【八戸特派大使通信】第85回 石橋 祥子
石橋 祥子(いしばし よしこ)/一財 小原流講師
岩手県種市町(現洋野町)生まれ。八戸東高校卒。帝京短大卒。
小原流国際課講師として海外支部でのセミナー・デモンストレーションや都内教室での海外会員の集中レッスン。フラワーコーディネーターとして各種イベント、花の万博、世界蘭展などを幅広く手がけている。東京都在住。
駐日シンガポール大使館専属フラワーコーディネーターも務める。
私のお国自慢の海の幸
港町に心惹かれる。
港町に行き、果てしなく広がる海原や沖行く船をみているとなぜか心が騒ぎ活力が湧いて来る。小さな漁村の港やヨットハーバーのあるリゾート地、どこも活気に溢れている。また、港町の魅力は景色だけではなく海の幸も大きな要素を占める。とりわけ『ブイヤベース』。南仏マルセイユの地元の漁師たちが魚を美味しく食べようと考えられた寄せ鍋である。愛想のよい陽気なウェイターが、南仏の魚介類が満載の重々しい鉄鍋を運んでくるのを見ただけで心満たされ、濃厚なスープを口にしたとたん、この数週間単調な食事しかできなかった不満も一気に解消する。ヨーロッパ支部でのワークショップの後、案内していただいたブリュッセル、クノーク、ニースなどで私に元気を与えてくれ、海の幸豊かな故郷を思い出させてくれる『ブイヤベース』。
「八戸の『ブイヤベース』は、本場フランスよりもっと美味しいに違いない」とお国自慢をするが、実はまだ味わってはいない。いつも、今度こそはと思いながら帰省するのだが季節ものの生の魚介類、せんべい汁などの魅力に負けて短期間の滞在では『ブイヤベース』まで辿り着かない。
でも6月になったらいつでも八戸の『ブイヤベース』が食べられそう!八戸圏域アンテナショップが日比谷にオープンとのこと。日比谷は街路樹や植栽の花々が美しくアレンジされていて好きな街であるし、あの界隈での楽しみがひとつ増える。生徒や友人たちへのお国自慢も、鯖にイカソーメン、いちご煮、『ブイヤベース』と次々と浮かんでくる。
海外メンバーの集中レッスンが再開されて来日したら、まず先に案内しようと、アンテナショップのオープンがとても楽しみなこのごろである。
(アンテナショップはオープンが延期されました。)
(「広報はちのへ」令和2年6月号掲載記事)
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更新日:2020年06月29日