【八戸特派大使通信】第34回 飛鳥 久範
飛鳥 久範(あすか ひさのり)/財団法人むつ小川原地域・産業振興財団 前理事長
昭和18年青森市生まれ。八戸高校から慶応義塾大学経済学部卒業。
住友電気工業株式会社営業部長等を経て関連会社の三沢興産株式会社常務取締役等歴任。
平成17年4月むつ小川原地域・ 産業振興財団理事長に公募で就任。19年3月退任。現在、中央ピーエス株式会社(コンクリート製品製造及び橋梁建設会社)代表取締役社長。
大阪から八戸を応援しています
「財団法人むつ小川原地域・産業振興財団」理事長職を昨春退任しましたが、 45年ぶりの青森県での生活は人生最大級の思い出となりました。在任中、津軽も南部も下北も、県内各地をくまなく毎週のように巡回しましたが、中学・高校という青春真っ盛りを八戸市で過ごした私にとって、八戸には特別の感慨がありました。住んだまち、学校、 通学路、友人達と遊んだところ、などなど、機会のあるごとに訪ね歩きました。いろんな意味で随分と変ぼうしてはいますが、昔ながらの懐かしい風情、人情にも再会できました。
さてしばらく前になりますが、手元に「海と大地が響きあう北の中核都市」(副題)と 銘打った「第五次八戸市総合計画」が届きました。優れた立地条件を総合的に生かす工夫があり、副題も内容が伝わり感心しました。産官学が連携し海洋都市、産業都市、そして農業もあるバランスのとれたこの計画をぜひ、市を挙げて達成して欲しいと願うものです。
私は、現役時代も含め、これまで全国の相当数の主要な都市に出かけましたが、各地方とも、それぞれの趣や特徴を前面に出して市をPRしています。老婆心ながら、そういう視点で見ますと、八戸市は他市と違って中央大都市の人との交流が多いためか、多分に地元八戸色が薄れてきているようにも感じます。今の八戸は大いに活力があり、優れた立地条件もあり、今までの努力がようやく総合的に結実できる時期に差しかかってきていると思っていますが、大都市志向ではない「八戸らしい中核都市」 を目指して欲しいものです。
「むつ財団」理事長在任中、「八戸まるごとミュージアム(種差海岸も是川も南部の歴史も海産物も産業も…)」なる構想を聞きました。これなんか面白い発想だと感心したものです。八戸の一つのキーワードになりませんか。
財団在任中は県内で小、中、高校時代のたくさんの親友・悪友・先輩・後輩・先生に公私共に大変お世話になりました。ありがとうございました。青森県、特に八戸市が第一の故郷であることを再確認しました。 今、大阪から青森県・八戸市を応援しています。応援し続けます。
(「広報はちのへ」平成20年 2月号掲載記事)
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更新日:2020年01月07日