記者会見 平成25年9月20日

更新日:2020年01月07日

発表内容

  1. 美術館特別展「道―そして、希望の朝」の開催について 
  • その他の質疑応答
    • ドクターヘリの広域連携について
    • 市長選挙について

1.美術展特別展「道―そして、希望の朝」の開催について

 平成25年9月28日(土曜日)から11月4日(月曜日)まで、八戸市美術館において開催する特別展「道―そして、希望の朝」について、お知らせいたします。

 本展覧会は、種差海岸が三陸復興国立公園に指定を受けたことを記念して開催するもので、現在美術館で開催しております企画展「北島敬三―種差SCENERY(スィーナリー)展」に続く第二弾となります。

 出品作家は、岩田壮平(いわたそうへい)、松井冬子(まついふゆこ)ら、今最も期待される若手作家から、加藤栄三(かとうえいぞう)や東山魁夷(ひがしやまかいい)らまで11名、作品は大作を中心に29点であります。

 展示作品のほとんどは、東日本大震災の被災地にゆかりを持ちながらも、直接震災を描いたものではありません。本展は、「被災」を見るのではなく、「心の復興」をテーマに、震災から二年半が経った現在、言葉にできないそれぞれの何かと向き合うことのできる作品を見つけていただき、一人一人の鎮魂と希望を探す展示を目指します。

 展覧会のテーマにもなっております東山魁夷の《道》は、御存じのとおり、種差海岸に取材したものであり、当市美術館で公開されるのは、平成8年に続く2度目となります。今回は、《道》制作に先立つスケッチ5点、下図2点が本作とあわせて、期間中、入れ替え無しで全て同時に展示されます。これは、それぞれの作品を所蔵する美術館でさえ、前例がないもので、極めて貴重な機会となります。

 初日の9月28日(土曜日)には、オープニング・イベントとして、午前10時から東山魁夷の御遺族をお招きしてテープカットを行い、午前11時からは、本展に大作2点を出品されます松井冬子氏によるギャラリー・トークを開催いたします。

 また、10月6日(日曜日)の講演会では、市川市東山魁夷記念館で学芸員を勤めておられた星野良史(ほしのよしふみ)氏から、「東山魁夷《道》を巡って」と題しまして、「1950年に種差を訪れ、《道》を描く決意を固めたとされてきた東山魁夷が、本当に訪れた時期はいつであったのか」「その改変は、何を意味するものか」など、東山魁夷自身の心の道についても、興味深いお話を戴くことになっております。

 10月20日(日曜日)には、出品作家でもある岩田壮平(いわたそうへい)氏によるギャラリー・トークを予定しております。普段は非常に鮮やかな花を描く若手の日本画家として、現在、最も注目を集める作家の一人でありますが、ギャラリー・トークでは、本展の中で唯一直接的に震災を描いた御自身の作品についてのほか、師である土屋れい一(つちやれいいち、注釈:れいはネ偏に豊)、またその師である加藤東一(かとうとういち)や兄・加藤栄三(かとうえいぞう)、また栄三の友人としての東山魁夷らの人柄や制作にまつわるエピソードを含めて、お話をいただきます。

 このほか、9月26日(木曜日)から10月8日(火曜日)まで、中心商店街の三春屋4階催事場におきまして、「わたしの道」と題しまして、市民の皆様から寄せられました「それぞれの道」に関する写真やイラストを、メッセージを添えて展示しております。あわせて、ご覧いただきたいと思います。

 また、特別展期間中、中心商店街の協力店舗35店舗では、美術館の入場チケットの半券を持参した方への各種サービスを準備しているとのことでありますので、こちらも併せてお楽しみ下さい。

 今回の展覧会は、作家をはじめ、作品を所蔵する各美術館の多大な御協力をいただいて実現したものであり、八戸のみならず、被災地の心の復興のためにということで、数々の御配慮をいただきました。福島県三春町(みはるまち)の滝桜に取材した作品をはじめ、宮城県石巻市の大指(おおさし)海岸の被災前の空を描いた作品や、下北の母子像を描いた象徴的な作品もございます。各作家、各美術館が寄せて下さった深い想いを作品とともに展覧会の中でお伝えしていきたいと考えておりますので、多くの皆様にぜひ足を運んでいただきたいと思います。

配付資料

案件1に関する質疑

Q.(記者)
最後におっしゃった福島県三春町の滝桜に取材した作品、宮城県石巻市の大指海岸の被災前の空を描いた作品、下北の母子像を描いた象徴的な作品は、展示作品リストでいうと、それぞれどの作品になりますか?

