【八戸特派大使通信】第22回 牧 慎太郎

更新日:2020年01月07日

牧 慎太郎(まき しんたろう)/兵庫県政策局長

牧 慎太郎さんの写真

昭和39年八戸市生まれ。東京大学法学部卒業後、61年自治省入省。 北九州市企画局調整課長、島根県企業振興課長、北海道財政課長、 総務省地方情報化推進室長、情報政策企画官などを経て、現在、兵庫県政策局長。小泉内閣では 「日本21世紀ビジョン」WG委員も務める。神戸市在住。

私にとって八戸は生まれ故郷である。 慎太郎という名前も、当時住んでいた八太郎山にちなんだという話もあり、 新婚時代の両親は種差海岸などへよくドライブに出かけたらしい。とは言っても八戸には3歳までしか住んでいなかったので、出身地はどこかと聞かれると実家があり小学生時代まで過ごした兵庫県と答えている。

こうして40年近く離れていた八戸とのつながりが復活したのは、総務省で情報政策を担当するようになってからである。ICT(情報通信技術)の分野においても八戸市は進取の気性に富み、先進的な取り組みが光る。

これからの時代、心豊かに暮らせる 地域社会を創り上げていくために何が必要か。私はコミュニティの再生にその鍵があるように思う。そして、人と人のつながり、ソーシャルキャピタルを充実させていくにあたってコミュニケーションツールとしてのICTの果たすべき役割は大きい。インターネットは今や私たちの生活に欠かせない ツールとなっているが、一方で悪いことをする人がいても顔が見えないサイバー空間の底知れぬ暗闇が広がっている。

こうしたインターネットの世界にあって、人的な信頼関係のネットワークで構築された便利で安心な 21世紀の井戸端会議、それが地域SNSである。現在、八戸市で地域SNSの実証実験が行われているが、是非とも成功して欲しいと願っている。

もうひとつ忘れてはならない八戸とのつながりが、山登りである。小林市長とは総務省山遊会で高尾山などに 登っていた。また、講演で八戸を訪れた時に意気投合したメンバーと一緒に白神岳、姫神山、五葉山にも登った。 不惑にして日本百名山を踏破し、これまでに登った日本三百名山も180座となったが、東北地方の日本三百名山に登る時は、また八戸の山仲間に声をかけたい。その時には、はちのへ地域SNSのネットワークがきっと役立つに違いない。

(「広報はちのへ」平成19年 2月号掲載記事)

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