八戸市中心街ストリートデザイン事業

更新日:2022年12月06日

八戸市では、中心市街地活性化の一環として、多様な人々を惹きつけ、賑わいや豊かな生活環境を創出する観点から、八戸市中心街のメインストリートをひと中心の居心地が良く歩きたくなるストリートへ再編する取り組みを実施しています。

事業実施の背景

居心地が良く歩きたくなる(ウォーカブルな)まちなかの形成

現在、全国で、人口減少や少子高齢化が進み、商店街のシャッター街化などによる地域の活力の低下が懸念されている中、都市の魅力を向上させ、まちなかに賑わいを創出することが求められています。

「居心地が良く歩きたくなるまちなかの形成」は、国土交通省が今後のまちづくりの方向性として示している都市政策の考え方であり、官民のパブリック空間(街路、公園、広場、民間空地等)をウォーカブル(「walk(歩く)」と「able(できる)」を組み合わせた造語)な”ひと中心”の空間へ転換・先導していくものです。

世界の多くの都市で、まちなかを車中心からひと中心の空間へと転換し、人々が集い、憩い、多様な活動を繰り広げられる場へと改変する取組が進められています。

これにより、多様な人々の出会い・交流を通じたイノベーションの創出や人間中心の豊かな生活を実現し、まちの魅力・磁力・国際競争力の向上が内外の多様な人材、関係人口をさらに惹きつける好循環が確立された都市を構築することが期待されています。

居心地が良く歩きたくなるまちなかのイメージ

居心地が良く歩きたくなる街路づくり

居心地が良く歩きたくなるまちなかの形成を推進するため、街路空間を車中心から”人間中心”の空間へと再構築し、沿道と路上を一体的に使って、人々が集い憩い多様な活動を繰り広げられる場へとしていく取り組みが進められています。

ウォーカブル推進都市

国土交通省は、居心地が良く歩きたくなるまちなかの形成を目指し、国内外の先進事例などの情報共有や、政策づくりに向けた国と地方とのプラットフォームへ参加し、ウォーカブルなまちづくりを共に推進する自治体を「ウォーカブル推進都市」として募集しています。

八戸市もこの考え方に賛同し、令和元年7月にウォーカブル推進都市に参画いたしました。

令和3年2月末現在323団体が賛同しウォーカブル推進都市に参画しています。

ストリートデザインガイドライン

国土交通省は、ウォーカブルなまちなかを支えるこれからの時代のストリートのあり方を検討するため、ストリートデザインのポイントとなる考え方を提示した「ストリートデザインガイドライン」を令和2年に策定しました。

このガイドラインにおいて「ストリート」とは、公共施設としての街路の路面のみならず、沿道の民間敷地、さらには沿道の建築物等土地利用を含めた街路空間全体のことをさしており、その物理的様態から、当該空間で行われる活動、これを支える人的資源までを包含した、企画・構想、計画、設計、運営管理等を総省して「ストリートデザイン」と定義しています。

事業内容

ストリートデザイン勉強会~まちなかストリートデザインラボ~

居心地がよく歩きたくなる街路づくり~ストリートデザイン~への理解を深めるとともに、八戸市中心街ストリートデザイン事業に関する意見交換を実施することを目的に勉強会を定期的に開催します。

4月から8月にかけては、中心市街地活性化やウォーカブルなまちづくりに関心のあるかたを広く対象とし、3つのテーマに沿って講師をお招きし、基調講演とワークショップを実施いたします。

9月以降は、3回の勉強会での成果を受け、八戸市中心街のメインストリートを居心地が良く歩きたくなるひと中心のストリートへ転換するための具体的なビジョンについて意見交換していく予定です。

ファシリテーター

山下裕子(やましたゆうこ)氏

2007年よりグランドプラザ運営事務所勤務。2011年よりNPO法人GPネットワーク理事。2013年より全国まちなか広場研究会理事。2016年よりまちなか広場研究所として活動開始。現在、様々な地域のまちなか広場づくりに地元の伴走者的立ち位置で活動を続ける。著書に『にぎわいの場 富山グランドプラザ-稼働率100%の公共空間のつくり方』(学芸出版社)、『生きた景観マネジメント』(共著・鹿島出版会)、『コンパクトシティのアーバニズム』(共著・東京大学出版会)

【終了しました】第1回 『ウォーカブル』~居心地が良く歩きたくなるまちなかとは~

講師

三浦詩乃(みうらしの)氏

東京大学大学院新領域創成科学研究科スマートシティデザイン研究社会連携講座特任助教。1987年生まれ。東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。博士(環境学)。2015年より横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院助教。専門は都市デザイン、公共空間のデザイン・マネジメント。「居心地が良く歩きたくなるまちなか」形成を提唱した都市の多様性とイノベーションの創出に関する懇談会委員。著書に『ストリートデザイン・マネジメント』(学芸出版社)

開催日時

令和4年4月30日 土曜日 15時~17時

場所

八戸ポータルミュージアム はっち1階 はっちひろば

【終了しました】第2回 『ストリートデザイン』~とおりをひと中心に再編するプロセス~

講師

泉英明(いずみひであき)氏

都市プランナー、有限会社ハートビートプラン代表取締役。1971年生まれ。大阪大学工学部環境工学科卒業。技術士(建設部門、都市及び地方計画)。2004年に有限会社ハートビートプランを開設。大阪なんば、西梅田、豊田、岡崎、姫路のまちなか再生や公共空間のプレイスメイキング、着地型観光事業「OSAKA旅めがね」、水辺空間のリノベーション「北浜テラス」や「水都大阪」事業推進、「長門湯本温泉」の温泉地再生などに関わる。まちづくりの「まち医者」としての関わりを目指す。著書に『都市を変える水辺アクション』(共編著、学芸出版社)、『民間主導・行政支援の公民連携の教科書』(共著、日経BP社)

開催日時

令和4年6月26日 日曜日 15時~16時

場所

八戸まちなか広場 マチニワ

【終了しました】第3回 『トライアル』~ストリートをまずは試しに使ってみる~

講師

新津瞬(にいつしゅん)氏

有限会社ハートビートプランディレクター、アーバンデザインセンター大宮[UDCO]プロジェクトパートナー。1987 年生まれ。早稲田大学大学院建築学専攻、イタリア・フェッラーラ大学院修了。2017 年よりUDCOにて大宮駅周辺における公共空間利活用や調査研究、デザイン調整等を通じた都市再生の推進に取り組む。2021年より現職にて、松本、姫路、大阪、大宮などのまちづくりに関わる。早稲田大学非常勤講師。共著に『まちづくり図鑑』(鹿島出版会)

開催日時

令和4年8月27日 土曜日 15時~17時

場所

八戸ポータルミュージアム はっち1階 シアター1

ちらし

この記事に関するお問い合わせ先

商工労働まちづくり部 まちづくり推進課 中心市街地活性化グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁別館5階
電話:0178-43-9426 ファックス:0178-46-5600

まちづくり推進課へのお問い合わせフォーム

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