記者会見 平成25年10月18日

更新日:2020年01月07日

発表内容

  1. 第25回八戸市景観賞の決定について
  2. 八戸三社大祭の「ふるさと祭り東京2014」への参加について
  3. 航空自衛隊三沢基地から海上自衛隊八戸航空基地への警戒待機一時移転期間の延長について 
  4. 消費生活相談業務にかかる広域連携について  
  • その他の質疑応答
    • ヴァンラーレ八戸などについて
    • 市長選挙について

1.第25回八戸市景観賞の決定について

 第25回八戸市景観賞を決定いたしましたのでお知らせいたします。

 「八戸市景観賞」は、景観づくりに寄与している事例を表彰し、市民のみなさまに周知することにより、景観づくりに対する関心を高めていただき、魅力あるまちづくりを進めていくことを目的に、昭和62年度から実施し、今年度で25回目を迎えました。

 これまでに表彰してまいりました延べ64点の景観は、潤いと安らぎを感じられる景観として市民に親しまれるとともに、地域の特長を活かした景観づくり活動のモデルともなっております。

 応募部門としては、「まちなみ空間部門」と「景観づくり部門」の2つの部門に分けて募集を行っており、今年度は、「まちなみ空間部門」30通、「景観づくり部門」8通、合計38通のご応募をいただきました。

 8月26日、9月30日の2回にわたって行われました「八戸市景観審議会」による現地視察も含めた厳正な審査の結果、「まちなみ空間部門」において、「八戸彩画堂」、「CAFÉ DINING VOILA(カフェ ダイニング ボワラ)」の2作品を景観賞として決定いたしました。

 受賞者及び選定理由につきましては、お配りしている資料をご覧頂きたいと思います。

 今回決定いたしました景観が、これからも周辺の地域に波及効果を及ぼし、市民のみなさまに親しまれていくことを期待しております。

配付資料

案件1に関する質疑

特になし   

2.八戸三社大祭の「ふるさと祭り東京2014」への参加について

 平成26年1月10日(金曜日)から19日(日曜日)までの10日間、東京ドームにおいて、ふるさと祭り東京実行委員会(フジテレビジョン、文化放送、東京ドーム)が、「日本のまつり・故郷の味」をテーマに開催する「ふるさと祭り東京2014」へ、八戸三社大祭の山車を参加させることといたしましたので、お知らせします。

 ふるさと祭り東京は、全国から各地域の伝統芸能や祭り、故郷の味を新春の東京ドームに大集結させ、様々なふるさとの文化をより深く、より多くの方に伝えていこうという趣旨で開催されるイベントで、八戸市は、第1回の2009年以来、今回で6回目の参加となりますが、三社大祭の山車を首都圏でお披露目するのは、2010年のふるさと祭り及び「とことん青森MAX」以来、4年振りとなります。

 今回、このふるさと祭り東京に参加する山車は、八戸市職員互助会の山車で、題材は今年のお祭りで運行しましたものにアレンジを加え「勧善懲悪・龍王と不動(かんぜんちょうあく・りゅうおうとふどう)」とし、山車の場面が首都圏のお客様にも分かりやすいものといたしました。また、山車のほかに法霊神楽も派遣し、東京ドームに三社大祭の行列の一部を再現したいと考えております。法霊神楽につきましては第1回から出演しており、1月10日のテープカット・セレモニーへも出演する予定となっております。

 更に、祭りのほかにも、種差海岸をメインとした八戸の観光PRや食と地場産品の展示・販売を行う予定で、現在、その内容について協議を進めているところであります。

 三社大祭は、平成16年2月に国の重要無形民俗文化財として指定され、まもなく10周年を迎えようとしております。さらに、種差海岸が、三陸復興国立公園に指定され、当市への関心も高まってきていることから、この絶好の機会に、市民の誇りと愛着の結集であります三社大祭を積極的にPRするとともに、年頭から首都圏のみならず全国の皆様に八戸が注目されるよう「ふるさと祭り東京」を盛り上げ、また、活用してまいりたいと考えております。

配付資料

案件2に関する質疑

特になし   

3.航空自衛隊三沢基地から海上自衛隊八戸航空基地への警戒待機一時移転期間の延長について

 航空自衛隊三沢基地から海上自衛隊八戸航空基地への警戒待機一時移転期間の延長についてお知らせします。

 三沢飛行場における、滑走路灯の夜間工事により、領空侵犯のおそれがある航空機への対応として、航空自衛隊三沢基地所属のF-2(エフツー)戦闘機4機及び必要に応じE-2C(イーツーシー)早期警戒機2機による警戒待機が5月13日から10月19日までの予定で、海上自衛隊八戸航空基地へ一時移転されておりますが、三沢飛行場の工事期間の延長に伴い、八戸航空基地での警戒待機が11月25日まで延長されます。

