記者会見 平成27年8月21日

更新日:2020年01月07日

発表内容

日時:平成27年8月21日(金曜日) 14時~14時30分

場所:庁議室

案件:

  1. 町内会加入促進月間について
  2. 八戸市体育館耐震診断に伴う予約受付の停止について
  3. 薬用作物の共同研究に関する公募結果について

【案件に関する質疑】

  • 薬用作物の共同研究に関する公募結果について
  • 町内会加入促進月間について
  • 八戸市体育館耐震診断に伴う予約受付の停止について

【その他の質疑】

  • ブックセンターについて
  • 職員採用試験(獣医師と薬剤師追加募集)について
  • 他都市での運動公園住民投票、新国立競技場の設計見直し報道について
  • 県内における昨年度の成年後見制度の市町村長申し立て状況について
  • 大相撲夏巡業八戸場所について

1 町内会加入促進月間について

 市及び八戸市連合町内会連絡協議会では、今年度より、9月を町内会加入促進月間と位置づけ、全市的に町内会の重要性や必要性について啓発を図りながら、 加入の呼びかけを行ってまいりますので、その概要をお知らせします。
取組の1つ目は、町内会どこでもPRプロジェクトと称し、市営バス車体広告や、公民館へののぼり設置、公用車へのマグネットシート掲出など、市の施設や広報媒体などの活用のほか、各町内会の掲示板や不動産窓口、商業施設等へのポスター掲示により、様々な場面で町内会という文字を目にする機会を作り、無関心層や未加入者への啓発を図りたいと考えております。
取組の2つ目は、期間中、各町内会が、未加入世帯や事業所を一斉に訪問し、加入勧誘を実施するもので、現在、地区連合町内会を通じ、町内会に実施の呼びかけを行っております。
取組の3つ目は、市内ショッピングセンターで、決起会と街頭キャンペーンを実施いたします。
これまで加入促進に向け協力体制を築いてきた公益社団法人青森県宅地建物取引業協会八戸支部、公益社団法人全日本不動産協会青森県本部及び八戸市連合PTAのほか、高館地区連合町内会青年部や学生ボランティアにも参加いただき、啓発グッズの配布などにより町内会加入をPRいたします。
実施日時は9月5日土曜日、11時から12時30分まで、場所はイトーヨーカドー沼館店を予定しております。

配付資料

2 八戸市体育館耐震診断に伴う予約受付の停止について

 現在、八戸市体育館で行っている耐震診断の結果が12月上旬に判明する予定となっておりますが、現時点では、八戸市体育館が耐震基準を満たすことが出来るのかは不明であり、耐震診断の結果、体育館の使用を制限しなければならないとなった場合、予約の取り消しや、利用料の払い戻しなどの事務が発生することから、無用の混乱を回避するため、9月2日から予定していた、12月1日以降の予約受付を停止することといたしました。
利用者の皆様に置かれましては、大変ご不便をおかけいたしますが、他の体育館等のご利用をお願いいたします。
なお、耐震診断の結果、引き続きの利用が可能であると判断された場合、予約の受付を再開する予定でございます。

3 薬用作物の共同研究に関する公募結果について

 薬用作物の共同研究に関する公募結果について、お知らせいたします。
八戸市では、近年、医療現場において、需要が増加している漢方製剤の原料となる薬用作物に関する研究を行うことにより、薬用作物の生産に伴う市の農業の振興及び雇用の創出に資するため、7月30日から8月11日まで薬用作物に関する共同研究法人を公募いたしました。
その結果、漢方製剤や生薬製剤等の医薬品の製造販売を行う株式会社ツムラ1社から応募をいただき、提案内容を審査した結果、要件を満たしていたため、同社と共同研究を実施することにいたしました。
共同研究の内容は、市の地域特性に応じた薬用作物の品目の選定及び薬用作物の生産手法の確立とし、今後、ツムラと共同研究協定を締結することにしております。
共同研究期間は、その締結の日から平成28年3月31日までとしておりますが、共同研究に関する目標が未達成であり、期間を延長することについて市及びツムラのいずれからも異議がない場合は、研究期間をさらに1年間継続するものとし、その後も同様にすることにしております。
使用する施設は、八戸市農業経営振興センターのガラス温室2棟及び旧八戸市立松館小学校の2階、3階としております。
施設の使用方法ですが、施設内に栽培棚を設置し、薬用作物をポットで栽培することにしております。