A.(美術館長)
展示作品リストのナンバーで申し上げます。三春町の滝桜の作品は13番の土屋れい一(注釈:れいはネ偏に豊)の「桜樹」です。石巻市の大指海岸の風景は14番の加藤栄三の「空」で、ウミネコが空を舞っているものを描いた作品になります。下北の母子像は15番の加藤東一の「残照の浜」というタイトルの作品で、下北の海辺で佇む母子像の作品になります。

その他の質疑応答

市長選挙について

Q.(記者)
きょうで市議会定例会が閉会し、いよいよ選挙モードに突入かと思われますが、今の市長の心境とかお考えをお話しいただければと思います。

A.(市長)
今回は任期中の最後の議会となりました。壇上において簡単な挨拶で申し上げましたが、2期8年間、自分なりに全力で八戸市の発展、市民の福祉向上のために、がんばってきたという思いが一つあります。
議会等との関係ですが、スタート時点の選挙が対立した形でありましたし、2回目もそうでありましたが、そういうことを自分なりに乗り越えながら、いろいろな意味で協力し合う関係を作って市政を前に進めてきたということが一番の思いであります。自分なりに道筋を決めて、時々お叱りを受けたこともありますので、そういう反省に立ちながら、少しずつ関係性を構築して、ここまでこれたということがあります。
1か月後に公示される選挙に立候補することを表明させていただいていますので、いま政策協定を結んだところもありますし、いろいろな提言をしていただいていることもありますし、議会の一般質問等で、あるいは委員会の審議でご指摘いただいていることもありますので、そういったことを踏まえて、八戸市をより前進させるための施策を、いま固めているところであります。私としては、この2年間の自分なりの仕事を、さらに前に進めていくための今回の選挙だと受け止めて、選挙については全力でこれからがんばっていきたいと思っています。

Q.(記者)
先ほど市長、市議会終了後、市議会各会派と自民党、民主党に推薦願を出されたかと思いますが、それについての狙いをお話し願えればと思います。

A.(市長)
狙いというか、選挙を戦う以上は勝たなければならない。当選させていただいてから自分の仕事もできるということでありますので、幅広い支持を得たいということが一番であります。それから議会を含めたいろいろなやり取りの中で、ご支援いただけるものだろうという思いも含めて、回らせていただいているということです。

Q.(記者)
あす以降の政治活動は具体的にはどのようなものになりますか?お話しできる範囲でお願いします。

A.(市長)
2期目を挑戦するときもそうでありましたが、公務がかなり実際はあります。公務に支障のない範囲で、自分なりの活動をこれからやっていかなければならないと思っています。やり方としては、選挙に向けた事務所を構えて、そこを拠点としながら、市政報告会であったり、あるいはミニ集会であったり、そういったことを重ねていくということになろうかと思います。

Q.(記者)
各会派に推薦をお願いするということは、各会派の主張についても市長なりに聞いて実現していくというお考えがあるのかどうかと、それから会派ごとに主張が違って、同じ物事で違う主張になった場合は、どういう対処をなさるかどうかお聞きします。

A.(市長)
政策協定というか、政策についてのご提言は、どの会派ということにかかわらず、真摯に受け止めさせていただきたいと思っています。政治的な私自身が市長選挙に出るに至った経緯であったり、それから、これまでの支援していただいた関係とか、そういうことが一つ大きな判断材料になるということは、これまでどおりだというふうに思っています。
政策の中身については、既に見させていただいている会派の皆さんもありますが、大きなところで違いがあったり、齟齬があるということはないのではないのかと思っています。八戸市を発展させるために、国政的な意味合いでの政治スタンスとは違った目標というか目的がありますので、そこは違いがあって、どちらかに判断しなければならないというような物事は、ほとんどないのではないかと思っています。

Q.(記者)
会派はそうだと思いますが、政党にも出されたとのことで、その点では党同士でいろいろあると思います。先ほど民主党に行かれましたが、民主党側ではこれまで自民党に軸足を置いていたが、もうちょっと民主党にもということもあったのですが、その辺はどうでしょうか?

