手足口病に注意しましょう

更新日:2023年07月21日

手足口病に注意しましょう

手足口病とは

手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る感染症です。

子ども(特に5歳以下の乳幼児)を中心に、主に夏に流行します。

感染経路

感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)が知られています。

特に、この病気にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。

症状

3~5日の潜伏期の後、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3ミリメートルの水疱性発疹が出ます。

発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどで、高熱が続くことは通常はありません。

数日間のうちに治る病気ですが、まれに、髄膜炎などの合併症が起こる場合があります。

気になる症状のある方は、早めに医療機関を受診しましょう。

感染予防対策

一般的な感染対策は、次のとおりです。

  • アルコール消毒は効きにくいため、流水と石けんで十分に手洗いすること
  • 手洗い後のタオルは共用を避け、ペーパータオルなどの使い捨てのものを使用すること
  • 排泄物を適切に処理すること

特に、保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、職員と子ども達が、しっかりと手洗いすることが大切です。

また、おむつを交換するときには、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしましょう。

(注意)症状が回復した後も、2~4週間の長期にわたり便の中にウイルスが排出されます。また、感染しても発病をしないままウイルスを排泄している場合もあります。日頃からしっかりとした手洗いが大切です。

(注意)手足口病のウイルスはアルコール消毒剤が効きにくいため、おもちゃや食器などの消毒には希釈した塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)が有効です。

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