【八戸特派大使通信】第33回 松永 ひと美

仕事柄、全国各地のステージに立つことが多い日々。故郷八戸から上京し、歌手としてデビューして演歌ひとすじの今日、行く先々で必ず話題になるのが出身地のことです。そうすると、八戸のいいところいっぱいの自慢話で時間のたつのも忘れてしまうほど。マネージャーさんにも「故郷の話をしている時が一番生き生きしているねっ！」と言われます。

これまでに歌の仕事を通じて、貴重な方との出逢いもたくさんありました。作曲家の弦哲也先生は、デビューの時から恩師としてお世話になっていますが、デビューして三年目の八戸市公会堂での初のコンサートの時には、応援に駆けつけてくださり、「故郷のお客様の声援はやっぱり力強いし温かいね。」とおっしゃってくださいました。 そして、10周年記念曲の作詞をしてくださった吉岡治先生も、「八戸！と言えば、 以前、八戸交通安全音頭の作詞をしたんだよ！」とうれしそうにおっしゃってくださいました。故郷を通じて出会った方とのご縁が深まっていく事にいつも幸せを感じています。

平成17年には、地元八戸の畑中健吾先生からお話しをいただき、八戸の魅力がいっぱい詰まった歌、そのタイトルも「八戸音頭」を発売しました。「イベントや盆踊りなどでいつも踊ってますよ！」という声を聞くたびにうれしさもひとしおです。

私も早いもので、デビューして丸15年。 今、14作目の新曲「ふたり星」が好調で頑張っています！全国いろいろな所で歌わせて頂いていますが、やはり地元八戸の皆さんの応援が一番パワーになります。まっすぐ正直な目で見てくださるので、厳しくもあり、一番温かく迎えてくれる…だから、 八戸でのステージは、どこのステージよりもうれしいし、気が抜けません！そして、初心に戻って頑張ろう！と思えるのです。故郷があるから頑張れる！だから八戸はこれからもますます発展し、皆さんが幸せで輝ける市であってほしいですね。私もさらに頑張って参ります。ねばり強い八戸っ子 ですもの！今後とも応援してくださいね！

新しい春に向かって皆さんの健康とお幸せを心よりお祈り申し上げます。

（「広報はちのへ」平成20年 1月号掲載記事）