A.(市長)
いま申し上げたように政治的なスタンスは、選挙に出てこれまで政治活動をやってきた中では基本的には変わっていないです。ただ市政を進める上で賛同できる皆さんと同じ方向に足並みをそろえていくということについては、幅広い支持を得たいということで、そういう対応をさせていただいていますので、政治的な主張が私自身が変わっていくということはないというふうに思います。

Q.(記者)
推薦願を出されたばかりで、返事は出揃っていない段階だと思いますが、少なくとも自民党、民主党、議会各会派はその場で推薦したいということを示されたと思います。ほかの会派も大勢は市長支持という方向だそうですが、そういう状況になっていることについて、市長はどういうふうに受け止められていますか?

A.(市長)
最終的にどういう形で支持を広げていただけるかというのは、まだ、きょう推薦願を出させていただいた、あるいは、これからのところもありますが、軽軽には言えないというふうには思います。八戸が今後発展していく、まずは震災からの復興も含めてでありますが、そういう段階で政治的な争いで市政が停滞していくような、そういう形に今はなっていないということについて、私がそれについて一定の役割を果たしているとすれば、私としては非常に良いことではないかという受け止めをしています。

Q.(記者)
マニフェストについては、これから発表されると思いますが、いまの段階で差し支えなければ、キャッチフレーズだったり目玉だったりを教えていただければと思います。

A.(市長)
キャッチフレーズはまだです。考えてはいますが、私が独りよがりで書けるものでもないし、いろいろな方の賛同を得ながら進めていかなければならない政策もありますので、そういった皆さんとの意見交換を終えた後に、キャッチフレーズを出していきたいと思います。私としてはキャッチフレーズにふさわしいような内容を取りまとめられればいいなということで、いま作業しています。

ドクターヘリの広域連携について

Q.(記者)
この前、秋田県庁に北奥羽開発促進協議会の会長として、ドクターヘリの県境を越えた広域連携について要望に行かれましたが、その感触を教えてください。あと、今後、岩手県庁と青森県庁にも要望に行かれますが、それに向けてどのように考えているか教えてください。

A.(市長)
秋田県の堀井副知事に対応いただいて、かなり前向きなご回答をいただいたと思っています。今年の秋に少し前に進めたいというようなことでした。具体的に何をしますというところまではお答えにならなかったですが、県境を越えた形での運用の必要性について、私と久慈市長と鹿角市長、それから小坂町長が代表して行ったわけでありますが、それぞれ話を聞いていただいて、前向きな回答をいただいたと思います。特におっしゃっていたのは、秋田県は面積も広いし、ドクターヘリの配備の位置からみても、青森だったり岩手だったりから支援してもらうケースのほうが多いのではないかというお話をされていましたので、そういう意味でも前向きな姿勢もむべなるかなというか、なるほどなという感じで私は受け止めさせていただきました。
あと話題になったのは、観光振興という面でも、十和田湖は秋田県と青森県の両方にまたがっているわけで、十和田湖の今の状況とか、それから特に山間の温泉地とかというところには、高齢の方も相当湯治に来られたりとかということもあるとすると、何かあっても安心な体制が整っているとうことが、誘客にもつながりますね、ということで認識をお互い共有したという話も出ました。そういう意味では秋田県は、かなり前向きにこれから取り組んでいただけるというふうに思っています。

Q.(記者)
今後、青森県や岩手県にも要望に行かれるということでしたが…

A.(市長)
秋田県に要望した時とまったく同じように24の市町村で構成されている北奥羽開発促進協議会という形で、まさに県境をはさんだ青森、岩手、秋田の自治体が構成している会でありますので、我々としては地域の安心安全のためには、共同して取り組むテーマだと思っていますので、岩手県に対しても青森県に対しても同様の趣旨で強く要望していきたいと思っています。

Q.(記者)
青森県のいままでの感触というのが広域連携については慎重な部分があるかと思いますが、秋田県で前向きな姿勢を示したということを受けて、今後、青森県には…

A.(市長)
そういったお話もしながら、今後は岩手県、青森県に伺いますので、ぜひ早期にそういう方向でやっていただけるようにお願いしたいと思います。

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