【八戸特派大使通信】第3回 笹ノ内 健一

更新日:2020年01月07日

笹ノ内 健一(ささのうち けんいち)/ 商工中金審査第一部担当部長

笹ノ内 健一さんの写真

昭和29年和歌山県新宮市生まれ。

昭和52年商工中金入庫。平成10年~12年同八戸支店長。現在、同審査第一部担当部長。

追想「八戸」(思いつくままに)

思いおこせば、平成10年3月に八戸支店長を拝命し、八戸と縁ができておかげさまで早7年たちます。

南国「和歌山」生まれで東京より北に住んだことのない私にとって、八戸勤務を命じられたときは、驚きと共にまず思い浮かんだことは「寒さ」でした。

当時JR八戸駅に降りた時は、ちょうど寒くて古い駅舎だったため、「一層辺鄙(へんぴ)な所に着任したなぁ」と感じました。

ところが着任後2年在任して、「こんなに素晴らしい所はない」という感想をもって離任しました。そんな思いを思い出すままに、寄稿させて頂きたいと思います。

まずは、「メリハリのきいた自然」です。特に「春を待つ」という気持ちがどれほど深いものかです。冷たい地べたが徐々に暖かくなり、5月の連休が過ぎたころの野山が一斉に新緑になり、花は鮮やかに咲く自然環境の素晴らしさです。本当に「春が来た」と実感しました。

次に、「人の心の暖かさ」です。不肖私のような者でも、無事八戸支店長をつつがなく勤められたのも、ひとえに地元の皆さんのおかげです。わからないことや知らないことがあれば、「親切に」ご指導賜り、また辛いことや悲しいことがあっても「お互いみんなで励ましあい、助け合う」という世知辛い世の中にあって人としての原点を感じました。

八戸を離任後、2年本部勤務後の平成14年3月には八王子支店長を拝命し、その時の挨拶言葉は「八から八へ(八戸から八王子へ)。ちょうど私が年男でもあり、始終末広がりで皆さんよろしくお願いします。」で割りと皆さんには好評でした。

八王子は経済・行政等々ほとんどが八戸の倍の規模で、お取引先等とお会いするときの名刺交換は、金庫の名刺と八戸大使の名刺を手交させていただきました。

八王子支店では、取引先のうち若手経営者で構成されているユース会会員約20名が御地にお伺いし、八戸支店ユース会の会員の皆さんと交流会を開催し、その後も広島と八王子で交流会を開催しています。また、お取引先の会の中金会でも総勢50名(内14組が夫婦同伴)が御地にお伺いし、合わせて70名強の方に八戸を広めたという点では、一応私もそれなりに八戸大使の役目を果たしているかと思います。

結びに当たり、ちょっとキザですが「我が人生に悔いあり、我が八戸支店長に悔いなし」と今でも思っています。また機会があれば、御地にもお伺いし、御地の良さを再確認した上で、八戸大使として微力ながらも八戸をアピールできればと思います。

中村市長を始め、皆さんの今後のますますのご健勝とご活躍をお祈りし、筆を置きます。

(「広報はちのへ」平成17年 7月号掲載記事)

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