臨時記者会見 令和3年6月24日
発表内容
日時:令和3年6月24日木曜日 14時~14時30分
場所:八戸市庁本館2階庁議室
案件:八戸圏域における「地域連携ICカード」の名称及びデザインについて
会見の様子
案件の概要
小林 眞 市長
このたび、八戸圏域地域連携ICカードの名称及びデザインが決定いたしましたので、皆様にお知らせいたします。
地域連携ICカードの名称につきましては、令和2年12月21日から令和3年1月15日の期間で、八戸圏域8市町村にお住まいの方を対象に名称を募集したところ、240件の応募がありました。心から感謝申し上げます。
その中から、学識者やバス事業者等からなる選定委員会により「はちか」「はちも」「のってこ」「わーも」「はちぱす」の5候補に絞り込み、2月1日から2月15日の期間で、名称人気投票を行いました。
投票結果は、投票総数444票のうち、「はちぱす」が150票の約34%、「はちか」と「わーも」が同数の119票で約27%などとなりました。
この結果を踏まえ、選定委員会で上位3候補より選考することとし、選考の結果「はちか」に決定いたしました。
デザインにつきましては、八戸工業大学感性デザイン学部創生デザイン学科の皆様に依頼し、学内コンペを行い、6候補から選定委員会で決定いたしました。
決定したICカードはこちらになります。
「ハチカ」の名称ですが、応募者からは「八戸圏域のカードとしてイメージしやすい」「八戸圏域8市町村の「ハチ」とカードの「カ」を組み合わせた」「わかりやすい、覚えやすい、親しみやすい」などの名称を付けた理由が挙げられております。
カードデザインについては、子供から高齢者まで幅広い年代に親しんでもらえるデザインになっており、全国的にもカタカナ表記のカードは少なく特徴的であることから、話題性もあるのではと感じております。
色合いにつきましては、大変ご苦労されたようですが、南部バスの赤、八戸市営バスの青と、「か」の黄色は、明るく元気をイメージさせる色合いになっており、見事に配置していただいたと感じております。
また、「か」は漢字の「力(ちから)」とも読めますので、このカードが八戸圏域の連携する力(ちから)となり、八戸圏域をますます発展させてまいりたいと考えております。
地域連携ICカードは、八戸圏域を運行するバスの定期券や交通ポイントなどの地域独自のサービスの機能に加え、Suicaエリアで利用可能な乗車券やコンビニエンスストア等で利用可能な電子マネーなどのSuicaのサービスが、1枚で利用可能なICカードとなっております。
ICカード導入により、小銭の準備や両替が不要になるといった運賃の支払いがスムーズになる利便性の向上や、圏域外から来られるビジネス客や観光客にとっても、既存のSuica等のカードでバスの利用が可能となることが大きなメリットであると考えております。
今回の地域連携ICカードの導入については、公営と民営の事業者が協力してエリア全体で導入する初めてのケースであり、交通ネットワークとしての利便性向上が期待されるところです。
サービスインは、令和4年3月を予定しておりますので、八戸圏域の皆様には、是非この地域連携ICカードをお持ちいただき、八戸市営バス、南部バスをより一層利用していただきたいと思っております。
岩手県北自動車株式会社南部支社
高橋 学 支社長
この度の地域連携ICカードの名称及びデザインにつきまして、多くの皆様から応募、投票いただき、岩手県北自動車を代表いたしまして心より感謝申し上げます。
カードの名称とデザインが決まったことで、これまでICカードと話していたものが、「ハチカ」と紹介でき、そしてカードがイメージできるようになり、いよいよ実感がわいてまいりました。
先ほど、小林市長から「ハチカ」の「カ」は、力(ちから)とも読め、このカードが八戸圏域の連携する力となり、八戸圏域をますます発展させていきたいとのことでしたが、当社がその一翼を担えることを大変光栄に存じます。
来年3月にサービスインの予定ですが、八戸圏域の皆さんはもちろん、圏域外からのビジネス、観光客にとって、利用しやすい、そして長く愛されるカードとなるよう準備を進めてまいりますので、南部バス、八戸市営バスを、これまで以上に利用いただきたくよろしくお願いいたします。
八戸圏域地域連携ICカード名称等選定委員会委員長
八戸工業大学 感性デザイン学部
高屋 喜久子 教授
選定委員会委員長を務めました、高屋喜久子です。
まず、名称選定についてです。選定委員会では、発音しやすく、分かりやすい名称、幅広い年代の方にも覚えやすいという理由で、3文字の「はちか」を選びました。「はちぱす」も人気があったのですが、「はち」と「ぱす」、語彙が2つになり印象が弱まることから、商標登録の調査結果も踏まえて、最終的に「はちか」に決定いたしました。
また、「はちか」とすることで、「Suica」との相互利用が印象づけられ、理解しやすいものとなったと考えております。
次にデザイン選定についてです。
文字の表記を、ローマ字、ひらがな、カタカナ等、デザインの一部として学生に自由に提案してもらいました。選定されたデザインは、カタカナ表記で、誰にでもわかりやすく、デザインの重要ポイントである視認性に優れたデザインということで決定いたしました。
その結果、SuicaやICOCA、PASMOなど、アルファベット表記が多い交通系ICカードの中で、今回のカタカナ表記は、明快で斬新なものとなりました。
また、カタカナ「ハチカ」は、「カ」が「ちから」とも読めることから、八戸圏域の力・パワー、八戸圏域の価値創造、とも解釈ができて、良き名称とデザインが選出されたと考えております。
ICカードデザイン製作者
八戸工業大学 感性デザイン学部創成デザイン学科2年
佐々木 南海 氏
八戸工業大学感性デザイン学部の佐々木南海です。
このカードをデザインするにあたり、多くの人に利用してもらうことを1番に考え制作しました。
「ハチカ」とカタカナ表記にした理由は、1つ目に、幅広い年齢層に一目でICカードの「ハチカ」とすぐ伝わるようにするためです。
2つ目に、カタカナ表記とすることで軽快さを表し、いつでも気軽に利用して欲しいと思ったからです。
デザインについては、文字の色味を出すことに1番時間を費やしました。度重なる微調整を繰り返しながら、最終的にこの3色に決めました。
赤は人とのつながり、青は八戸圏域の自然、黄色は元気の出る色で八戸圏域のパワーや食べ物をイメージしました。赤は南部バス、青は市営バスにも、繋がっています。
また、レトロ調の文字にすることで、愛着がもてるようなデザインとなっています。
配布資料
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更新日:2021年07月26日