【八戸特派大使通信】第58回 福井 元

更新日:2020年01月07日

福井 元(ふくい はじめ)/株式会社福来る顧問

福井 元さんの写真

昭和20年八戸市生まれ66才。千葉市在住。白銀小、第二中、八戸高校、明大商学部卒業。昭和43年日本勧業銀行入行。審査部、本店営業部課長、支店長等を経て、平成3年北村バルブ製造株式会社常務管理本部長。中国成都、大連進出、米国タイコ社と資本提携。平成12年宝くじ販売等経営指導管理会社、日本ハーデス株式会社入社。発売庁宝くじあり方研究会メンバー、抽選会場・宝くじドリーム館建設。役員として経理部長、店舗開発部長、北関東地区販売会社社長等々を経て監査役就任。23年6月監査役を定年退職。現在、長男経営の日本アムウェイを主力とする広告会社、株式会社福来る顧問。

震災・大津波で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。八戸の復旧・復興は着実に進展の様子、市はじめ関係の皆様のご尽力と活力に深く敬意を表します。

私は昭和20年原爆戦災の年に生まれ、そして原発震災の年、宝くじ販売等の経営指導管理会社を退職。66年間生きて来られたのも数多くの友情と家族のお蔭様です。

母の実家、倉石石沢で生を受け白銀の浜育ち。その里山と磯浜の美しさは、貧しくも家族愛と友情に包まれた心豊かな少年時代を想う時、今でも心暖まる風景であります。

家内も生まれも育ちも八戸、正に家族の故郷。家族愛無くして故郷無し、故郷を愛さずして祖国愛は生まれ無いと思うのです。

第一勧銀から出向した北村バルブ製造時代、中国成都の友人いわく「我愛祖国、祖国不愛我」17年程前、見目麗しき女性達が未だ長ズボン着用の厳しい時代であります。

中国の石油化学産業の拡大に対応するため国営会社と合弁工場建設。中国が流体制御技術の高い日本の当社を必要としたのです。

当時の中国は産業構造進化が日本に20年以上遅れ、品質等高ブランド力が高収益を上げました。従業員の福利厚生面では、利益分配の賞与、持家制度等からも従業員の信用を得て、意思疎通が良く好業績の原動力となった気がします。

品質等の顧客満足は従業員満足無しには達成が難しい。従業員の総合的な人間力こそが企業発展の基礎であると思うのです。

平成12年1月国際的な米国タイコ社との資本提携を完了して、直ちに「夢・宝くじ」の経営指導管理会社に勤務、宝くじ販売等を通じての社会貢献企業であります。

宝くじの年販売額は約1兆円、約4千億円が、発売元である全国都道府県の歳入。宝くじは買うことで復興支援、各地の社会資本の充実、文化活動等のお役に立てますが、私も是非一度は当たってみたいものであります。  

(「広報はちのへ」平成23年12月号掲載記事)

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