【八戸特派大使通信】第36回 はやし まりこ

更新日:2020年01月07日

はやし まりこ/壁画アーティスト

はやし まりこさんの写真

八戸市生まれ。柏崎小学校、第三中学校、八戸東高校、武蔵野美術短期大学芸能デザイン科卒業。 株式会社エーアンドエム代表。ホテルなどの壁画を数多く制作し、個展も開催している。平成19年は、 新宿高島屋1階天井画や成田空港のJALファーストクラス出発ロビーの装飾などを手掛けている。

八戸を離れてかれこれ40年近くになるでしょうか。1年に何度か里帰りをしますし、古い友人たちと会う事もありますので、過ぎ去った年数程遠いというイメー ジはありません。

進学のために上京したのですが、親元ですごす事が望みでもありましたので、「自分の可能性を確かめるため、また自分自身を磨くためには都会の荒波を経験する事も必要だ」という母のアドバイスに泣く泣く上京した記憶があります。あれからもう40年もたってしまったとは驚きですね。心から打ち込める仕事に出会えたのも、あのきっかけがなかったらと思うと深く母に感謝しています。

仕事を通じていつも思う事は、人と人のコミュニケーションの大切さです。お客様はもちろんの事、関わるいろいろな人々の力で成立していきます。その過程 で相手の望むところをうまく理解し、こちらの意図する事をできるだけ正確に伝えるという事が基本になってきます。そのときに必要なのは言葉です。言葉の選び方が成功の秘訣と言っても過言ではないでしょう。八戸には方言がありますが、今では八戸の言葉も都会の言葉も境がなくなりました。時代が多様化してきたせいか、方言も一つの個性として存在しているかのようにもみえます。

仕事柄、海外や日本のあちこちに出かける事が多いのですが、自分の暮らす国やまちについて知識が不足しているという事に気がつきます。ふるさとは遠きにありて思うもの…ではありませんが大切な宝物に外に出てみて初めて気がつく事が多いようです。風習であったり景色であったり、また歴史であったり…。

あの種差海岸までの松林、広がる海と芝生。六日町が魚町といわれた頃の多くの店先の焼き魚の香り。寒い日の日だまりでのおしくらまんじゅう。故郷八戸の情景を走馬灯のように思い出します。この体験は絵を描く上で貴重な物になっているのは常に感じる所です。新幹線ができ3時間という短い時間で移動できる今、 いろいろな方々にこの地のよさを知っていただけるよいチャンスです。声を大にして招き入れましょう。

(「広報はちのへ」平成20年 4月号掲載記事)

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