【八戸特派大使通信】第62回 荻澤 滋

更新日:2020年01月07日

荻澤 滋(おぎさわ しげる)/ 総務省 自治税務局 税務管理官

荻澤 滋さんの写真

昭和41年横浜市生まれ。平成2年自治省(現総務省)入省。内閣府情報公開・個人情報保護審査会勤務などを経て平成23年1月より現職。電子申告など地方税の電子化を担当。地方団体への出向は北海道庁、山口県庁、富山県庁のほか平成7年から約3年間、八戸市庁財政部勤務。

これまで、転勤であちこち移り住んできましたが、八戸に住み働いた3年間はとても印象に残っています。仕事柄、県職員の方と話をする機会は多いのですが、それに止まらず市役所の第一線で仕事ができたことが貴重な財産になっています。今でも、地方団体関係の施策を議論するときなど、例えば24万都市・八戸ではどうなるのだろうかと考えます。八戸での実体験が私のものさしになっているようです。

現在の仕事は地方税制。昨年は通例の年次改正に加え、東日本大震災で被災された方々・企業に対し税制面でどう支援できるのか、また、復興財源確保のために地方税制で何ができるのか、考え取り組みました。

振り返ると、八戸市庁での仕事も三陸はるか沖地震の被害対策でした。被災家屋の調査・税減免、税収減の手当て、災害復旧予算の編成のほか庁舎建替えなど。3年間の大半をプレハブ仮庁舎で過ごしましたが、離任直前に完成した免震構造の新庁舎には感激でした。

今回の被害はそれとは比べものにならない甚大なものですが、復興の取組みが力強く進んでいるのを伺い勇気づけられています。引き続き、できることに精一杯取り組みたいと思います。

最近は、B-1グランプリ、せんべい汁など全国に向けた八戸の情報発信に感心しています。高校野球・甲子園での青森、いや八戸代表の活躍はすっかりお馴染みになりました。東北フリーブレイズも八戸の代表ですよね。八戸のお宝は数々ありますが、私のおススメは横丁を歩くこと。

当時、まだみろく横丁はありませんでしたが、長横町、ロー丁れんさ街など横丁めぐりの実地見聞に励みました。初めての人間には分かりにくいけれど、なぜか懐かしさ、温かみを感じる、あの不思議な魅力は他の町では味わえません。首都圏からでも新幹線に乗って訪ねる価値は十分。微力ながら一人でも多くの方に伝えられるよう努めます。「大人になったら」と言わずに子どもも連れて八戸に出かけましょう。

(「広報はちのへ」平成24年8月号掲載記事)

 

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