平成29年度「子ども水質探検隊」調査報告

更新日:2020年01月07日

 子ども水質探検隊は市内の小学生を対象に、新井田川の水などの水質を調査し、生活排水対策の重要性を学習することを目的として、平成7年度より実施しています。

 今年度は8月7日(月曜日)に子ども11名、保護者8名の計19名の参加者とともに実施しました。午前9時に八戸市下水道事務所で結団式を行い、世増ダムへ移動し、施設を見学しました。その後、南郷の水辺の楽校(虚空蔵吊橋)、長舘橋で川の水を採取し、下水道事務所にて持ち帰った川の水(2種類)、米のとぎ汁、みそ汁、参加者が持ち込んだ水のそれぞれの水質を簡易分析しました。

水質調査を終えて

 水質探検では、採取した川の水の水温、pH、透視度、COD(化学的酸素要求量)の各項目を測定しました。その測定結果や学習会の内容を通じて、生活排水によって水が汚れているということを知ることができ、家庭での生活排水対策の重要性を理解する良い機会となったようです。

 参加者たちは「これからは水をなるべく汚さないように使いたいです。」「ダム見学が楽しかった。」と話していました。

川をきれいにするために

 川の水が汚れる要因は何でしょう?

 新井田川では、人口が集中する下流域ほど水質が悪化しています。その水質悪化の要因の一つは、各家庭から出る生活排水と言われています。八戸市においては、下水道整備や合併処理浄化槽の普及により、徐々に改善されてきてはいますが、依然として生活排水が川の水を汚す原因となっています。

 川の汚れは、そこに生息する微生物が汚れを分解することによってきれいになりますが、その能力には限界があります。川をきれいにするためには、私たち一人ひとりが水をなるべく汚さないように使うことが大切です。

緑の木々の間を流れている川の上にかかった橋を渡っている参加者たちの様子の写真

水辺の楽校での調査風景

前方にすくリーンがある室内で並べられた長机に座り前方にいる男性の話しを聞いている参加者たちの写真

学習会の様子

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