イベント会場などでの防火対策

更新日:2021年02月09日

平成25年8月15日に京都府福知山市の花火大会会場で、出店に使用する発電機用燃料の火災により多数の死傷者が発生する痛ましい事故がありました。

このような事故を防止するため、ガソリン等の使用・貯蔵・取扱いや火気器具の利用について注意し、事故防止の徹底に努めましょう。

ガソリンの特性

  • 引火点は-40℃程度と低く、極めて引火しやすい。
  • 揮発しやすく、その蒸気は空気より約3~4倍重いので、低所に滞留しやすい。
  • 流動など(容器を激しく揺らすなど)の際に発生した静電気が蓄積しやすい。

防火対策のポイント

防火対策のポイント

防火対策のポイントの画像詳細は以下

  1. 発電機などに燃料を給油するときは必ずエンジンを止める。
  2. 携行缶の保管場所は火の気が無く直射日光の当らない場所にする。
  3. 給油の際は、火気器具から十分距離をとり、こぼれないよう細心の注意を払う。
  4. ガスボンベのゴムホースに劣化がある場合は交換する。
  5. ゴムホース接続部分の緩みやゴムホースを取り外す時のバルブの閉め忘れに注意する。
  6. ガスボンベは容易に転倒しないようにする。
  7. 消火器等を準備する。
  8. 不特定多数の人が集まるイベント等を行う場合は、避難の際の混乱を防ぐため、誘導員を配置する。

ガソリンの保管・運搬について

ガソリンや軽油を入れる容器は消防法令により、材質・容量に制限があります。

また、ガソリンの運搬は、金属製容器(乗用車で運搬する場合は最大容積22リットル)を使用しなければなりません。

ただし、いずれの容器も法令に基づく適正なものでなければなりません。

特に、灯油用ポリ容器にガソリンを入れることは非常に危険ですので行わないでください。

灯油用ポリ容器や樹脂製の灯油用給油ポンプを使用するとガソリン自体が帯電し、ガソリン使用時に蓄積された静電気により火花が発生し、容易に火災に至ることがあり、大変危険です。

左:ガソリンの貯蔵に適した容器の例(金属製容器であることが必要)右:ガソリンの貯蔵に適さない容器の例(樹脂製容器は火災危険性が高い)

参考

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