第8回地域コミュニティ振興検討委員会 議事録

更新日:2020年01月07日

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日時

平成16年1月19日(月曜日) 18時~21時

場所

八戸市庁別館8階 研修室

出席者

(敬称略)

コミュニティ委員会委員5名(欠席1名)

 大沢泉 ・ 蟹沢幸治 ・ 稲垣眞理子 ・ 慶長洋子 ・ 藤村幸子

要旨

 前回に引き続き、指針構成案について、各委員が事前に作成した資料に基づき、項目ごと(資料3(第6回))に検討することとし、「4.地域活動の推進」「5.コミュニティ教育」「6.市民」、「7.公民館」について、協議を行った。

また、新たな項目として、「コミュニティと情報の共有」、「合併に対応したコミュニティ」、「事業者」、「国際的な視野に立った項目」を追加したらどうかと提案があった。

内容

4.地域活動の推進

  • 地域の各種団体の活動は、全体的に見ると、マンネリ化し、停滞している傾向があり、まちづくりの観点から活動の見直しが必要と思われる。
  • 地域の個性や特色を生かしたまちづくりを推進するということについては共通した意見である。
  • 地域づくりの中心となる地域の中核的組織が必要である。例えば、公民館や、各町内会の中のまちづくり担当が集まる組織、老人会や婦人会など各種団体の代表者、自治振興会といった既成のまちづくり組織、あるいは全く新しいまちづくり組織など。
  • あらゆる年代の人々が地域活動に参加できるよう推進する。
  • やりたいことをやりたい人ができるような、自分の目的に合った活動を選べるようになったらよい。
  • 若者を地域の活動に引き出すことが大事であり、若者に地域の活動組織(福祉、防災、防犯等)に参加してもらうなど、若者が参加するような努力をすることが必要である。
  • 誰が地域活動を行うかということについて、あらゆる人が、あるいはやりたい人が、あるいは若者が、とそれぞれ意見があるが、それぞれの目的に合った多様な活動が行われることで、地域活動の多様な参加が推進される。
  • 地域活動の推進策は、活動を行っている人が更に活発に行うような推進策と、今は活動に参加していない人が、参加できるきっかけづくりといったことが必要だ
  • 各種団体が情報を共有し、連携を図ることにより、地域をさらに活発化できる。
  • 各種団体の活動状況について情報を公開し、その情報の共有化を図ることが必要であると思うが、情報の共有化を実現することは、なかなか難しいものである。情報を得ようとする人だけが得られる状態であり、地域に価値のある情報がいっぱいあるのに、住民は知らないことが多い。
  • 例えば、地域にコミュニティ情報センターを作って、地域のFMを流したり、ニュースレターを発行するなど、地域の情報を収集し提供する場があったらよい。また、それ専門のNPOがあってもよい。
  • 公民館で広報を出しているが、発行回数は月1回のところや年に2、3回のところなど、その公民館によって異なる。
  • ある地域では、児童のいない家庭にも学校の情報を流すことにより、地域全体の学校への関心が高まっている。
  • 先進地の例によると、コミュニティの範囲を小学校区や中学校区として活動している例があるが、八戸の場合を考えるとどうか。
  • 範囲については今後検討が必要であるが、例えば、公民館を中心として活動する場合は、八戸の場合、公民館はほぼ中学校区に一つ設置されているため、中学校区がコミュニティの範囲となるかもしれない。その場合人口は約10,000人である。

5.コミュニティ教育

  • 地域づくりを進めるリーダーの育成が必要という意見がある。地域づくりの人材育成については、誰か一人、特定のリーダーを育てることより、地域づくりを進めるための教育の場を全体に広く提供し、みんなが地域づくりのリーダーとなって、育っていくことが必要だという意見もある。
  • 現在は、町内会長や役員、会員を対象にした、リーダー研修会があり、先進地の取組み等について講演等を行っている。それについても必要と思う。
  • 地域づくりを行うには、まずその地域を知ることが大事である。
  • 地域づくりに力を尽くした人の足跡をたどることは、その地域の将来を考えることにつながる。
  • 各地域には、その地域を知る多彩な人がたくさんおり、地域教育の人材ネットワークづくりが必要である。
  • 子ども会の活動は、廃品回収などを行っているところもあるが、全体的に活動が停滞している。
  • 子どもは地域で育てるとよく言われる。学校では、地域の歴史や文化に詳しい人を招いて総合学習を進めたりしているが、地域全体としては、地域で子どもを育てることについての取組みは不十分である。
  • 地域が子どもを育てるという意味には、伝統文化の継承など、地域の歴史や自然など地域の特色を伝え、地域を知ってもらうということと、子どもの健全育成ということ、また、自分たちのまちは自分たちでつくるという意識を育てるという意味が含まれている。
  • 地域で子どもを育てるのは誰の役割か、地域コミュニティが育てるのか、行政が担うのか、学校なのか、具体的に誰が役割を担うのかについても考えなければならない。
  • 実際に地域活動を行う人から話を聞くような交流の場は、自分がどのようにコミュニティに関われるか考える機会となり、また、自分が持っている関心を実際に行動に移すきっかけにもつながる。
  • 地域を活性化するには、地域の学習や活動に目覚めた、地域づくりに関わりたいと思う人をつくることからはじめる必要がある。
  • 具体的にコミュニティ意識を高める施策として、町内でのフリーマーケットや若い親を対象とした地域づくりへの啓蒙活動などがあってもよい。
  • 持ち回りによる地域活動への参加など、強制的な方法も、コミュニティ意識を高めていく一つの手法かもしれない。一方で、目的別に活動したいと思う人が自由に地域活動に参加するといった方法も必要と思われる。
  • 地域づくりにおける行政の役割と地域住民の役割の説明が必要だ。
  • 地域に眠っている、若い人や元気な高齢者のエネルギーがもったいない。地域の中でどのような役割を持っているのか、知ってもらう必要がある。