 工事期間延長の理由は、天候不順等による影響と伺っております。

 期間延長に伴い、周辺住民の方々には引き続き、ご迷惑をおかけいたしますが、領空侵犯への対応は、我が国の安全を確保するために大変重要であることから、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

配付資料

案件3に関する質疑

Q.(記者)
自衛隊機のスクランブル待機が5月から移転が始まっていますが、これまで市民から市に苦情なり意見なりきているかという点と、スクランブルの実施状況とか市の方で何か情報があればお願いします。

A.(防災安全部長)
苦情は今のところ聞いておりません。スクランブルの出動回数につきましては、自衛隊の方からお伝えできないと聞いております。ただ、4月1日から訓練が始まっていますが、飛行機の入れ換え等がございまして、10月8日現在で、着陸と離陸回数は訓練を含めて、累計で57機が離発着したと伺っております。

Q.(記者)
必要に応じて、E-2C早期警戒機も八戸に来ていましたか?

A.(防災安全部長)
E-2Cは、いまのところ来ていないと聞いています。

Q.(記者)
来ていないということは、F-2戦闘機が4機で57回ということですか?

A.(防災安全部長)
三沢基地にある飛行機との入れ換えということですので、4機が57回離着陸したのではなく、離着陸したF-2の累計が57機ということです。

4.消費生活相談業務にかかる広域連携について

 八戸市と周辺7町村は、市町村連携による広域的な消費生活相談を実施することとし、協定を締結いたしましたので、その概要をご報告いたします。

 平成21年9月に施行された消費者安全法により、消費生活相談は市町村の義務とされたところであり、当市においては、既に消費生活センターを設置し、消費生活相談員3名による相談業務を実施してきたところであります。

 今回、周辺町村から、当市への中心市集約方式による広域連携を行いたいとの意向が示されたことから、費用負担や機能分担について協議を重ね、平成26年度から連携による消費生活相談を実施することで合意し、昨日、10月17日に協定を締結いたしました。

 連携市町村は、当市と三戸郡の6町村及び、おいらせ町の計8市町村で、広域連携による相談業務は、平成26年4月1日から実施いたします。

 協定の内容といたしましては、当市が7町村の消費生活相談業務を引き受けることとし、7町村は、当市が広域連携に対応するため増員する消費生活相談員1名分にかかる経費、及び法律相談経費を負担するとともに、八戸市消費生活センターと連携する相談窓口を各町村に設置することとしております。

 このことによって、消費生活相談員が増員され、八戸市消費生活センターの機能強化が図られ、さらに、広域的な情報収集による消費者被害の未然防止や早期解決が期待できるとともに、周辺町村においては、専門的な知識、経験等を有する相談員の対応により、住民サービスの向上と消費生活センター設置経費の負担軽減が図られることになります。

 今後、来年度からの相談実施に向けて、増員する相談員1名の募集、並びに、周辺町村への事前周知を行う予定であります。

配付資料

案件4に関する質疑

Q.(記者)
いつ頃から、こういう話になっていたのかということと、県内事例では初めてのことなのでしょうか。

A.(商工政策課長)
これにつきましては、具体的に町村の方から意向が出ましたのが昨年でございます。県が中心になって、広域連携を県全体でそれぞれの区に分けて決めようということで、まだ消費生活センターが設置されていないところに対して県がヒアリングしたところ、周辺の町村については八戸市で集約してお引き受けいただきたいという意向が固まったということで、そこから協議が始まっているという状況でございます。あと他地域においても、それぞれ進行中と聞いておりますが、詳細については私の方では情報を把握しておりません。

Q.(記者)
7町村分増えるということですが、増員1名で対応できるということですか?

A.(商工政策課長)
昨年度の実績から見て、1名増で対応できると考えております。

Q.(記者)
増員した人員の身分というのはどのようになるのでしょうか。

A.(商工政策課長)
非常勤の嘱託職員になります。

その他の質疑応答

市長選挙について

Q.(記者)
2期目の最後の会見になりますが、4年間を振り返っていただいて、市長のご感想をお伺いできればと思います。

A.(市長)
1期目、2期目、それぞれ振り返ってみて、少し違った思いがあります。1期目は、それまで行政マンとしてやってきた自分の経験を、いかに市政に反映させていくかということで、様々な計画を作ったり、委員会を作ったり、あるいは諮問機関というものも作ったり、市政運営の体制作りにかなりのエネルギーを割いてきたと思っています。そこで様々計画したこと、事業化したこと、そういったことを2期目において具現化していった、そういう過程の2期目だったということが、私自身の仕事に対する思いとしてはあります。その中でマニフェストというものを掲げて選挙戦をやって、それを実現するような形を政策の上でやってきたのですが、東日本大震災が起こったり、経済情勢が変わったり、政権が変わったりした中で、一自治体がいろんな財源をあらかじめ見越した形での事業は、なかなか難しいという思いに至った8年間ではあったかなと思っています。今回は、もう少し臨機応変に対応ができるような、選挙に向けた公約作りっていうのができてきたかなと思っています。いずれにしても、八戸市政の様々な点で、私なりに毎日務めてきたという思いが強くあります。子育ての面、教育の面、福祉の面、あるいは産業活性化というような観点からも、仕事も十分やってきたと思いますし、文化、スポーツ、観光の分野につきましても、「八戸」、少し前に進んできたなという思いが自分なりにあります。