配付資料

案件に関する質疑

薬用作物の共同研究に関する公募結果について

Q.(記者)
まず薬用作物の共同研究に関する事業への期待をお聞かせ願えれば。 

 A.(市長)
南郷新規作物研究会議の中で、いろいろ議論していただきまして、一つスタートしたのがワイン産業創出プロジェクトということで着手いたしました。その他に委員会の議論で、薬用作物、特に漢方の原料の栽培の可能性について議論いただきまして、そういった中から、気候的にも冷涼な土地柄でありますので適しているのではないかという提案があって、今回、共同研究者を募集して、応募いただいたツムラと契約することにいたったということであります。今後、どういう形でこの研究が次の段階に進むかということにつきましては、研究内容次第ではありますけれども、期待という点から言いますと、生産に適した土地柄で、継続しての栽培が可能だということであれば、一つの産地化という方向性も出せるのではないかと、そういう期待をしております。

 Q.(記者)
薬用作物の関連で。ツムラとの共同研究協定というのは、協定を結ぶ見通しはいつごろ? 

 A.(市長)
今月中に。

 Q.(記者)
場所はどちらで? 

 A.(農林水産部長)
市役所の予定ですけれども、そこは詰めてからにしたいと思っています。
 

 Q.(記者)
ツムラというと大手製薬ですよね。こういった、薬用の中でも漢方に特化して、行政と共同研究というのは、他にケースはあるんですか? 

 A.(農林水産部長)
当市は初めてなので。

町内会加入促進月間について

Q.(記者)
町内会の加入促進ですけれども、これまでもいろいろ取り組みされてきていますが、資料に加入率の推移という数字がございますが、ちょっと下がってきてはいるようですけれども、率ということなので、実際、例えば世帯が増えたりすると分母が増えるので相対的に下がるということがあるのかと思うんですけれども。今後の目標みたいなのがもしあれば。

A.(市長)
グラフは、60%前後のところを抜き出して拡大していますので、変化が大きいように見えますけれども、世帯数が増えてきて、分母が広がってきている、ということの影響がけっこう大きいのではと思っています。どれくらいを目標にするか、ということについては、まずは下げ止まりを、ということと思っていまして、地区連合町内会の八戸市連合町内会連絡協議会を作ってから、いろいろな形でそれぞれ努力していただいていますので、分母は増えているにも関わらず減り方は鈍ってきている感触は得ているところです。なんとかこれを右上がりになるようにしていければと、今の段階の期待はそういうところです。

Q.(記者)
何年度は何世帯で、何世帯が入っていて、という出し方はあまりされていない?

A.(市長)
なかなかそこまでは難しいと思っています。

Q.(記者)
町内会に関連して、重要性や必要性を訴えて啓発を図るということですけれども、若い世代にとって、町内会が、入ってどんなことが自分のためになるのか、ということがわかりづらいということも、一つ加入が進まない原因じゃないかなと思うんですけれども、市長ご自身のお考えとして、どういうことが町内会に入るメリットというか。

A.(市長)
やはり、八戸市民であるという自覚を持って、地域づくり・まちづくりに関わるということが一番だと思います。これは不動産関係の団体とも様々議論をしました。それだけお金を出して何のメリットがある、というところから議論したのですけれども、主体的にまちづくりに関わる人間が増えることによって、まちそのものが元気になりますし、お互いを支えあうようなそういう社会がつくられるんだと、それがいいまちに住んでいるという思いを共有する人が増えれば、それはいいまちになっていく。具体的にお金に見合って、何がメリットかということについては、これはもう、率直に言ってそういうものはない、としか言いようがないですね。これは不動産の関係の皆さんとも議論した中で、でも理解していただいて一緒にやりましょう、というところまで、これは八戸市連合町内会連絡協議会の会長さんたちも熱心に説得した上で、合意の上で、協定書も結んで一緒に加入促進に取り組んでいますので。そういう意識を広めていく、ということだろうと思っています。若い人達にも理解してもらう、本当に地道な努力を重ねていくことだろうと思っていまして。それはそれぞれの町内会で、地域にいる若い人達を一人ひとり声がけして、いろいろな形で引き込むと、そういう活動を続けていくことだと思っています。

