、ローソンやセブンイレブンにて320円で販売しています。

ティガーマスクさんへの質問
手前に座っている人が2名、左側にビデオカメラで撮影をしている人、中央にマスクをかぶった男性が話をしている写真

Q.ティガーマスクさんの活動は、ヴァンラーレ八戸の広報的ポジションであると感じていますが、現在の立ち位置についてお聞きしたい。

A.ティガーマスクの時はサポーターとして応援をし、仮面をしていない時はヴァンラーレ八戸の社員として営業や広報などの仕事をしています。

高校生から山之内悠さんへの質問
手前に座っている人が数名、左にマスクをかぶった人が座っている、中央に立ってマイクをもって話をしている男性の写真

Q.八戸で夢を叶えることについて、高校生には伝わりにくい部分と思いますが、どのようにすれば高校生にも伝わるのかお聞きしたい。

A.実際に八戸で夢を叶えている人からお話を聞き、話すことで、夢に対して具体的な想像ができ、高校生にも伝わるものと思います。

休憩

テーブルを囲んで立って話をしている人たちの写真

休憩中もテーブルの人と話したり、ゲストスピーカーや気になる人に声をかけ、和やかな雰囲気です。

テーブル前の椅子に座っている人たちや立って話をしている人たちの写真

第2部 ワールドカフェ

ゲストスピーカーの3組と市長も参加して「このマチで夢をかなえる」をテーマに、席替えをしながら4~5人のグループに分かれてマチの未来や自分の夢について話し合います。

ラウンドごとにテーマ(問い)があり、話し合いの中で、思ったこと、気づいたことなどを自由に模造紙に書いています。

第1ラウンド

テーブルを囲んで座っている人たちがペンをもって話をしている様子、手前にマスクをかぶった男性が座っている写真

「将来、八戸で夢が叶っているイメージ」

ご自身の夢についてお話ししています。

5名の男女がテーブルを囲んで座って話をしている写真(左に緑の服を着た人)

席替え

新たなメンバーと前のテーブルで話し合ったことを共有します。

第2ラウンド

5名の男女がテーブルを囲んで座って話をしている写真(手前に制服を着た女性)

「夢の実現のために八戸に必要なもの」

八戸に必要なものについて真剣に語り合っています。

5名の男女がテーブルを囲んで座って話をしているのを上方から撮影した写真

席替え

元の席に戻ります。前のテーブルで話した内容を共有します。

第3ラウンド

数卓のテーブルで座って議論を交わしている人たち、右側でビデオカメラで撮影をしている人の写真

「夢の実現のために自分が取り組むこと」

最後の問いは、夢を叶えるため自分自身が取り組むことについて話し合います。

数卓のテーブルで座って議論している人たちを後ろ側から撮影した写真

個人ワーク・共有

奥中央にテレビ画面、手前に数卓のテーブルに座っている人たちを後ろ側から撮影した写真

最後に、「自分の夢をかなえるため自分が取り組みたいこと」について誰とも話さず、1人1人紙に書きます。

書き終わったら、グループで共有し、一番共感を得たものを全員の前で発表しました。

中央奥に座っている人、右奥にカメラで撮影している人、手前でテーブルを囲んで座って話をしている人たちの写真
左:顔を隠すように立って紙を掲げている人、右:マイクを両手で持って立って話をしている人の写真

高校生や大人10名の方が「夢のために自分が取り組みたいこと」について発表。

上階より数卓のテーブルに囲んでいる座っている人たちを撮影した写真

市長からのメッセージ

座っている参加者を前にマイクをもって立って話をしている男性の写真
  • 本日は、すばらしい夢を語っていただいたと思います。
  • これから頑張りたいという方が多くおり、本日のような場を継続的に設け、一歩踏み出すための環境を社会全体で作っていくことが大事であると感じました。
  • 地元に戻るというお話がありましたが、高校や大学を卒業すると多くの若者が八戸を離れるものの、最近の傾向としては、Uターンで八戸に戻ってくる人が増えてきています。
  • 現在、東京に八戸圏域のアンテナショップでもある「(仮)八戸都市圏わくわく交流プラザ」を建設しており、完成後は、施設内に八戸圏域の情報のほか、働くところが多い、楽しい暮らし等の魅力を発信したいと思っています。また、東京で同窓会を開催している方に対して、同施設の利用を促したいと思っています。
  • 本日の話し合いが一つのきっかけとなり、課題解決につながることを期待しています。