6.市民

  • 昔は、出会った人にあいさつすることは当たり前であったが、最近では、声をかけなくなった。出会う人々が気軽にあいさつし合える地域が理想であり、声をかけ合えるような環境となるよう、市民あげてのあいさつ運動を促進することにより、心の通い合う地域づくりが実現されるのではないか。
  • 個人の生活と町内会のような地域共同体は対立する関係ではなく、地域の共同生活を発展させていくという考え方を基本としたい。
  • 今の時代、無理のない近所づきあいが必要である。
  • まちづくりへ参加することから、自らやりたいことをやるという参画へ一歩進む努力が必要である。
  • 地域への情報は、受け取る側が積極的に情報収集することが必要であり、市民へ流す側(行政など)も工夫が必要である。
  • 関心のある市民が活動したいという意識を持つことが必要であるし、活動したいと思わせる環境やその関心を活用できる体制を市民自らつくらなければならない。
  • 地域づくりは市民主体で行うということの自覚、行政頼みからの意識の変換については、意見が共通している。

7.公民館

  • これからの公民館は、魅力的な事業を考え、他団体や公民館同士の連携活動・共催を進める必要がある。
  • 公民館活動は、開催する講座内容が指定される枠があるが、それぞれの公民館の独自性があってもよいのではないか。
  • 地域における公民館のあり方について、行政側も意識改革が必要だ。
  • 公民館の管理運営は、条例により教育委員会が担うことが定められているが、地域づくりの観点から、まちづくり担当課も参加すべきである。
  • 公民館の運営には女性の参画を進めるべきである。
  • 指定管理者制度により、他地域では、公民館の管理運営について、NPOが主体となる可能性について検討している例もある。
  • 公民館は地域の拠り所であると思うが、地域を越えて利用してもいいのではないか。他の地区公民館で参加したい講座や活動があった場合には、自由に参加できればいいと思う。
  • 一方で、他の地域からの利用者が多く、その地域の利用は少ないことを課題に感じている公民館もある。
  • 今の公民館は、高齢者の利用は多いが、若者が意見を言うことができ、活動できる場とすることが必要と思う。
  • 公民館は住民が利用するのであるが、住民を有効に活用できる場としても考えられる。
  • 公民館は、市民活動の場所の提供など、様々な活動を行うためのサポートする場としての役割もあるのではないか。
  • 今、生涯学習の目指すべき方向は、「学び」から、学びを生かした「実践」へと変わってきている。公民館活動についても、公民館でのクラブ活動から、ボランティアで高齢者福祉施設に訪問するなど、学んだことを実行に移し、地域にボランティアで還元し、新たな地域との関わりをつくっている例がある。
  • 公民館は、生涯学習の拠点、地域の情報発信の拠点、地域づくりの拠点など、様々な役割があると思われる。次回、もう一度、公民館の役割について考え、どのように役割を果たしていったらよいか、考えることとしたい。

新たな項目について

  • 新たに「コミュニティと情報の共有」、「合併に対応したコミュニティ」、「事業者」、「国際交流・異文化との交流・外国人の受け入れ等 国際的な視野に立った項目」を項目として追加したらどうか。協議していく中で、不要と判断した場合は削除していけばよい。また、必要と思われる項目については、追加していけばよいと思う。
  • 情報の共有については、条例委員会でも項目をたて検討されており、非常に重要なことと考える。
  • 八戸に暮らしている外国人のなかには、地域と関わることができない外国人が多くいるため、生活情報を必要なときに得ることができ、地域の活動に自由に参加できるような地域であるべきと思う。外国人が暮らしやすい地域を目指すということについては、指針の特徴的な部分となるかもしれない。

次回以降について

  • 次回は、今回同様に「7.公民館」から、「8.町内会」「9.学校」「10.行政」等について協議する。

この記事に関するお問い合わせ先

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