八戸市体育館耐震診断に伴う予約受付の停止について

Q.(記者)
体育館の耐震診断ですが、そもそも、現在耐震診断の結果が判明する予定となっていますけれど、なぜ今、法令上、国の求めとかで必要になったんでしょうか。今始めているバックグラウンドみたいなのと、もし使用できなくなった場合は、年間何件ぐらいの予約があるでしょうか、もしおわかりでしたら。

A.(まちづくり文化スポーツ観光部長)
26年度の数字になりますけれども、アリーナの利用者数、観覧者数は、年間10万2,203人となっております。

 A.(市長)
公共施設の診断期間は2年間で。今年度が最終年度になっているということですので、年度内に診断を終える必要があるということです。八戸市の場合は体育館が最後です。

その他の質疑

ブックセンターについて

Q.(記者)
総務協議会で発表になったブックセンターについて、市長の夢が詰まった本屋さんの概要が出ていたんですけれども、効果というか、1日300人目標とした場合、1.5倍のB/C(費用便益比)が見込めるというような説明があったんですけれども、1日300人というのは現実味のある目標なんでしょうか。 

A.(まちづくり文化推進室長)
300人は比較的現実味があると、そこを目標として頑張っていこうと思っています。

Q.(記者)
文化施設はやはり効果がわかりにくいといいますか、目的が文化の薫り高いまちということになっていて、文化の薫り高いまちになったかどうかというのはなかなか判別がつかないと思うんですけれど。 

A.(市長)
数字的には立証できないと思いますし、私は、昨今、何か数値目標を立てて、それが達成されたかどうかでその評価をしていくというやり方というのは行き過ぎているのではないかという感じがしています。ですから、効果というのも長い目で見る必要があるものも、結構あると思っています。特に文化に関わるものですね。子ども達の教育もそうですけど。10年、20年経って、何かまちの雰囲気が変わった、というくらいのものも、やる価値はあると思っています。一般論ですけれども、何人入っていくら売れたか、そういうことよりも、そういう場が継続してこのまちなかに、ということに重きを置いて取り組んでいきたいと思っています。

Q.(記者)
お考えは重々わかるんですけれども、やはり公共施設という性格上、どんな方が見てもわかる達成度、目標値というのは必要なのかなと。 

A.(市長)
実際に動き始めて、いろいろな方がいろいろ評価をしていただくと思いますので、そこに期待したいと思っています。なかなかいいね、と言う方が多いのか、なんだ税金使って、と言う方が多いのか。スタートして、そういう評価に委ねたいと思います。

Q.(記者)
構想に関しては、市長は100%満足、という?

A.(市長)
いろいろなご意見があると思いますし、見直しもするということでありますので、より最終的な実施設計案というのがいい形で出来上がってくると期待しています。 

Q.(記者)
模型が総務協議会でお披露目されて、我々も見させていただきましたけれども、市長はどんなふうにご覧になりました?ご感想は。

A.(市長)
はい、見ました。私も早く行きたいなというのが一番の感想ですね。なかなか考えられていると思います。一人で本を選ぶ、そこにコンセプトの中心があって、本屋さんというのはそういうものだと思うので、そこを中心に、今までにない形を作っていただいたと思っています。あれを基本としながら進めていっていただければな、と思いました。

Q.(記者)
6月定例会でもいろいろな意見が出されたり、多文化都市八戸推進懇談会のこの前の会議でもよほど慎重に、しっかり見ていかないと、という懸念の声も示されたりしたんですけれども、あるいは民間書店との競合みたいなことも心配する声も聞いたりするんですが、そういったことも含めて、市としてどんなふうに対処していきたいというか。

A.(市長)
多文化都市八戸推進懇談会の委員の皆様のご意見は、私も伺いました。お話というか、議論していけばご理解いただける範囲内だと受け止めています。いろいろな懸念の声とか、ご指摘もしっかり受け止めながら、考え方もしっかりご理解いただけるように説明を重ねていく、ということに尽きると思っています。

