【八戸特派大使通信】第64回 安藤 昇

更新日:2020年01月07日

安藤 昇(あんどう のぼる)/ 社会福祉法人NHK厚生文化事業団中部支局長

安藤 昇さんの写真

昭和49年NHK岐阜放送局放送部入局。

名古屋放送局一宮通信部、静岡放送局放送部、名古屋放送局報道部、福井放送局放送部ニュースデスク、営業総局部開発部副部長、営業局営業推進担当部長を経て、平成16年~18年6月NHK八戸支局支局長。その後、現職。

「子育ては、八戸でしたかった」。夏の三社大祭、冬のえんぶりを見学するたびに妻が漏らした言葉です。秋は紅葉、冬は純白な雪、春は新緑、そして夏はお囃子の音。四季がはっきりしている八戸。スポーツや学力のレベルが全国的に高いのは、こうした地域に根差した祭りや自然の恵みなど子育ての環境が整備されているためだと思っています。

大好きな八戸には、55歳(平成16年)から57歳の2年間お世話になりました。まったく初めての土地で、着任当時から毎日新しいものを見つけようと歩きまわり、その結果大勢の人と巡り合い、あちこちの店に顔を出し、美味しいものを食べさせていただきました。八戸ロータリークラブ、五人会、NHK文化センター、みろく横丁屋台村、館鼻岸壁の日曜朝市などを通じて楽しい思い出がたくさん残りました。八戸を去る時、八戸のPRを頼みますねといわれ八戸大使になりました。それから7年間、祭りのたびに知人を連れて八戸に乗り込んでいますが、年々参加者が増えて今年の三社大祭は、3グループ総勢60人ほどが乗り込みました。祭りから帰ると次々に写真が送られてきます。その中で「安藤八戸大使と祭りの旅」という写真と動画のDVDが送られてきました。三社大祭の行列、八食センター、種差海岸、蕪島、八戸港とウミネコなどが映し出されるこのDVDは八戸の観光ビデオになっており、見た人は八戸に行きたいと言い、来年はまた増えそうな雰囲気です。

一方、八戸からもいろいろな人が名古屋を訪れました。小林市長が出席する八戸セミナーでは、地元名古屋の経済人との交流をはじめ、八戸の女性が名古屋テレビ塔で八戸小唄を踊ったり、高齢者福祉施設等で八戸大使の松田隆行さんの津軽三味線と民謡の慰問活動をしたり、八戸のお酒を使ってくださいと飲食店で、何かにつけて八戸のPRをしています。お蔭でNHK名古屋放送センタービルの飲食店にも八戸のお酒が並んでいます。こうした草の根の交流が広がり、ますます八戸のお役にたてればと考えています。

来年1月に、八戸ポータルミュージアムはっちでNHKハート展が開催されます。私が八戸での在任中に、八戸市の職員から熱く要望され、やっと8年がかりで開催されます。なかなかいいイベントです。障がい者の一編の詩と著名人が描いた絵がコラボし、見る人の心をほんわかさせてくれます。八戸市が目指す新しい福祉のきっかけになるといいですね。

友、遠方より来たりて、また楽しからずや。いつでも名古屋に来てください。私も時々八戸に行きますのでよろしく。

(「広報はちのへ」平成24年12月号掲載記事)

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