【八戸特派大使通信】第49回 和田 武洋

更新日:2020年01月07日

和田 武洋(わだ たけひろ)/ 株式会社エコエナジー 代表取締役

和田 武洋さんの写真

昭和17年南部町生まれ。八戸高校、中央大学経済学部を卒業。 株式会社ノーリツ取締役、京セラ株式会社光学電子機器事業部国内営業部長、京セラ電子機器株式会社取締役通信事業部長、京セラコミュニケーションシステム株式会社常務取締役、株式会社弘栄代表取締役副会長などを経て、平成21年11月より現職。

中学生の志

八戸市長から「八戸大使ふるさとセミナー」として、小中野中学校2年生85名の皆さんに2月の立志式を前にして、人生や仕事の経験を話してほしいとの依頼をいただきました。

長い間、東京で大使を命ぜられ、何のお役にも立てず恥ずかしく思っておりましたので、京セラ兼KDDI名誉会長・稲盛和夫さんから30年ほど学んだ経験を話すことに致しました。

私の話は「善き心は善き結果を招く」といった仕事の経験を、生徒の皆さんに「志」を立てるのに役立ててほしいと思い、「人生、仕事は心に描いた通りになる」「君の思いは必ず実現する」と題して講演させていただきました。

つたない約60分の話でしたが、生徒さんたちのすばらしい反応(感想)をいただきました。その一部を紹介します。

「一番印象に残ったのは、損得でなく善悪で物事を判断するということです。僕は時々悪いことだと分かっていながらも、楽な方を選ぶときがあります。今の大人にだって、そんな人はたくさんいるし、新聞にも載っています。なので僕はそうならないためにも、今から物事を善悪で判断し実行できるように努力していこうと思います。」

「自分も人のために何かできるように頑張ります。成績が優秀な人でも、社会に出てから意外と失敗してしまうので正しい行動をしていきたい。」

「立志式に向けて積極的に取り組もうと思いました。”人生は心に描いたようになる”という言葉が印象に残っています。」

「自分は何のために仕事をするかはっきりしました。カンボジアで電気のない村を太陽光で助けるという話は役に立ちました。」

私は、小中野中学生の未来は「すばらしい」と感動致しました。教育熱心な若い先生方の意欲にも清清しいものを感じました。

八戸市のふるさとセミナー事業は目には見えない活動ですが、子供達の「志」「行動」「夢」を支援してやり、また私達先輩の体験を話すことが役立つことを実感いたしました。私達こそいくつになっても、自らの「立志式」をやるべきだと、小中野中の2年生から多くのことを学んだ次第であります。

終わりに良い機会を頂き感謝しております。

 (「広報はちのへ」平成22年 6月号掲載記事)

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