職員採用試験(獣医師と薬剤師追加募集)について

Q.(記者)
中核市移行に向けて、保健所の専門職ということで、今、再募集しておいでですけれども、獣医師と薬剤師追加募集ということで、6月でも一回募集されてたと思うんですけれども、追加募集になったその理由といいますか、当初の採用計画と違う環境変化が出てきてそういうことになったのかどうかという、理由と今後の見通しをお聞かせ願えますか。 

A.(市長)
今後の見通しについては何ともいえないので、できるだけ多くの方に応募していただきたい。
採用事情の環境変化ということについては、当初の応募に対して、当初の応募数が少なかったというのが一番の理由と思います。

Q.(記者)
獣医師・薬剤師で当初も応募していたのですけど、どっちかは定員数ちゃんと埋まったと思うんですが、さらに獣医師2人、薬剤師3人といった募集だったので、例えば県にお願いしていた人員が来なくなったとか、そういう変化があったのか、その辺りは。

A.(市長)
派遣いただく人員等は、まだ協議をしています。だいたいは固まってはいますが、そういったことも含めて必要人員を今、募集するということにしたということです。ご指摘の県との協議の中身ということについては、最終的に決まった段階では発表できるのですけれども、まだ進行中な面がありますので御理解いただきたい。

他都市での運動公園住民投票、新国立競技場の設計見直し報道について

Q.(記者)
先日茨城県つくば市で計画中の運動公園が、住民投票によって白紙になりつつあり、新国立競技場も、市民の声を受けて設計を見直すというような、住民、一般の市民が財政やそういったことに対して、見方が厳しくなっているのかと思ったりしますが、そういった動きを市長はどのようにご覧になっていますか。何か受けた印象があれば、お聞かせ願いたいです。 

A.(市長)
テレビのニュースか何かで見たくらいで、ちょっとあまり詳しくないので、わからないですけれども。これは一般論ですが、大事業をやる上でやはり市民合意を形成することが一番大事だろうと。そこでそういうことがなかったかどうか、ということについてはまったく知らないのですけれど、大きな事業を進めるにあたってやはり丁寧に合意形成を図っていくと、そういうことが大事だろうと、一般論としてはそういうことと思います。

県内における昨年度の成年後見制度の市町村長申し立て状況について

Q.(記者)
先般、成年後見制度の市町村長申し立ての県内の昨年度の状況を東奥日報で報道させていただいたんですけれども、青森市が22件、弘前市が14件、八戸市が4件ということで、非常に少ないということで。少ないのが悪いということだとは言えないと思うんですが、虐待が疑われる案件で、成年後見に本当はつないだ方がいいのにつなげてない事案が潜んでいるんじゃないかとか、なかなか福祉の業界って見えないことが多いと思うんですけれども、少ない状態についての受け止め方と、市長自身、マニフェストにも権利擁護センターの設置というのを公約に掲げておいでですけど、あらためて弱者についての権利擁護についての受け止め方を。 

A.(市長)
数字については、これは少し分析してみないとなんとも言えないと思います。今おっしゃったように、少ないほうが悪いということではないと思いますし、きめ細かく権利関係の調査をして、後見者を、市町村長申し立てまでいかない前に、探し出しているという可能性の方が強いのではないかと。こちらは直営で地域包括やっていますから、直営でやっている分だけ、しっかり探して後見者を確定させているという、そういう努力をしている部分もあると思います。数字の違い、そこは少し調べて、他市の状況を聞いたうえで、我々として何か対応すべき点が出てくればそれはしっかりやらなければならない、ということと思っています。

大相撲夏巡業八戸場所について

Q.(記者)
先日、大相撲八戸場所は、16年ぶりの開催でした。ご挨拶もされてましたけれど、どのようにご覧になりましたか? 

A.(市長)
16年ぶりなので、私が市長になってから初めてですが、巡業の良さというか、そういうのを感じました。大相撲の取り組みの迫力もありますけれど、場内と非常に溶け込んで、各力士がいろいろな形でパフォーマンスしていたところが印象に残りました。ファンを大事にしていくやり方というのは本当にすごいなと。進出していただいた企業が勧進元になっていただいていましたので、できるだけまた八戸にと感じました。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 広報統計課 広報広聴グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9317 ファックス:0178-47-1485

広報統計課へのお問い合わせフォーム