Q.(記者)
ネット選挙が解禁になっていますが、これまでご自身で開設されておりますブログですとか、新たな形での活用はお考えでしょうか?

A.(市長)
あまり積極的には活用しようとは考えていないですね。フェイスブックやツイッター、メール、ブログも含めて候補者本人がやることが解禁されていますが、個人的にフェイスブックとかツイッターやっていませんし、私はかなり批判的な考えであります。公でやる分には、フェイスブックは随分活用できると思いますが、いかがなものかと思っているところもありますので、選挙の時だけ、宗旨替えしてやるっていうのもおかしいと思っています。この選挙に向けて策定させていただいた政策、それからこれまでの実績等がどなたでも見られるようなホームページは開設したいと思っております。

ヴァンラーレ八戸などについて

Q.(記者)
今週、ヴァンラーレ八戸がスタジアム要件を満たすことができず、残念ながらJ3入りができませんでした。今後、八戸市と協議しながら進めていきたいというお話がありましたが、市としてどのような形でバックアップしていきたいとか、そういう思いがありましたらお聞かせください。

A.(市長)
J3に加入するための条件というのは、Jリーグのみなさんがおいでになって、私もごあいさつした中で、いろいろお話は伺っていました。施設面もありますし、もちろんチームが強くなければならないということもあります。また、チームの経営基盤が安定しなければならないというようなこともありました。
私はそれ以上に、チームをサポートするサポーターや、いろいろなスポンサー企業も含めて、広がりと厚みが必要だと思っています。そこを行政が単に旗を振っているだけでなくて、いろいろ関わっている人間が盛り上げていき、その大きな盛り上がりの中でチームも強くなっていくし、そして環境もできていくと思っています。そういう将来を見通した中で、いろんな物事を進めていくべきだろうと思っています。
夏にJリーグのみなさんがおいでになった時に、既に環境の面でかなり難しいということを内々にお話を伺っていました。準加盟という形になったことは大変喜ばしいことで、これを一つの突破口、手掛かりにしながら、チームを応援して行く輪を広げていって、いずれJリーグへの正式加盟ができるだけ早くできるように行政として応援をしていきたいと思っています。

Q.(記者)
スタジアムの問題については、いま多賀地区の方でも競技場がこれから整備されていくのですが、それを含めて、今後ヴァンラーレを後押しする上でスタジアム問題について、環境をどう解決いていくかをお聞きします。

A.(市長)
関係者といろいろ協議しながら進めていきたいというのが、現段階でのお答えになると思います。J3の基準と、さらに上のカテゴリーの基準っていうのは違ってきます。それをどう考えながら進めていくかということがありますので、全体が盛り上がってくるのと併せて、競技場の問題も協議といいますか、議論を深めていきたいと思います。「造れ」という市民の強い声がなければ、そう簡単に私が造りたいと言って造れるものではないと初めから思っています。

Q.(記者)
サッカー、アイスホッケー、バスケットボール、それから野球と様々なスポーツがある中で、スポーツ振興をまちづくりに生かそうという市長のお考えがありますが、スポーツの種類が増えて焦点を絞り辛くなっているのかなと思っていますが、その辺りどのようにお考えでしょうか。

A.(市長)
いろいろなスポーツがそれぞれ盛んになることはいいことだと思っています。何も、街が一つの色に染まる必要は決してないと思います。八戸市はバスケットが昔から盛んな土地柄で、ハヤブサの哲と言われた三浦哲郎さんからの伝統もあります。野球も盛んで、光星もきょう優勝しましたけども、根強いファンも多いです。言うまでもないことですが、レスリングも後を継ぐ若い子が育ってきていて、東京オリンピックに行けるのではないかという話もお聞きしています。様々なスポーツがみんな一生懸命になってがんばっていき、それをいろいろな形でしっかりサポートしていくという体制を作っていければと思っております。

Q.(記者)
いまオリンピックのお話がでましたが、東京オリンピックに向けて7年後を視野に入れた選手育成とか何かお考えはありますか?

A.(市長)
選手強化は国が主導してやると思いますが、いま八戸でオリンピックを念頭に置いた場合、レスリングだと思います。関係者の中では強い思いもありますので、我々としてもできるだけ応援していきたいと思っています。

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