たくさんの皆様にご参加いただきました。

上階よりテーブルを囲んで座っている人たち5名が議論している様子を撮影した写真
テーブルを囲んで座って話をしている男女5名の写真(テーブル奥側に緑の服を着た男女2名)
テーブルを囲んで話をしている4名の男女(手前にタンクトップを着た男性)、奥に状況を見ている人が4名写っている写真
上階よりテーブルを囲んで座って議論している男女5名の写真
テーブルを囲んで座って話をしている男女5名(左に緑の服を着た男性)
テーブルを囲んで座って話をしている人たちの写真(奥左の人がフリップをもって話をしている)

参加者募集「若者マチナカ会議」(注意)定員に達した為、募集を終了いたしました。

八戸市で活躍するゲストスピーカーたち&市長と一緒に、「これからのマチ」や「これからの自分」について気楽に話し合うイベントです。 八戸を楽しんでいる人、八戸で頑張っている人と対話するテーブルにあなたも参加してみませんか?

こんな方におすすめです 

  • 八戸のどこがいいのか知りたい
  • 八戸を選んだ人の話を聞いてみたい
  • 八戸に夢を持ちたい
  • なんだかともかくワクワクしたい
  • 自分の夢がまだわからない

日時

令和元年8月25日(日曜日)14時~17時

場所

八戸ポータルミュージアムはっち1階 はっちひろば

内容

第1部 ゲストスピーカーと市長からの話題提供

ゲストスピーカーたちと市長から、自分自身のことや八戸への思いなどについてお話しいただきます。

ゲストスピーカー
八戸サバ嬢さんの写真

八戸サバ嬢 さん
青森県南エリアの地域おこしグループ

ティガーマスクさんの写真

ティガーマスク さん
ヴァンラーレ八戸 サポーター

山之内悠さんの写真

山之内 悠 さん
八戸市議会議員

第2部 ワールドカフェ「このマチで夢をかなえる」

参加者にゲストスピーカーたちと市長を交え、「これからのマチ」や「これからの自分」について話し合います。

ワールドカフェってなんだろう?

リラックスした肩の凝らない、カフェでおしゃべりをしているような雰囲気の中で、メンバーの組み合わせを替えながら4~5人単位の小グループで話し合いを続けることにより、まるで参加者全員と話し合っているような効果が得られる会話の手法です。

ファシリテーター

井上丹さんの写真

井上 丹 さん(八戸学院大学地域経営学部 講師)

昭和58年青森県出身。北海道大学大学院修了。 株式会社リクルートで10年間教育関係の営業職を務め、高校生のキャリア教育講演も担当。2018年八戸学院地域連携研究センターで、大学と地域企業・自治体等と連携し、学生の定住促進に向けた体験事業や防災士養成講座、はちのへ地域創造人材育成事業を企画・運営、自らワークショップ等の講師も務めた。

スピーカー

(八戸市長)小林眞氏の写真

八戸市長 小林 眞

ゲストスピーカー

八戸(はづのへ)サバ嬢 さん (青森県南エリアの地域おこしグループ)

八戸サバ嬢さんの写真

津軽海峡マグロ女子会の妹分として平成30年7月14日にデビュー。
八戸前沖サバのPR等、地域のイメージアップとブランド化を進め、他地域と積極的に交流し、自分たちも楽しみながら、地域を元気にしていきたいという思いで活動。

ティガーマスク さん (ヴァンラーレ八戸 サポーター)

ティガーマスクさんの写真

八戸市南郷出身。
平成25年より、未来の子供たちへ南郷を残すために、猫となり、ティガーマスクの勝手にヴァンラーレ八戸応援活動を決行中~。将来の夢と目標は、たくさんの方にヴァンラーレ八戸を知っていただき、ホーム会場をいつも満員にし、100年後までヴァンラーレ八戸を残していくこと。

山之内 悠 さん (八戸市議会議員)

山之内悠さんの写真

高校教員を約11年勤めた後、市議会議員選挙に立候補し、平成31年に初当選。
教員を務める間には、八戸国体アイスホッケー競技にて優勝を経験。また、バンディ日本代表として世界選手権にも出場。現在は市議を務める傍ら、総合型地域スポーツクラブをサポートするなど、地域スポーツ振興に携わる。

対象者・定員

高校生から40代までの40名程度(先着順)
第1部でゲストスピーカーたちや市長のお話を聴いた後、第2部ワールドカフェに参加いただきます。

お申込み・お問合せ

お電話・ファックス・Eメール・申し込みフォームより、市民連携推進課までお申し込みください。

申込締切:令和元年8月16日(金曜日)

チラシ

(表面)若者マチナカ会議のチラシ:八戸市長の顔写真が右下に掲載
(裏面)若者マチナカ会議のチラシ:ゲストスピーカーの写真などが掲載

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 市民連携推進課 市民協働グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9207 ファックス:0178-47-1485

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