令和2年 仕事始めの式(令和2年1月)

更新日:2021年04月08日

日時 令和2年1月6日 月曜日 午前10時

場所 市庁別館2階 会議室C

あけましておめでとうございます。

職員の皆様においては、年末年始の休暇がカレンダーで考えると最大の日数ということで、十分に休養を取られてご家族の皆様と水入らずの時間を過ごされ、英気を養われたことと思います。

一月というのは暦では一年のスタートですが、我々にとっては年度の仕上げの三ヶ月ということになります。そして来年度に向けた新たな計画を立てる時期にもなります。皆様には気を引き締めていただき、市民の福祉の向上、市政発展のために全力で頑張っていただきたいと思います。

今年を見渡しますと、一番大きな事業は総合保健センターのオープンだと思っております。保健所が移転します。そしてこども支援センターについては、担当の皆さんが全国各地の取り組みを見ていただいて先進的な形で立ち上げていこうということで今準備を進めていただいています。母子保健や学校の子供への対応も含めてワンストップで子供への支援ができる全国的にもモデルとなるような施設になると思っておりますので関係の皆さんの準備をよろしくお願いしたいと思います。それから介護予防センターについては、ここだけが全てを賄うのではなくて、高齢者支援センターと連携を取りながら健康寿命を延ばしていくための先進的な取り組みを始めますので、是非よろしくお願います。また、隣接地に設置いただく休日・夜間診療所や、休日の歯科診療所、夜間の薬局に係る三師会の皆さんとの連携もしっかり取りながら、新しい形の市民の健康づくりを進めていければと思っております。

それともう一つは10月に全国都市問題会議があります。従来は大都市で開催されてきたものでありますが、近年は特色ある取り組みをしているまちで、取り組んでいることを会議のテーマとして全国から市長さん方に集まっていただくものとなっております。元気なまちづくりをどうやるのかというようなことをテーマにしようと今最終調整しております。市長さん方を含めた行政関係者が500人程いらっしゃいますし、市議会議員の先生方を含めると2,000人規模の大きな会議となります。ぜひ八戸を全国にPRしたいと思っていますのでそれに向けた準備をよろしくお願いをします。

私、年末年始の深夜に放送されたテレビドラマ「これは経費で落ちません!」を観ました。「経理」というと何か地味に感じますが、その数字の一つ一つが全体の会社の経営全体に関わって意味を持っているということを本当にうまく描いた番組だったと思っています。私の公務員になって最初の仕事は、経理ではないのですが、似たような県税事務所でひたすら申告書から数字を写しながらバタバタ計算機を叩く仕事でありました。我々の仕事に引き写してみると、様々大変な仕事があり、「地味」という言い方は変ですが、こつこつとやらないとならない仕事が殆どだと思っています。その一つ一つが市全体の発展に役立っているのだという気持ちを改めて持ってほしい、番組を観て、そのような思いを強くしました。

昨年読んだ本で一番自分として感動し、影響受けた本は、佐藤俊樹さんが書いた『社会科学と因果分析』という本です。マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を再解釈したような本で、何が言いたいかというと、我々はこういうことが起こるとこうなると思っていることや、常識的に考えるといろんな物事が移り変わったり、原因と結果がこうなると思っている社会通念的なものが本当にその通りなのか?我々がやっている仕事は政策を打ち立てて事業をやるわけですけれども、本当に結果に結びつくのか相関関係が実際にあるのかということをもう少し見直してみてもいいのではないかということを考えました。人間の体の構成や生物等々、あらゆる原因と結果を考えれば多分キリがない話になるわけですけれども、わかる限りの統計データを持ちながら、これが効果的だということを見極めてくことが必要ではないかということを考えました。

今年一年市民のために一生懸命皆さんと共に頑張りたいと思います。

以上で私からの年頭にあたっての挨拶とさせていただきます。

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